偽造免許証で詐欺疑い12人検挙 匿名・流動型犯罪グループか(福岡NEWSWEB)
偽造した運転免許証で不正にクレジットカードを取得しスマートフォンなどの購入や売却を繰り返したなどとして、20代から30代の12人が福岡県警などに検挙されました。
警察は、離合集散を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」とみて実態解明を進めるとともに免許証による本人確認を悪用し、不正な契約を繰り返す手口で多額の利益を得ていたとみて詳しく調べています。
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福岡県警と愛知県警の合同捜査本部の調べによりますと去年からことしにかけて、偽造した運転免許証や不正に取得したクレジットカードなどを使い、スマートフォンなどを不正に購入したり、他人になりすまして売却したりしたなどとして、詐欺や有印公文書偽造などの疑いが持たれています。
同様の手口で、口座の開設や車のレンタル、それにマンスリーマンションの賃借などさまざまな契約を行っていたとみられていて、スマートフォンなどの転売で得た利益だけでも、少なくとも9500万円に上るということです。
警察は容疑者らを離合集散を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」とみて実態の解明を進めるとともに、免許証の提示による本人確認の仕組みを悪用して不正な契約を繰り返す手口で多額の利益を得ていたとみて、詳しく調べています。
警察は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
警察への取材や裁判資料などによりますと、グループのメンバーは、中学生時代の交友関係や互いの紹介などでつながった知人どうしだということで、警察は、離合集散を繰り返しながら犯罪行為を行う「匿名・流動型犯罪グループ」とみています。
また、グループ内では免許証の偽造などを行う役割を「内勤」、商品を受け取ったり売却したりする役割を「外回り」と呼び分担していたということで、警察は、「内勤」役だった3人の容疑者が主導し、「外回り」役のメンバーは報酬を介して緩やかにつながっていたとみています。
このほか、今回の事件では、不正に取得したクレジットカードなどの受け取りに空き家が使われていて、グループでは悪用できそうな空き家を2府7県におよそ600軒リストアップした上で、秘匿性の高いメッセージアプリでやりとりしていたとみられるということです。
警察のこれまでの捜査で、拠点から押収された偽造免許証はおよそ300人分400枚、不正に取得されたクレジットカードは500枚以上、不正に開設された口座は340以上に上るほか、これらの口座の中には還付金詐欺事件で使われた形跡があるものも含まれ、不正に開設した口座を別の犯罪グループに渡していた可能性もあるということです。
警察はグループの実態解明を進めるとともに、ほかに関わった人物がいないかなどについても調べています。
警察庁のまとめによりますと、運転免許証の保有者は去年の時点でおよそ8200万人に上り、本人かどうかを確認する際に最も広く利用されている書類の1つです。
金融機関での口座開設やクレジットカードの契約、不動産の売買のほか、携帯電話の契約など、本人確認の手続きが法律に基づき義務づけられている契約でも、運転免許証は提示するだけで本人確認を完了することができるとされています。
一方、携帯電話を契約する際の本人確認をめぐっては偽造された書類を使った不正な契約も全国で相次いでいて、不正に入手された携帯電話などが特殊詐欺などの犯罪に悪用されるおそれがあるとして、政府も対策の強化を検討しています。
ことし6月に政府が取りまとめた「詐欺から国民を守るための総合対策」では、オンラインでの契約など「非対面」での本人確認は、原則としてマイナンバーカードに一本化するほか、対面での本人確認でも、免許証そのものの提示ではなく、マイナンバーカードや免許証に埋め込まれたICチップ情報の読み取りを義務づけるなどとされています。
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