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「神様のないた日」

2014年04月16日 09時16分19秒 | 色んな情報

「神様のないた日」
作:はしもと みお .
アップロード日: 2011/04/06
朗読:原 きよ
INTERNET RADIO STATION Kizzna 東日本大震災復興支援サイト
紲~Words fof Hope ~ 朗読プログラム「ことばのひかり」

猫とミノムシの話の絵本です。

不覚にも胸が詰まってしまい、良い歳をして、この絵本を思わず購入してしまいました(笑)。読み聞かせる子供はおりません(^^;

...生き物にはそれ相応の寿命というものがあります。人間なら100年、犬なら10年、猫なら15年とか。ミノムシの寿命は分かりませんが、ミノムシが蛾になるまでが寿命と言うわけではありませんが、いずれにしろ、猫の寿命よりも相当短いものです。

短い命が物悲しいかと言うと、そんなことはありません。生き物が生命を得てから世を徘徊し、老化して朽ちるまでの長さと言うのは遺伝子で決まっており、生き物は何も考えることなくその長さを受け入れています。

人間のように強欲になれば、少しでも長く生きたいと思うかもしれませんが、老化し身体が動かなくなれば、本来は自分はいつ死んでもいいという風に悟るものです。

この絵本の話のテーマは、生き物によって違う、生命の長さの不合理さと、残された者の心に吹く物悲しさであり、読む者の心を響かせようとしています。生命を慈しむという意味での物悲しさです。

しかし、先に書いたように、生き物の生命の長さも、成長のスピードも遺伝子で決まっています。その生き物が真っ当に人生を歩んだのならば、実に喜ばしいことじゃなければいけないはずです。

僕が子供の頃は、飼っていた犬や猫が死んでも、交通事故や病気でなければ、悲しむことなどありませんでした。微笑みながら、あの世に送ってあげたものです。

それが、現代ではペットが10年以上生きてから亡くなっても、ペットロスになる方が多いようです。それは他の生き物の生命というものを理解していないからです。亡くなったペットは、寿命を全うしたのだから、本来喜ばなくてはならないと思います。

成長スピードを狂わせて作物を育てる農業も、ある意味、生き物の生命というものを理解していないからです。もちろん、偉そうなこと言っても、花が咲く前に食べてしまうのだから自然栽培とて同じこと、と思われるかもしれませんが、少なくとも、自家採種するということは、生命を尊ぶ行為だと僕は思います。

とはいえ、命とは何か?生命の長さの意味は?そういう事考えるには、とてもためになる本でした(^^;

※動画バージョンです。時間がある方はどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=GF3HD7ywMk4


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