惠子が、倒れたァ!! くやしい! くそっ!

果たして、この先どうなるのか。そのドキュメント。

ああ、中国は、もの凄い。びっくり。

2012-04-22 13:16:02 | 
桜も終わった。

最近、ネット検索に凝っている。
キーワードは「薄 熙来」(はくきらい、ポーシーライ)。元重慶市書記、県知事ほどの重大な役職にあり、「重慶事件」を引き起こした人物である。
これに関しては日経ビジネスオンラインの遠藤誉さんの記事が、飛び抜けておもしろい。

重慶市公安局長、重慶市副市長・政法委委員を兼務していた「王 立軍」(おうりつぐん、ワンリージュン)が、事もあろうに四川省の米国大使館に保護を求めて駆け込んだという仰天事件に端を発して、中国の次期最高指導者に予定されている「習 近平」(しゅう きんぺい、シー・ジンピン)を軍事クーデターによって引きずり降ろすことを「薄 熙来」が画策していたことが判明した。
さあ、そこから重慶事件の始まり。てんやわんや、上へ下への大騒ぎ。

「薄 熙来」から命をねらわれている恐怖を覚え「王 立軍」は米国大使館に亡命。
その時クーデターの証拠を洗いざらい持って入ったのである。彼が集めた汚職、虐殺、臓器売買、殺人の記録、盗聴記録などの証拠品とともに、いまや共産党本部にとらわれの身である。

痴情のもつれか金銭のトラブルか、イギリス人ニール・ヘイウッド氏殺害の容疑で薄熙来の妻、谷開来(グー・カイライ)逮捕された。
彼女は死刑を逃れるために、夫たちが極秘で企んでいた政権転覆クーデターの謀略を洗いざらい白状したという情報もある。

さらに事件には、中国共産党政治局常務委員の周永康(しゅう えいこう、ヂョウ・ヨンカン)が絡んでいることも判明した。現在、中共ナンバー9位、公安担当のトップという超大物権力者である。

そして、最大の黒幕として、中共トップの胡 錦濤(こきんとう、フージンタオ)国家主席と温家宝(おん かほう、ウェン・チアパオ)首相の怨念のライバルである元中国の最高指導者である江沢民(こう たくみん、チアン・ツォーミン)にドーンと行き当たるのである。登場人物に不足はない。

しかし、どうもこれは中国共産党の体質であり、病と言ったところが本質ではなかろうか。バカは死ななきゃ直らない。もっとも死でも直らない場合もあるけれど…。


チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち

「中華人民共和国始まって以来の最大の政治スキャンダル事件」と遠藤誉さん。
事件の真相と源流を、そして中共の闇の暗部をのぞき見るには、彼女(遠藤誉さんは女性)の書いた「チャイナ・ナイン」をご一読することをおすすめしたい。



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