「朝鮮日報」は本日、次の社説を掲載した。頑固爺の所感はあとに述べるが、まずは本文を読んで頂きたい。ご多忙の方は下線の部分だけで結構。
韓国の不幸を願い、楽しむような安倍首相の言動 ①
安倍首相は昨日(17日)、衆議院で、韓半島(朝鮮半島)有事の際に日本に避難民が流入した場合の対策について質問を受け、「我が国が庇護(ひご)すべきものに当たるか否かのスクリーニング(選別)といった一連の対応を想定している」と答えた②。韓半島の緊張をあおるような質問も答弁もレベルの低い稚拙な言動といわざるを得ない。
日本の一部メディアは、まるで韓半島ですぐに何かが起こるかのように軽はずみな振る舞いをしている ③。一時帰国しながらこっそり戻ってきた日本大使は、韓国国防部(省に相当)長官に面談を要求するというとんでもない行動に出た。これも日本人避難問題を話し合うとの理由だと言われている。手ぶらで韓国に戻ったことに対し日本国内で非難の声が高まるや、わざとこうした無礼な行動で挽回(ばんかい)しようとしたのだろうという話もあるという。
今、韓日間には慰安婦合意に対する韓国国内の反発や少女像問題が存在している。韓国国内に歴史問題を解決し、未来へ向かって前進するのではなく傷をこじらせようとする人々がいるのも事実だ。だが、根本的にはどれも日本が韓国に被害を与えたために起こったことだ。日本は「いつまで反省しなければならないのか」というが、いくら反省してみたところで、安倍首相のような人々がこのようにレベルの低い言動をすれば意味がない。安倍首相の言葉は少女像に対する感情的な腹いせにしか聞こえない④。
韓国の国会で「日本で大地震が発生して韓国に難民が流入した場合」の対策を聞く質問が出て、韓国の公職者が「スクリーニングする」と答弁する光景を想像してみてほしい ⑤。今、一部の日本人の間に反韓感情が広がっているとはいえ、公職者たちがまるで隣国の不幸を願い、楽しむような言動でこれに迎合しようというなら、両国関係の正常化はますます遠ざかるしかない。
頑固爺の所感
① ④ 安倍首相の発言をこれだけ歪曲するのは、筆者の性格がいじけている証拠。とにかく難癖つけたいという根性が見え見えだ。哀れである。
② 避難民の中には、北の工作員やテロリストが紛れこむ可能性がある。入国させないケースはありうるし、当然のことだ。
③ 「危機感を煽っている」には驚き呆れた。韓国では日本より緊張感が薄いらしい。以下は本日の中央日報(韓国の大手新聞の一つ)の社説の一部である。
「4月危機説」は“説”ではなかった。“ファクト(事実)”だった。われわれだけが一生懸命見ないようにしていた。米国は韓半島(朝鮮半島)周辺に空母を移動させて毎日のように大統領が「すべてのオプション」を叫んでいる。中国指導者は衝突を止めさせようとして米国に1時間以上にわたって電話をかける。北朝鮮はこれ見よがしにミサイルを次々と発射した。ところが韓国の外交部はのんきに「危機説には根拠がない」などと言っている。本当にそうだろうか。(以下省略)
今になって、「本当はタイヘンらしい。知らなかった」とは!!
⑤ 日本に地震が発生しても、韓国に避難する人がいるわけない(笑い)。
結局、韓国で反日思想を煽っているのは、メディアだということがわかった。