頑固爺の言いたい放題

森羅万象なんでもござれ、面白い話題を拾ってレポートします。

ソフトボール:13年越しの連覇

2021-07-28 16:22:24 | メモ帳
これまで野球の女性版と侮って、TVのハイライト以外に観たことがないソフトボールの放送を初めてじっくり観た。もちろん、日本対米国の決勝戦である。

同時刻に放送された女子サッカーのチリ―戦の方がより興味があったにもかかわらず、ソフトボールを選んだわけは、次のパリ大会ではソフトボールは採択されず、これが上野選手(ことによると日本チーム)の最後の晴れ舞台になるからである。

そして、相手の米国とは実力が伯仲しているから、緊迫感を楽しむとともに、あわよくば13年越しの連覇の感激を分かち合わせてもらうことである。

野球の女性版と侮っていた爺の浅はかな認識は、試合開始ともに雲散霧消した。両軍の選手たちの気迫あるプレーに驚嘆したのである。

日本が4回と5回にそれぞれ1点ずつ入れて、結果的に2対0で終わった淡淡としたゲームだったが、見どころは随所にあった。

回は覚えていないが、米国選手を3塁において、キャッチャーがピッチャーの投球を後ろに逸らしたときは背筋が凍る瞬間だった。しかし、本塁に突入した走者を間一髪でアウトにした。これが結果オーライで、ピンチを脱することになった。

これも何回だったか分からないが、米国の攻撃、ランナー1・2塁の場面で、打者が3塁方向にライナー性の球を打った。3塁手はボールに手を触れるのが精一杯で空中に逸らしたが、地上に落ちる前に遊撃手がそれを掴み、すぐさま2塁に送球して、飛び出していたランナーと併殺にした。3塁手が触らなかったら、遊撃手はボールを掴めなかっただろう。日本にとってラッキーなプレーだった。

上野投手は6回に一度降板し、若い後藤選手に後を託したが、7回に再登板した。(そんなルールがあるとは知らなかった。)上野選手のソフトボール人生最後の場面だから、マウンド上で終わるように仕組んだ宇津木監督の温情かと思ったら、そうではなかった。読売新聞によれば、上野選手が「後藤が顔面蒼白で投げているのを見て、逆に『自分がやる』と奮い立たせてもらった」という。

それはどうでもいいが、結果的に完封勝ちで、日本のオリンピック連覇となり、めでたし、めでたし。上野選手も本望だろう。この感激は大観衆とともに味合わせてやりたかった。残念である。

さて、このソフトボールを含めて、今やメダルラッシュである。コロナ禍で意気消沈の日本にとって、またとない元気の素となっている。やはり開催してよかった!

選手たちの一層の活躍を期待するとともに、反政府勢力の中止圧力をものともせず開催に踏み切った菅首相の英断に感謝する。


オリンピック開会式雑感

2021-07-25 17:13:20 | メモ帳
開会式の演出統括を務めるはずの小林賢太郎氏が過去の舌禍で解任された。オーケストラに例えるなら、指揮者が突然に消えたようなものかと想像し、これはエライことになったと心配していた。しかし、式典が無事に終わり、まずはヤレヤレである。橋本聖子組織委員長はじめ、関係者はとりあえずはホッとしたことだろう。

もう一つ開会式で心配したことは、だれもいない観客席が画面にどう映るか、だった。ところが、TV画面ではまるで満席のように見えた。技術陣の工夫に称賛を贈る。

▼国立競技場の設計
国立競技場の天井の部分が小判型に空いているのはなぜか。そのわけが開会式の最後になって、やっとわかった。それは、この小判型の空間に沿って光の饗宴が繰り広げられたこと。夜空に伸びた無数の躍動する光線が、建物とともに巨大なオブジェになった。

これで、隈研吾氏による設計のコンセプトが漸く理解できた。

夜空に浮かんだ謎の市松模様
光の饗宴と同時に、競技場の外の中空に市松模様の巨大なエンブレムが浮かんだ。そして、エンブレムを象った物体は、見る間に地球に変化した。

この物体が現れたのは開会式の終わりに近い11時過ぎだったから、新聞原稿の締め切りを過ぎていた。だから、24日の朝刊には間に合わなかったし、25日の朝刊ではタイミングを逸していたためか、爺が講読している読売と産経にはこれに関する説明はなかった。

そうした中、産経に掲載された英紙デイリーミラーの記者の開会式に関するコメントに「ドローンで大会エンブレムを空に表現するなど、芸術的でとても素晴らしかった」とあるのを見つけた。そうか、あれはドローンだったのか。

そこで、<五輪開会式夜空に浮かんだ物体>で検索したら、これは1,800台のドローンを飛ばしたものであることがわかった。誰が思いついたのか知らないが、素晴らしいアイディアである。これにはただの拍手でなく、Standing Ovation(起立しての拍手)を贈る。

▼君が代にケチをつける韓国
選手村に反日の垂れ幕を掲げたり、福島産の食材は食べられないと自前の食材を用意したりと、なにかと気に障ることをする韓国のことだから、開会式にもケチをつけているだろうと、韓国の新聞を覗いたら、次のような記述があった。(赤字)

東京オリンピックの開会式が23日午後、東京国立競技場で開かれた。8時から開幕公演が始まり、VIPが入場した後、国旗掲揚と国歌演奏が続いた。日本のトップ歌手MISIAが華やかな虹色のドレスを着て登場し、君が代を歌った。

君が代は、日王(※天皇のこと)を賛美する内容を盛り込んだ、帝国主義時代の日本の国歌として、1945年の第二次世界大戦敗戦後、廃止された。しかし、1999年に国旗・国歌に関する法律により、国に法制化され、入学式や卒業式などで提唱しなければならなくなった。

旭日昇天旗とともに、日本帝国主義の代表的な象徴として挙げられている君が代を、東京オリンピックの開会式で歌いながら、日本政府と大会組織委員会は、平和と調和の象徴となるべき世界のスポーツフェスティバルに議論の火種をばら撒いたのだ。

「帝国主義の象徴である君が代が響きわたり、議論が起きている」のは、世界中で韓国だけであるが、この記事を読むと、まるで世界中が君が代を非難しているように聞こえる。

おまけに、下線部分にあるように、勝手に歴史を捏造している。君が代が1945年に廃止され、1999年に復活したとすると、1964年の東京オリンピックではどんな国歌を歌ったのか(笑)。

いくら言論の自由とはいえ、これはひどすぎる。一時韓国で、五輪ボイコット論が浮上したが、いつのまにか消えて、“参加はするがケチつけてウップンを晴らす”作戦に切り替えたようだ。

日韓関係を悪化させているのは、韓国の政治家だけではなく、マスコミも同罪である。

他国をネガティヴに紹介する韓国の放送局
韓国は日本だけを目の仇にするのかと思っていたら、そうではなかった。

開会式で次々に登場する各国の選手団をTV画面で紹介するときに、MBCはいくつかの国に関してネガティヴな情報を提供した。例えば、ウクライナにはチェルノブイリの原発事故、ハイチには大統領暗殺、などである。

祭典を報じているのだから、礼儀としてもポジティヴな話題を提供するべきである。韓国に例をとるならは、アイドル歌手の活躍の代わりに、セウォル号沈没を取り上げるようなもの。これにはさすがに韓国内で批判の声があがり、MBCは謝罪したらしい。

1970年代、爺が取引していた韓国企業のトップはみな日本語を話し、同じような倫理観を持っていた。それが、日本語を話さなくなるともに、人間性が下劣になったような感がある。

ところで、日本選手のメダル獲得の朗報が出始めた。今後の日本選手の活躍に期待しよう。









「大東亜戦争は日本が勝った」

2021-07-22 17:00:46 | メモ帳
76年前の日本の敗戦を契機に、アジア諸国が雪崩を打って独立し、その流れはアフリカ諸国に波及した。この有色人種国家の興隆という出来事は、世界史の大きな流れの中における画期的なことである。

かねてより、日本の敗戦をこうした観点から捉える歴史観はないものかと考えていたら、たまたま「大東亜戦争は日本が勝った」(以下、本書)を見つけた。

本書(ヘンリー・S・ストークス著、令和3年6月 ハート出版刊)のタイトルを見た時、“日本人に迎合したのではないか”と想像したが、そうではなかった。この普及版の親本は「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」(2013年祥伝社 英語版タイトル Fallacies in the Allied Nation`s Historical Perception as Observed by a British Journalist)。この親本は当時ベストセラーになったらしいが、爺がこれまで本書の存在を知らなかったことは汗顔の至りである。

内容について語る前に、著者の略歴を紹介する、
1938年英国生まれ、1961年オックスフォード大学卒業後、フィナンシャルタイムズ入社。1964年来日して、フィナンシャルタイムズの東京支局長就任、1978年ニューヨークタイムズ東京支局長就任。
主な著作:「英国人記者が見た世界に比類なき日本文化」(祥伝社)、「連合国戦勝史観の徹底批判」(藤井厳喜共著、自由社)、「戦争犯罪国はアメリカだった」(ハート出版)等

本書序文から引用する。(赤字)

もし日本が大東亜戦争を戦わなかったら、アジアにはいまだに欧米列強の白人が支配する世界が広がっていたかも知れない。そう考えると、大東亜戦争は「侵略戦争」であるかどうかなどいう些末な議論を超えて、もっと大きな世界文明史的な意義が見いだされよう。

つまり、白人列強による世界支配を終焉させ、人種平等の世界の実現へと舵を切らせる偉業を果たしたのが、日本が戦った大東亜戦争だったということだ。

ちなみに、著者が「太平洋戦争」でなく、「大東亜戦争」という用語を使うわけは、先の戦争の主たる舞台がアジアだったから。そして、彼は英国人の立場から、先の戦争により大英帝国が崩壊したことは日本が勝ったことを意味すると主張する。

また、米国が戦争末期に日本の大都市を空爆し、原子爆弾2発の投下で多数の非戦闘員を殺戮したことは国際法違反であり、反則で勝っても勝者とは言えない、とも主張する。

ところで、下線を施した大東亜戦争は「侵略戦争」であるかどうかというどいう些末な議論について補足したい。

この文章には、大東亜戦争は「侵略戦争」だったことをある程度は認めているようなニュアンスが感じられるが、著者は満州国創建も日中戦争も、さらには英米などを相手にした戦争も、「侵略」ではなかったことを本文の中で論理的に解明している。しかし、ここでは長くなるので割愛し、本書でもっとも印象深かった部分だけを簡単にご紹介したい。

それは、日本は人種差別撤廃を主張した最初の国だったこと。第一次世界大戦後の1919年に新たに発足する国際連盟の規約についての議論が行われた際、日本は人種差別の撤廃を規約に加えるよう提案した。出席者16名中、11名の賛同を得たが、米国のウイルソン大統領が「重要案件は全員一致であるべきだ」と主張したために、日本の提案は却下された。

【頑固爺余談】青字
先住民を虐殺して国を造り、奴隷を酷使して富を蓄積した国が、人種差別撤廃など簡単に認めるはずがなかった。それから100年、アメリカは西部劇を作ることをやめた(笑)。人種差別撤廃は人類共通の価値観となったのである。日本は人種差別撤廃を最初に叫んだ国であることを誇りに思うべきである。

さて、お気づきと思うが、ストークス説は半藤一利氏の名著「昭和史」を始めとする自虐史観と真っ向から対立する。「昭和史」を読んだ時、「日本は阿呆な悪者だった」という説明が繰り返し述べられていることにげんなりした記憶があるが、本書を読むと気分が高揚し、“日本人でよかった”と感じる。

自虐史観とストークス史観のどちらが正しいかを論じても無意味であるが、歴史にはいろいろな観点があることは間違いない。

【お知らせ】
勝手ながら、オリンピック開催中は、このブログの更新を週一回にします。悪しからずご了承下さい。


小山田圭吾、辞任の怪

2021-07-20 17:12:49 | メモ帳
五輪開会式で演奏される音楽を作曲するはずの小山田圭吾が過去のイジメを理由に辞任した。この事件は、日本国内のみならず海外メディアも面白おかしく取り上げており、またまた東京五輪にけちがついた形である。

ネットで調べると、小山田某の愚行はいじめどころか、暴行という方が適切であり、五輪精神に反することから、辞任は当然である。しかしながら、この辞任は開会式の数日前という切羽詰まった段階であり、タイミングが合いすぎるのが不自然に感じる。

新聞情報では、小山田某が中学時代のいじめを告白したのは1994~1995年に発行された芸能関係の雑誌のインタビューだというから、26~7年前のことである。その後、まったくこの告白が話題に上らなかったわけではなく、昨日昼に見たニュースショウでは、ネットでは何度か話題になっていたという。

つまり、マスコミは小山田某の愚行について、ある程度気づいていたと思われるが、これについては口を閉ざし、辞任だけを切り取って騒ぎ立てるのは手前勝手すぎないか。

さて、五輪組織委員会が小山田某にこの仕事を委嘱したのは今年の4月である。組織委員会のトップは芸能界の裏事情には疎いとは思うが、彼を推挙した人物は彼の過去の愚行を知っていたのではないだろうか。この人物についても、マスコミは沈黙している。

また、その人物が小山田某の過去の愚行を知っていたかどうかには関係なく、どういう経緯で小山田某は土壇場になって辞任を決意したのか。

突然に二十数年前の告白を想い出し、自責の念に駆られて自主的に辞任を思いつくということはありえない。外部から何らかの働きかけがあったからだと考えるのが自然である。そう考えると、マスコミがこの「外部」については口を閉ざしているのも不自然である。

その「外部」とは、組織委員会を悪者に仕立て上げようとしている誰かなのか、または五輪を貶めることで、政府の失態ということにしたい勢力なのか。“下司の勘繰り” で片づけるには、あまりにも不自然なことが多すぎるのである。






韓国五輪委員会の暗号的反日スローガン

2021-07-18 16:49:35 | メモ帳
今回は、韓国のオリンピック委員会が、五輪選手村の韓国選手宿舎の三階外壁に「反日」的スローガンを書いた横断幕を掲げた件をテーマにする。


横断幕は三階外壁の赤い書体。四階から上の、Xのように見えるものは太極旗。

7月18日の産経新聞の記事を引用する。(赤字)
【ソウル=時吉達也】韓国の大韓体育会(韓国オリンピック委員会)は17日、東京五輪選手村の韓国代表団の宿舎に掲示していた横断幕について、国際オリンピック委員会(IOC)から五輪憲章違反の指摘を受け、撤去したと発表した。横断幕には、韓国で「抗日の英雄」とされる李舜臣将軍の言葉をもじった文言が記載された「反日」掲示物として物議をかもしていた。

問題の横断幕は、13日に開村した選手村内の韓国代表宿舎の外壁に大韓体育会が掲示したもので、韓国語で「臣にはまだ5千万人の応援と支持が残っております」と書かれていた。豊臣秀吉による16世紀末の朝鮮出兵で日本水軍と戦った李舜臣の言葉「今臣戦船尚有十二」(臣にはまだ船が12隻あります)を引用した内容だった。

大韓体育会関係者は韓国メディアに対し「日本で開催される大会だけに、選手らの戦意を高める特別なメッセージを用意した」と説明。政治的意図はないと主張し、「日本側が過度に敏感に受け止めているのではないか」と話していた。

この事件は、17日に朝鮮日報がかなり大きく報道しており、この産経の記事はその朝鮮日報の記事を踏まえたものと思われる。

さて、「臣にはまだ5千万人の応援と支持が残っております」という文章そのものは、すっきりした文体とはいえない。「残っております」という部分が、一般的には何のことだかわからないからである。しかし、最初に「臣には」があることで、韓国人なら誰でも知っているフレーズになる。李舜臣の奮戦が反日教育の重要題材になっているからである。こんな分かりにくい文章でも、韓国人ならだれでも理解できるのである。

考えようでは、機知あふれるスローガンである。しかも、ハングルで書かれているから、対象は韓国人選手たちということになる。だから、オリンピック憲章に違反するか否かは微妙なところだ。もし、この横断幕が他国で開催されるオリンピックで使用されたのなら、まったく問題はなかったはずである(もっとも、他国で開催される五輪なら、このスローガンが使われることはないだろう)。

百歩譲って、日本で開催される五輪でも、韓国人だけが目にする特定の場所に掲げるのであれば、目くじら立てるほどのことではない。ところが、この横断幕は公道に面した建物の三階外壁に掲げられた。いくらハングルで書かれていても、ハングルを読める日本人(在日含む)はいるし、李舜臣のエピソードを知っている日本人はいる。

さらに、数年前の観艦式事件がまだ記憶に新しいということもある。観艦式事件とは、韓国海軍が各国の艦船を招待して観艦式を開催した時、国旗以外の使用を禁じた一件である。言うまでもなく、これは日本の旭日旗を狙い討ちにした措置だった。そして、日本の軍艦は旭日旗を掲げていたから、韓国に寄港しなかった。ところが、その時、韓国の旗艦は李舜臣が使用したと言われる旗を国旗とともに掲げた。このダブルスタンダードが記憶にあるから、李舜臣を引き合いに出すと、反日活動と見做される根拠になる。

朝鮮日報は17日、つぎのように報じた。(赤字)

日本の極右政党「日本国民党」関係者6-7人は16日昼、東京都内の五輪選手村前で旭日旗と拡声器を持って、「韓国の愚かな反日工作は容認できない」「韓国選手団を追い出さなければならない」と主張した。横断幕が国際五輪委員会(IOC)の禁止する「政治行為」に該当するという主張だった。デモは約1時間行われた。あるデモ参加者は聯合ニュースに「韓国選手団は日本から去ってほしい」「それが嫌なら横断幕をすぐに片付けろ。そうしないなら日本国民が直接はがすだろう」と言った。

極右政党のデモは日本では報じられなかったが、韓国では大問題になっていた。こうした中、日本はIOCを経由して大韓体育会に抗議して、横断幕を撤去させた。そして、日本の報道では、交渉結果だけが報じられたというわけである。

【頑固爺の推測】
韓国人には相手が日本だと異常に闘争意識を燃やす習性があることに着目して、大韓体育会は日本人にはわからないような反日スローガンを考案した。しかし、日本の右翼団体がこの暗号的スローガンに気づいて騒ぎ立てた。元々、大した重要案件ではないので、大韓体育会はあっさりと日本の要求に応じた、という流れではないだろうか。

右翼団体の韓国史に関する識見と語学力、そして行動力に敬意を表する。(笑)




文在寅大統領の訪日は実現するか

2021-07-16 14:45:00 | メモ帳
新聞報道によれば7月14日、韓国の韓日議員連盟に所属する国会議員数名が自民党の二階俊博幹事長と会談し、二階氏は「ぜひ、大統領にお越しくださるよう伝えてほしい。歓迎する」と述べ、韓国側は「検討しているところだ」と応じた。

この記事には合点がいかないことがある。そもそも、日韓首脳会談の早期実現を切望していたのは韓国である。しかし、韓国側が「首脳会談では成果があることが求められる」と注文をつけたので、日本政府としてはそう簡単に応じるわけにはいかなくなっていた(このブログの7月8日「文在寅大統領の訪日」参照)。

そこでしびれを切らした韓国は日韓議員連盟の議員が訪日して、二階幹事長に交渉することになった、と言う流れだと解釈する。新聞記事では、日本側が文氏の訪日を要請し、韓国側がその要請を検討する、とういう形になっているが、そんなはずはない。この新聞報道は、文氏のメンツをたてるために、つまり韓国国内用に、脚色したと想像する。

ともあれ、二階氏は菅首相に首脳会談に応じるよう要請したはずである。しかし、今日までのところ、菅首相は沈黙を保っている。

首脳会談ともなれば、それ相応の結果が求められるのは、韓国だけではなく、日本にも言えることである。ところが、慰安婦問題と徴用工問題は日韓基本協定と慰安婦合意で解決済であり、日本側から妥協案を持ち出すことはありえない。竹島問題はなおさらだし、原発処理水問題も同様である。

残る懸案は輸出管理問題である。韓国をホワイト国に戻すことは、他の案件に比べれば、まだ対応しやすいのではないか。

膠着状態になった日韓関係をときほぐす突破口は、この輸出管理問題だと考えるが、果たしてどうなるか。今後の展開に注目したい。









オールスターゲームと五輪の無観客開催

2021-07-14 16:20:34 | メモ帳
MLBのホームラン・ダービーとオールスターゲームが開催されたクーアズ・フィールドは、2日間とも満員の盛況だったが、ソーシャルディスタンスに配慮している様子はまったくなく、マスク姿も皆無だった。

このことに気づいて、原則無観客で五輪を開催する日本と引き較べ、あまりの違いに愕然とした人も多いと思う。

米国ではコロナ感染者・死亡者数が減少傾向にあるとはいえ、まだ日本よりははるかに深刻な状況にあるにもかかわらず、なぜ日本のように、無観客開催が検討されなかったのか。その理由は、ワクチン接種が進み国民に安心感が広がったことと、もともとアメリカ人が楽天的で陽気な気質だからだと思う。そう考えれば多少気が休まるが、外国人はそこまで考えてはくれないだろう。

日本でも、プロ野球などのスポーツイベントは、マスク姿とはいえ、かなりの観客を集めて開催されており、五輪だけが無観客になるのは公平性に欠ける感がある。

ともあれ、五輪の無観客の様子がTVで世界中に放送され、日本の異質性が浮き彫りになるのは、気が重いことである。

さて、無観客開催は、尾身分科会会長が「どうしても五輪を開催したいなら、無観客であるべきだ」と発言したときに、その方向性が定まった。人命優先論には対抗できないからである。

しかし、人命優先論には限界がある。極端な例を挙げれば、車に因る事故をなくすには、車を禁止すればいいが、誰もそれは言い出さない。手近な例では、緊急事態宣言が発出されても、盛り場の人出が減らないのは、人々が感染リスクよりも自分の生活、もしくは「生きがい」を優先するからである。

人命優先論には政治的思惑は関係ないはずだが、現実には野党と朝日・毎日等のリベラル系新聞が五輪中止とか無観客を声高に主張していることを考えると、結局この問題は反政府派の策動ということなのか。

すでに決まった無観客を今さら論じても仕方がないが、残念なのは野球・ソフトボールが開催される福島県が、有観客から無観客に方針を変更したことである。先ほど、ネットで調べたら、福島県の昨日の感染者は僅か9人だった。今後、インド株の跳梁が起きてこれが2倍とか3倍に急増したとしても、大勢には変わりない。サッカーのゲームを開催する宮城県が有観客で実施するのと較べれば、大違いである。

マラソンが開催される札幌は、沿道の観衆をコントロールすることが難しいから、無観客はやむをえない。しかし、感染者が少ない福島県が無観客にするのは、理解できないのである。

福島県の内堀知事がMLBのオールスターゲームを見て、気が変わればいいのだが、無理だろうねぇ(笑)。


ラムザイヤー論文撤回運動の新展開

2021-07-12 15:59:58 | メモ帳
日韓の懸案になっている慰安婦問題に関し、<慰安婦たちは契約に基づいて売春を行った>と論じ、結果的に日本軍による拉致や「性奴隷説」を否定したハーバート大学のラムザイヤー教授に、その論文を撤回させようとする動きがあることについては、去る2月から3月にかけて、このブログで数回論じた。

そうした中、在米韓国系学者たちは論文の撤回を求める署名運動を行っており、署名した学者の中に日本学術会議の連携会員が3人いるという(7月10日、産経新聞)。

学術論文に反論したいなら、そのような学術論文を発表すべきだが、論文の撤回を求める署名運動を行うとは学者としてあるまじき行為である。この韓国系学者たちは、ラ教授に反論する論理的根拠がないために、言論封殺という民主々義社会では許されない方法に頼るしかないのだろう。

ここで理解できないことは、多数の署名が集まったとして、ラ教授の論文を誰が主体になって撤回するのか、とういう点。まさかラ教授が多数の署名にびびって、「恐れいりました。あの論文は撤回します」と言うことを期待しているわけではあるまい。

韓国人がどんな理不尽なことを言っても驚かないが、この産経新聞の記事の問題点は、その署名運動に参加した日本人が3人いるということ。それも識見豊かなはずの日本学術会議の連携会員の学者だというからびっくり仰天である。

産経新聞によれば、この問題を提起したのは保守系民間団体の「国際歴史論戦研究所」で、7月9日の記者会見では、同研究所がこの3人の除名を求める公開質問状を学術会議に送ったことを明らかにした。

産経の記事には、その3名の名前はなかったが、<国際歴史論戦研究所>で検索して得た情報によれば、それは姉歯暁駒沢大教授、松島斉東京大教授、西川伸一明治大教授の面々。同研究所の除名を求める質問状に学術会議がどう回答するか、興味深く見守りたい。回答期限は7月末である。

ところで、今年1月末のラ教授の論文発表は産経新聞だけが報じた。そのために、この論文を巡って韓国で大騒動になり、それが米国に飛び火してCNN放送が報じても、他紙は沈黙を守らざるを得なかったと想像する。

そこまではともかく、今回の「国際歴史論戦研究所」による新聞記者会見には産経だけが出席したのだろうか。日韓の歴史問題については、日本のマスコミは産経以外、消極的であるような印象がある。


伊豆山の位置関係

2021-07-11 10:23:13 | メモ帳
「週刊新潮」7月15日号に掲載されている巻頭グラビアページ「土石流が生んだ惨状」の最初の一枚の写真の説明、「伊豆山から熱海の街と太平洋を見下ろす」には違和感がある。

その違和感について説明するには、伊豆山の位置関係を正しく把握して頂く必要がある。土石流災害が発生した「熱海市伊豆山」とは、熱海市の中心地である「熱海市熱海」の北側に隣接する行政区域を指す。海岸線から伊豆半島の稜線にある伊豆スカイラインまでの斜面全体が「伊豆山」なのである。

そのまた北側は「熱海市泉」で、その先が神奈川県湯河原町になる。写真で言えば、上部が太平洋で、上部の右端にある高層ビルは温泉ホテルの「水葉亭」。そして、その先を右に回ったところが「熱海市熱海」で、熱海の温泉旅館・ホテルの8割ほどがそこにある。

こうした位置関係が分かれば、この写真説明「伊豆山から熱海の街と太平洋を見下ろす」がmisleadingであることがお分かり頂けるだろう。写真の下の部分は標高推定300メートルほどの「伊豆山」の一角であり、ここから見下ろす先(上の部分)も「伊豆山」なのである。伊豆山も熱海市の一角なので、写真説明の<「熱海の街」を見下ろす>という表現は間違いではないが、misleadingである。

一般に、「伊豆山」には“標高が高い地域”という語感があるため、海岸に近い地域は「伊豆山」ではないと思っている人が多い。この写真説明を書いた人もも、その一人ではないだろうか。

いずれにせよ、この「週刊新潮」の曖昧な表現は大したことではない。むしろ、爺が気になることは、土石流発生から1週間以上経過しても、毎日「熱海の土石流」の状況がメディアを賑わしていること。知名度が高い観光地だけに当然だが、観光地としてはマイナスイメージである。

どこの観光地も新型コロナで大きなダメージを蒙っているが、ワクチンが行き渡ったあとのV字回復を期待しているだろう。そこに今回の土石流災害がやってきた。熱海としては泣きっ面に蜂といった感がある。

爺は隣町の住人として、熱海が敬遠されるようなことにならぬよう願うのみである。


文在寅大統領の訪日

2021-07-08 16:01:24 | メモ帳
韓国の文在寅大統領が五輪を機会に訪日するかどうかを考えてみたい。

7月8日の読売新聞の記事を引用する。(赤字)

文氏訪日、成果見込み薄 
韓国大統領府、首脳会談巡り牽制
【ソウル=豊浦潤一】韓国大統領政府関係者は7日、今月23日の五輪開会式に合わせた文在寅大統領の訪日について、韓国報道陣に「日韓首脳会談とその成果が予想されるなら、訪日を検討できる」と述べた。一定の成果を見込めることを条件に訪日するとの考えを示したものだ。・・・韓国政府としては、訪日しても短時間の面談で終わる事態にならぬよう日本を牽制する狙いがあると見られる。・・・このため、日本側は、韓国側が是正策を提示する見通しがない状況下での首脳会談には慎重だ。

この記事には伏線がある。

▼東京五輪の開催が確実になって以来、韓国の新聞に「日本は文大統領を招待すべきだが、まだ招待状が来ていないのは、怪しからん」といった趣旨の記事が度々掲載されていた。

▼産経新聞は7月7日「日韓首脳、初の対面会談へ」という見出しで、文大統領が五輪を機会に訪日し、菅首相と初の対面会談が行われると報じた。

▼ところが、この記事は産経の早トチリで、加藤勝信官房長官と朴洙賢(パクスヒョン)大統領府国民疎通首席秘書官は共にこの報道を否定した。

朴主席秘書官の発言は大略次の通り。(赤字)(拙劣な日本語だが、そのまま引用する)

韓日首脳会談とその成果が予想された場合、訪日問題を検討できる。・・・外交は相手国を尊重する品格が必要になる。・・・日本政府も私たちの立場をよく知っているだろう。 オリンピック開催国である日本政府がそこに返事をくれるのが正しいと思う。・・・日本は世界の秩序の指導国らしく、そんな心得で品格のある外交に臨んでほしい。

こうした経緯があって、冒頭の読売新聞の記事につながるわけである。

さて、朴首席秘書官の発言にはいくつかの問題点がある。

成果が見込めないなら、首脳会談は開催できないのか?
慰安婦や元徴用工などの懸案事項で、近々両国が歩み寄る見込みは薄い。だから、文氏としては、成果が得られる可能性がなくても、とにかく菅首相と面談し、韓国メディアには「残念ながら、首脳会談ではなんら成果が得られなかった。日本が誠意をみせなかったからだ」主張するつもりだったのではなかろうか。この観点で、朴首席秘書官の発言は文氏の行動を制約する結果になったと考える

「相手国を尊重する品格」とは?
朴首席秘書官の発言は「日本政府が文大統領を招待しないのは、品格に欠ける」という意味になるが、その一方で彼は「成果が予想された場合、訪日問題を検討できる」と言っており、この部分は日本に歩み寄りを迫っていると解せられる。

結局、「日本が歩み寄らないのは品格に欠ける行動だ」と言っているのに等しい。さらに、彼は「韓国が歩み寄ることは必要ない」と認識しているのだろうか。これではあまりにも手前勝手な言い分である。

朴首席秘書官の発言のために、日本政府が文大統領に招待状を出すことはかえって難しくなった。

しかし、招待状を出さないことで難癖つけられても困るので、「数々の懸案はさておき、五輪を機会に訪日して、われわれと親交を深めるとともに韓国選手を応援していただけませんか」とでも書いた招待状を送るかね(笑)。


熱海の土石流災害は避けられなかったのか?

2021-07-06 17:35:36 | メモ帳
去る7月3日に土石流災害が発生した熱海の伊豆山地区は、爺の日常生活圏内である。交通が遮断されている135号線は、熱海に行く時にバスで通る道だし、現場の逢初橋*近くには贔屓の焼鳥屋もある。爺にとっては、非常に関心がある事件ということもあり、今回はこの災害を「避けることができなかったのか」という観点から考えてみたい。

(注)逢初橋は二つある。一つはTV画面にでてくる国道135線にかかっているもので、もうひとつ同名の橋が同じ逢初川の上流にある。しかし、ここでは後者を無視する。

本題に入る前に、土石流が発生した逢初川について、説明しておく。

逢初川はこれでも「川」の部類に入るのかと思うくらい幅が狭い。135号線と交わる逢初橋のあたりでは、両岸がコンクリートで補強されている上に、すぐそばまで家が立て込んでいるから、用水路と呼ぶ方が相応しい。

特に、JR東海道線と新幹線の線路の下の部分は、しっかり補強されているから、土石流は二つの線路の下をくぐり抜けた。そして、逢初橋と交わる地点で、土石流は川から勢いよく溢れ出て、家屋を吹っ飛ばして135線にまで張り出した。

さて、あるメディアの記者が熱海市長に「レベル4の避難指示を発出するのが遅かったのではないか」と質問し、斎藤市長は「昨日(2日)の段階でレベル3の<高齢者等避難>を出した時点で、すでに雨はピークを越えることが予想されていた」と答えた。なお、レベル5の<緊急安全確保>が発出されたのは、土石流発生の約30分後である。

市当局は水害を想定していたと思うが、3日の午前10頃には雨足は弱まっていた。爺の携帯にも熱海市の警戒通報が自動で流れたから、よく覚えている。だから、その時点で水害の危険はないと判断したのは正しい。

そもそも、熱海市当局は熱海市全体を対象に警戒レベルを判断していたはずで、伊豆山地区を特に重視する理由はなかった。そして、伊豆山地区も熱海市の市街地もすべて斜面であり、通常は雨量が多くてもたちまち海に流れ込み、洪水になることはない。豪雨であっても、せいぜい側溝から溢れた雨水が道路を勢いよく流れる程度である。

だから水害に関するかぎり、市当局は警戒レベルの判断を誤ったとはいえない。「土石流災害も警戒すべきだった」という議論もあるだろうが、そこまで市当局を責めるのは酷だと思う。

マスコミ情報では、土石流の起点に大量の盛り土があり、それが流れ出したのが土石流発生の原因らしいが、たとえそこに盛り土があることを事前に認識していたとしても、それが土石流発生につながると予想するのは難しい。

要するに、今回の土石流災害は不可抗力だったと考える。

それでも納得いかないことがある。それは、盛り土が行われたのは10年前で、その後も作業は続いているようだが、スローすぎる。まぁ、その内に全貌が明らかになるだろう。

大谷翔平選手のショウマンシップ

2021-07-04 17:06:08 | メモ帳
本日は中国共産党の百周年をテーマにする予定だったが、昨日の大谷翔平選手のプレーに感動したので、急遽テーマを変更する。

このゲームの相手はボルティモア・オリオールズ。エンゼルスは8回までは追う展開だったが、大谷の29、30号連続ホーマーなどで追いつき、9回の裏に7対7の同点だった。

大谷が四球で出塁し、すぐさま二塁に盗塁、次打者の申告敬遠で走者一二塁の場面。四番のウォルシュの中前打で二塁ランナーの大谷は三塁ベースを蹴って、まっしぐらに本塁に突入、足から滑り込んだ。そして、キャッチャーのタッチをかいくぐって、間一髪でセーフ、8対7のサヨナラゲームとなった。

冒頭に“感激した”と述べたわけは、そのあとのシーン。大谷はホームベースのそばの地面に寝転がったまま、手足を空に向かって突き上げた。

「やったぜ!勝ったぜ!」と叫んだのだろう(産経新聞より)。このポーズは、見るだけで頬が緩む。これぞ野球の醍醐味である。

このシーンをTVで見なかった方、またはこの写真を新聞で見なかった方のために、ここにお目にかける次第である。大谷選手のたくまざるショウマンシップに拍手を贈る。




韓国軍慰安婦には目をつぶる韓国政府

2021-07-02 16:53:22 | メモ帳
去る6月24日、韓国日報は朝鮮戦争時代(1950/6/25~1953/7/27)に存在した韓国軍を対象とする韓国人慰安婦が存在したことを報道した。その記事は、「朝鮮戦争当時の韓国軍慰安婦、国家は70年間知らんふりをしている」という見出しで、2002年に韓国人慰安婦に関する論文を発表した金貴玉漢城大教授とのインタビューを中心に構成されている。以下、韓国日報の記事の一部を引用する。(赤字)

金教授は、韓国軍慰安婦が厳然たる国家的犯罪であり、国際的責任も明らかだと強調した。金教授は「国連安保理が2000年に満場一致で採択した<女性、平和、安保に関する決議案>によれば、国家間の戦争であれ内戦であれ、性的暴力の被害者について、国家が真相究明・謝罪・解決することを勧告している」、「韓国は、この決議案に署名した国家であると同時に加害者として、韓国軍慰安婦問題に責任を負わなければならない」と述べた。

韓国軍を相手にする売春婦がいたことは、これまでも何回か韓国で報じられているから、特に目新しい案件ではない。韓国日報が6月24日の記事でこの案件を蒸し返したのは、6月25 日が朝鮮戦争の勃発した日なので、これにタイミングを合わせただけと思われる。

韓国日報の意図がどうであれ、この話題は韓国人を当惑させる。知っていてもそっとしておきたいだろう。被害者の女性たちも、忌まわしい過去を隠しておきたいと思うに違いない。

実際に、金教授はその論文の中で、被害者の女性たちが真実を語ることを拒否したと述べており、それを韓国日報が引用して報じている。(赤字)

女性を戦争で性奴隷に動員した反人倫行為という点では、韓国軍慰安婦は日本軍慰安婦を連想させる。しかし、両者の間には決定的な違いがある。韓国軍慰安婦被害者の中には、被害事実を公に明らかにした人がまだ一人もいない。キム教授も、長い間、問い合わせ続けて2人の被害者に会ったが、彼女らは存在を明らかにするのはおろか、具体的な被害事実表明さえも拒否したという。

金教授は韓国軍慰安婦が厳然たる国家犯罪だとして、国が真相を究明し、人権蹂躙だったことを謝罪すべきだ、と主張している。そして、その主張は朝鮮日報の主張でもある。

こうした中、文大統領や慰安婦支援団体は「慰安婦問題は人類普遍の人権問題だから、いかなる条約や合意にも優先する」と言い張るものの、韓国軍慰安婦については知らん顔を決め込む。

これは明らかなダブルスタンダードであり、日本軍の慰安婦問題は人権問題ではなく、韓国が日本を責めるための道具にすぎないことを物語る。