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【たけしの教科書に載らない日本人の謎!仏教と怨霊と天皇…なぜホトケ様を拝むのか】

2014年03月16日 18時58分33秒 | 色んな情報

【たけしの教科書に載らない日本人の謎!仏教と怨霊と天皇…なぜホトケ様を拝むのか】

◆日本語の中に隠れた仏教
...
・玄関
 もともと「玄妙な道に入る関門」という意味で、仏門に入るいとぐちを指していた。それが寺の門、特に禅寺の入口に使われるようになり、やがて一般の家の入口もそう呼ぶように。

・ガタピシ
 擬声語ではなく、漢字では「我他彼此」。ものが対立してうまく行かないことを表す言葉だったが、やがて建て付けを表す言葉に。

・ずぼら
 「坊主」の逆さ言葉。江戸時代、戦乱が治まり世の中が安定すると、戒律を守らずお酒を飲んだり女性に手を出すだらしないお坊さんが現れるように。そんな坊主らを人々は「ずぼう等(ずぼうら)」と呼ぶようになり、やがてそれが短く「ずぼら」に変化。

・ごたごた
 あるお坊さんの名前に由来。町民らがややこしい話の代名詞に使った「ごったん和尚」。鎌倉時代に実在した「兀庵普寧(ごったんふねい)」という建長寺の住職。その説教は難解でややこしかった。それでややこしい話を「ごったんごったんしている」と言うようになり、それがやがて「ごたごた」に。

・もっけの幸い
 思いもよらない幸いという意味だが、この「もっけ」とは「もののけ」。古代より日本人は怨霊・もののけを恐れてきた。これらの退治に有効と言われたのが外国から渡ってきた仏教。だから人々は仏教をありがたがった。つまり仏教側からすれば、日本に怨霊やもののけがあったことが幸いして全国に教えを広めることができた、「もののけも幸いだった」ということ。

・果報は寝て待て
 良いことは自然にやってくるという意味でよく使われている。「果報」は仏教用語で、過去の行いの善悪に対して、必ずそれに応じた結果があるという意味の言葉だった。つまり因果応報。だから過去に良いことをすれば良い結果に、悪いことをすれば悪い結果に。本来は「果報は練って待て」ということで、努力なくして良い結果は得られないという意味の言葉。

・挨拶
 師匠と弟子の問答を禅宗では「挨拶」という。挨=押す、拶=迫るという意味がある。挨拶とは本来、押したり迫ったりしながら互いの悟りが深いか浅いかを試すという意味。それが今では日常的に礼を交わす言葉として使われるようになった。

・ごちそう
 漢字で書くと「ご馳走」。走るという意味の言葉が使われている。韋駄天のようなスピードで料理人が新鮮な食料をあちこちから集め、走り回って準備してくれた大変ありがたいものという深い教えが込められている。

・ぜんざい
 名付け親は一休さん。ある日、1番目の弟子が小豆を甘く炊いた物を出すと、一休さんは喜んで食べた。2番目の弟子が焼いた餅を出したところ、これも一休さんは喜んで食べた。そこで3番目の弟子が小豆を甘く炊いた物に焼いた餅を入れて出したところ、一休さんは大絶賛、「善き哉」と叫んだ。この「善き哉」は仏が弟子を賞賛する時に使われる仏教用語。それを一休さんが使ったことで、「善哉(ぜんざい)」という言葉になって食べ物の名前になったとか。

・カルピス
 乳酸菌飲料。1919年発売。カルピスの創業者の三島海雲がその名前を仏教にちなんでつけた。古代インドのサンスクリット語で「最上の味」を意味する「サルピス」という言葉を選び、そこに当時流行していた栄養素の「カルシウム」という言葉を合わせてできた。

・スジャータ
 コーヒーフレッシュクリーム。釈迦が悟りを開く前の修業時代、ミルク粥を差し出したのがスジャータという娘だった。

・Canon(キヤノン)
 社名の由来が仏教に関係。1934年、前身の精機光学研究所は初号機とも言える試作機を完成。この時、観音様のご慈悲にあやかり、世界で最高のカメラを創りたいと、試作機には「観音」という名前が付けられた。その時のマークには千手観音が描かれている。1935年、本格的なカメラの販売を開始。世界で通用するブランドにしようと、英語で聖典・規範・標準という意味を持ち、なおかつ発音が観音に似ているキヤノンに変更された。

・天才バカボンのキャラクター
 「バカボン」の由来は、連載第1回の表紙で「バカなボンボン」のことだと書かれているが、他の説も存在する。1つめの説は英語のバガボンド(Vagabond=放浪者)、もう1つの説はお釈迦様。その説によれば、バカボンを漢字で書くと「薄伽梵」で、お釈迦様の尊称。
 さらに「これでいいのだ」という決まり台詞は釈迦の悟りの境地を示している?
 赤塚不二夫氏の事務所に聞くと、「そういった説があるのは知っているが、公式にそういった設定があるということはありません。赤塚がそういった考えの上でタイトルを決めたりキャラクターを描いたということも聞いていません」。
 ところが、バカボン=お釈迦様説を裏付ける新たな材料が。それはレレレのおじさん。モデルとなった仏像があると。それは周利槃特尊者(しゅりはんどくそんじゃ)。お釈迦様の弟子の一人で、自分の名前が覚えられないほど頭の良くなかった人で、お釈迦様からほうきを渡されて、一生懸命掃除しなさいと言われたと。
 レレレのおじさんは連載当初はほうきを持ってなかった。何がきっかけで赤塚氏はほうきを持たせたのか?
 周利槃特尊者はある時、ついに仏様の教えが分かった。掃除をしているのは実は自分の心の塵を払っているのだと。掃除によって悟りの境地に至った。レレレのおじさんのモデルなのか?その写真がこれ。
 島根県の一畑寺にある周利槃特尊者の像。が、手には「ほうき」ではなく「はたき」!?
 赤塚事務所のコメントは「読んでいただいた方に好きなように解釈をしていただくのもひとつの楽しみ方」。

・他に「ふとん」「楊枝」「帽子」「知事」「大袈裟」「しゃかりき」「上品・下品」「ウロウロする」なども仏教由来。ウロウロの漢字は「有漏有漏」。「漏」は煩悩のこと。


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