Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてやっと自由を手にしてから、海外を旅行し、合唱を歌い、オペラやコンサートに通っています。

今日はブロードウェイミュージカル「コーラスライン」来日公演 泣けた

2022-08-14 17:09:00 | ミュージカル
今日はブロードウェイミュージカル「コーラスライン」来日公演でオーチャードホール。
素晴らしかった。泣けてくるほど。

キャシーがハリウッドからブロードウェイに戻ってこのオーディションに応募するに至った失意の日々、コーラスの一員として再スタートしたいというパッションなどを語るとこ。
ザックと別れた時の胸の内を告白しあうとこ、や。
8人の枠を争うダンサーたちが過去の苦悩や熱い思い、希望を語るところが。
その彼らの見ごとな、ダイナミックな踊り。
そしてフィナーレのラインダンス。
ぐっときて、熱いものがこみあげてきた。

初演から47年目のコーラスライン。
大阪勤務だった30歳の頃に来日公演を見た。1985年封切の映画も同じ頃に見た。
でも今日ほど感激はしなかった。
映画のほうはマイケルダグラスが目立ちすぎてたし、アリソン・リードもそんなに魅力的じゃなかった。
来日公演はゲイや黒人の苦悩など暗い舞台だという印象が強かった、気がする。

中学、高校にころミュージカル映画をたくさん見たが、ウエストサイドストーリーの他はシリアスなドラマのミュージカルってなかった。
ぼくが多く見ていたのは「ザッツ・エンタテインメント」に出てくるようなジーンケリー、フレッドアステア、フランクシナトラらが歌って踊る30年代〜50年代に全盛を誇ったミュージカル映画だったから、コーラスラインを受け止め、楽しめる感覚、バックボーンがぼくにはまだなかったんだな。

2000年代にミュージカル映画が復活したいうひとがいる。彼らがその証拠にあげるのは、マンマ・ミーア(2008年)、レミゼラブル(2012年)、ラ・ラ・ラン(2016年)など。
2000年代に復活云々はわからないが、確かににミュージカルは進化してる。

42番街で、ブロードウェイのOne and Only を見たのはいつだろう。28歳ぐらいかな。
そのあとは来日公演をいくつか、旅行したベガスやハワイでいくつか見たぐらいか。
だから今日コーラスラインを見て、ぐっときて、泣けてよかった。
それが嬉しい。

























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