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頑固爺の言いたい放題

森羅万象なんでもござれ、面白い話題を拾ってレポートします。

新型コロナ:病床使用率が65%の怪

2021-10-27 17:24:14 | メモ帳
本日、TV朝日の羽鳥慎一モーニングショウにチャネルを合わせたら、「東京の病床使用率は65%(今年9月1日時点)で6406床中4218床だった。病床ひっ迫が改善できなかった理由として、医療従事者の確保が課題だったとした」という案件をテーマにしていた。

この話題は記憶にある。十分確保されていたはずの病床だが、実際には入院できず、自宅療養中に死んだ人もいた、といるショッキングな話だった。コロナ患者のためのベッド数は確保されていたにも関わらず、使用率が65%だった理由は医療従事者が不足していたことだという。この失敗を反省して、今後の改善につなげようという趣旨の話であり、それは結構なことである。

ここで気になるのは、補助金の支出である。病床を確保するためには、厚労省が補助金を支出したはずである。ネットで調べてみると、重症者用の病床には1床1,950万円とある。この確保病床数とは、<補助金を支出して確保できた数>と解釈できるが、実際にはそれが不足していたということであるなら、補助金を受け取った病院は詐欺行為を働いたことになる。

それとも、病床確保数とは、病院が「受け入れ態勢ができました」と申し出た時点で、<病床確保>とカウントされ、補助金の支出は病院が患者を受け入れる時点まで保留されたのか。それなら「病床確保見込み数」であるべきだ。

今日のモーニングショウでは、補助金の支出については論じられなかった。これまでの新聞記事も同様である。

まさか、補助金を受け取った病院が、「これから患者を運び入れますよ」と連絡を受けたら、「駄目です」と断ったということではないと思いたい。この点につき、マスコミは明確に報道すべきだと考える。