数カ月前から、パソコンの画面にウインドウズ10への切り替えの誘いが表示されるようになった。ウインドウズ10(以下≪10≫)への切り替えは、早かれ晩かれ必要だろうと思うが、今のところウインドウズ7のままで支障がないので、もうしばらくこのままにしておこうと、誘いの画面が現れると毎回それをXで消して、断ってきた。
ところが或る日、画面が真っ暗になり、「≪10≫への更新を実施中。ただ今xx%」という表示が出て、刻々とその数字が変わっていく。なにか操作を間違えて、≪10≫への切り替えを承諾したことになったのか。そんなはずはないのだが。
画面は真っ暗で、スタートボタンも消えているから、電源を切ることもできない。外出するところだったので、とっさにコードをコンセントから引き抜いた。
帰宅して、コードをコンセントに差し込みスタートボタンを押すと、通常の画面が現れたが、言語バー(赤い IME2010のアイコン、≪A≫または≪あ≫と表示されている入力モードのアイコン、≪般≫と書いてある変換モードなどのアイコンが表示されているバー)が画面にないことに気づいた。ためしに、そのままでメール画面とワード画面で入力を試したところ、アルファベットは打てるが、日本語が打てない。しかし、インターネットにはつながっており、検索は可能だ。一体全体、何がおきたんだ!?
コントロールパネルを開けて言語バーの状態を調べると、≪タスクバーに固定≫≪アイコンをタスクバーに表示≫にチェックマークが入っており、正常である。どうしても解決策がみつからず、やむなくお助けマンに来てもらった。
お助けマンはしばらく調べたあと、≪すべてのプログラム≫の下にある≪プログラムとファイルの検索≫にctfmonと入力すると、あら不思議、言語バーが現れて問題解決。
と思いきや、翌日になって画面に≪アップグレードをインストールしますか≫という表示がでて、選択肢は≪今すぐ≫と≪スケジュール≫の二つしかない。やむなく≪スケジュール≫をクリックすると、何月何日というチョイスがいくつかでてきた。予定を決める気はないので、電源をいったん切ってあらためて立ち上げると、また言語バーが消えているではないか。
そこで、お助けマンが教えてくれたマジックワードctfmonを入れたら、言語バーが現れて問題解決。とはいうものの、それからパソコンを立ち上げるたびに、このマジックワードを打ち込まなくてはならない。厄介なことになったものだ。Microsoftはどうしても≪10≫に変えさせたいのだろうが、やり方が強引すぎないか。
当家にはもう一台のパソコンがあるが、そっちでは≪10≫への誘いを断るだけで、ほかの支障は生じていない。ということは、すべてのパソコンに同じトラブルが起きているわけではなさそうだ。皆さんはどうですか。