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一番好きなものは人に知られたくない

弱点になるから
知られなければ壊されない
仲間もできないけど

必ず手に入れたいものは誰にも知られたくない
ってのもそういうことなのかな？



夢中で人を愛してみたいとたまに思うけど
人間はおろか
まんがもアニメも音楽も絵も
人間よりすきだけど
生まれてこのかた何ひとつ
夢中になれたものなんてない
基本的に他人に興味がない
興味をもつのが怖いのかもしれない
幻滅するのが
裏切られるのが
自分は誰かの期待を裏切ってるくせにね
いつも安全圏にいることを確かめながら
何にも夢中になれない自分が大嫌いで失望したけど
もう慣れたというか諦めたというか



ほんとは人と話したい
でも
だれと
なにを

口を開けば
醜い愚痴や自慢ばかりがあふれ出しそうで

おいら怯えてばっかりだね



どうせしねないのなら
穏やかに暮らしたい
愛する能力がなくても
それは可能だろうか

仕事は独身でもできるが
結婚はひとりではできない

今の仕事で
一生食っていけるとは思われない
せいぜい数年後には
またつぶれたりするのがオチだ
手に職もなければ
夢もない
ネカフェ難民が他人事にみえない最近
いよいよ切羽詰ったら実家には帰れるが
それも一時避難
親は老いるし
心配かけてばかりいられない
かくて結婚の二文字が
最低に不純な動機でちらつく

あと数年はだましだまし隠れおたくライフを漫喫し
アレな年齢になってきたら相談所でも行って何とかする

・・・という妄想をなんとなく抱く最近
一番肝心な部分が一番曖昧だ
生活費のためなら
ある程度家事をがんばり相手を立てることもやぶさかではない
まさにそれもひとつの職業だ
それよりも
やっていけそうな相手を見つけ
何とかだまくらかして結婚にこぎつけること
なにより
おいら自身がやっていけそうと思える日が来るのかどうか
それが激しく疑問だ

結婚しなかったとして
親に頼らず
心配もかけず
一人で生きていけるだろうか
それはそれで自信がない
心配かけずというあたりが特に


ほらねー
生きるのめんどくさい
（ほらねじゃねえ）