●時雨
・じう 【時雨】
(1)ちょうどよい時に降る雨。
(2)しぐれ。
» (成句)時雨の化
・しぐれ 【《時雨》】
(1)初冬の頃、一時、風が強まり、急にぱらぱらと降ってはやみ、数時間で通り過ぎてゆく雨。冬の季節風が吹き始めたときの、寒冷前線がもたらす驟雨(しゆうう)。村時雨・小夜(さよ)時雨・夕時雨・涙の時雨などの言い方がある。
「―が通り過ぎる」「―する稲葉の山のもみぢばは/沙石 5」
[季]冬。《いそがしや沖の―の真帆片帆/去来》
(2)「時雨煮」の略。
(3)涙を落として泣くさまにたとえていう。
「野山の気色、まして、袖の―をもよほしがちに/源氏(椎本)」
・時雨 季語・季題辞典
読み方:シグレ
秋冬のころに陰晴定めなく降る雨
季節 冬
分類 天文
・時雨(しぐれ、じう)http://p.tl/M2zD
主に秋から冬にかけて起こる、一時的に降ったり止んだりする雨や雪である。
時雨が降る天候に変わることを時雨れる(しぐれる)ともいう。
「時雨」は漢語としては元来、「ほどよいときに降る雨」を意味し、転じて教化を比喩する。
・蝉時雨(せみしぐれ)http://p.tl/5027
・多くのセミが一斉に鳴きたてる声を時雨の降る音に見立てた語。夏の季語。
・蝉しぐれ - 藤沢周平の時代小説。
・蝉時雨 (ロックバンド) - 日本のロックバンド。
・蝉時雨 (五木ひろしの曲) - 五木ひろしのシングル。
・グレープの楽曲。
・季語(きご)http://p.tl/48kC
連歌、俳諧、俳句において用いられる特定の季節を表す言葉を言う。
「雪」(冬)、「月」(秋)、「花」(春)などのもの。
流派、結社によっては、題詠の題としたり、一句の主題となっている言葉を「季題」(きだい)と言い、単に季節を表すだけの「季語」と区別することもあるが、両者の境は曖昧であり互いを同義に用いることも多い(詳細は後述)。
「季語」「季題」いずれも近代以降に成立した言い方であり、古くは「季の詞(きのことば)」「季の題」「四季の詞」あるいは単に「季(き)」「季節」などと呼ばれた。
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