頑固爺の言いたい放題

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たまごかけご飯

2015-04-08 16:23:57 | メモ帳

 知人から「九エ門の卵」という鶏卵を頂戴し、さっそく生のままで炊き立てのご飯にのせ、醤油を少々たらしてかきまぜて食した。つまり、たまごかけご飯である。

この卵はスーパーで売られているものとは違う。黄身が黄色というより、紅い。そしてプックリと厚みがあり、黄身にも白身にもコクがある。ラベルを読むと、普通の卵と違うわけは、どうも餌らしい。スーパーが卵を特売商品にしたから、生産者はコストダウンのために餌代をケチり、その結果質の低下を招いた。そのために、以前は10個30円など、とんでもない安値もあったが、最近は1個20円程度が標準になった。

それに対して、押木養鶏場が生産する「九エ門」ブランドの小売価格は1個30円から60円。一般の卵に較べれば確かに高いが、違う食材と割り切ればいいことだし、卵以外の食材と較べれば決して高くはない。

欧米のタルタルステーキやミルクセーキ (milk shake)、韓国のユッケなど、海外諸国でも卵を生で食べることはあるが、卵がサルモネラ菌に汚染されている可能性があり、腹痛の原因になる。

日本ではスキヤキに生卵を使うし、牛丼の店でも生卵を添えて提供することがあるなど、生卵は日本独特の食習慣だ。そして、たまごかけご飯はたまごの美味しさを楽しむ最良の食べ方である。

専用の醤油もあり、たまごかけご飯は静かなブームになっているらしい。ネットで探すと、たまごかけご飯をウリにしている店もある。「たまごんち(家)」(東京、秋葉原)、「食堂かめっち」(岡山県美咲町)など。

こんなシンプルなグルメはほかにはない。日本人でよかった!

 

注 上の写真は http://blog.livedoor.jp/ando_shinsaku/archives/4371533.html から拝借した。