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縄文人の反乱 日本を大事に

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●月見(つきみ)●名月(めいげつ)

2012年09月30日 20時27分10秒 | 色んな情報
●月見(つきみ)●名月(めいげつ)
★月見(つきみ) [ 日本大百科全書(小学館) ] .  ウィキペディア   http://p.tl/VMLD
月を眺め賞することであるが、一般には八月十五夜、九月十三夜の月を祀(まつ)ることをいう。岩手県、熊本県では正月の十五夜を月見とする所もある。
月見には、月見団子と、その年収穫したいも(サトイモ、サツマイモ)やクリなどの畑作物を供え、ススキを飾る所が多い。八月十五夜を芋名月、九月十三夜を豆名月ともいい、8月の月見をすれば、9月の月見もかならずするものだという所がある。どちらか一方のみをすることを、片月見といって忌み、東京などでは片月見は災いがくるといって忌んでいた。福岡県の海岸地方では九月十三夜を女名月といい、この日は女が幅を利かす日だと伝えている。これは、中国で八月十五夜を中秋節といって、女の祭りとされているのと関連するのかもしれない。中国でも月餅(げっぺい)やスイカ、ナシ、カキなどの丸い果実を月に供えているが、日本の月見の供物も同様である。
長野県には、小麦の月見ということばがあり、八月十五夜の晩、天気がよければ小麦が豊作、あるいは稲の中手がよいとも伝えている。小麦の名月は、佐渡では6月15日の満月で、この夜、小麦の団子を供えるという。
月見の供物は、どこの家のものでもとってよいという地方は多い。東京近郊でも子供にとられると縁起がよいと伝えている。長野県では襷(たすき)一杯だけは、供物だけでなく、畑作物でもこの夜はとってよいという。襷一杯とは、襷で結ぶことのできる量ということである。大阪などでは前掛け一杯のものならよいと伝えている。これだけは公然と盗んでもよいというわけである。今日ではこの行為は、教育上よくないといって学校で禁じているが、本来は、盗みは、この夜訪れてくる神に盗まれること、すなわち神に受納されたと理解し、盗まれることを喜んでいたのである。
十五夜の月の光によって1年の運を占う風(ふう)もある。沖縄では、八月十五夜にフチャギという小豆(あずき)を表面につけた餅(もち)をつくり、集落全体が見渡せる小高い所に登り、月に照らし出された家々を眺める。栄える家は暗く沈み、厄(やく)のある家は、家の中まで明るく見えるという。岩手県、熊本県、岐阜県などでも、正月十五夜の晩、月の光に映し出された自分の影を見て、1年の運を卜(ぼく)する風があった。影に首のない者は、その年のうちに死ぬというのである。1年の占いをすることは、この夜が年の境であったことを示すもので、八月十五夜の月見も、年越しの一つの習俗だったのである。 [ 執筆者:鎌田久子 ]
月見(つきみ)とは、月、主に満月を眺めて楽しむこと。観月(かんげつ)とも称する。
形から、鶏卵の黄身を満月に例えた料理も月見という。
★十三夜(じゅうさんや) [ 日本大百科全書(小学館) ]
.陰暦9月13日夜のこと。この日に月見をする慣習があり、8月15日夜の芋(いも)名月に対して豆名月といい、後(あと)の月見ともいう。醍醐(だいご)天皇の延喜(えんぎ)19年(919)に、清涼殿で月見の宴を催されたのが九月十三夜の始めといわれている。『中右記(ちゅうゆうき)』保延(ほうえん)元年(1135)9月13日の条に、明月の宴が催されたことが記録されている。福岡県糟屋(かすや)郡では九月十三夜を女名月といって、この日女が幅をきかすという。長野県北安曇(きたあずみ)郡ではこの夜を小麦の月見といって、この日の天気がよければ小麦が豊作だという。『徒然草(つれづれぐさ)』には、8月15日と9月13日は、二十八宿のうち婁宿(ろうしゅく)という日で、この宿は清明なので月を翫味(がんみ)するのによい夜とある。八月十五夜と同じく、九月十三夜も果実類を無断でとってもよいという。 [ 執筆者:大藤時彦 ]
★月見に関連した作品   http://p.tl/qghi
★十五夜(じゅうごや) [ 日本大百科全書(小学館) ] .
陰暦の毎月15日の満月の夜のことであるが、通例は陰暦8月15日の夜をいう。この夜、月見をしたり、綱引、相撲(すもう)などを行い、年占(としうら)的行事が多い。月の満ち欠けを基準とする太陰暦では、満月はもっともわかりやすい目印であり、生活の折り目のよりどころとなっていた。1月15日の小正月(こしょうがつ)、2月15日の祈念祭、3月15日の梅若ごと、4月15日ごろの神社の春の例大祭、6月15日ごろの祇園会(ぎおんえ)、7月15日の盆、8月15日の月見、11月15日の霜月(しもつき)祭など、1年を通じて月々の満月を目印として祭りを行う例は多い。東北地方には1月の十五夜に、月の光による自分の影を見て1年の吉凶を占う習俗があるが、同じようなことを南西諸島では8月の十五夜に行っている。十五夜がひと月ごとの境であったり、年の境として意識されたことは、祖霊を祀(まつ)ったり、年占をすることからもうかがえることである。 [ 執筆者:鎌田久子 ]
★十五夜(じゅうごや)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 十五夜とは、陰暦15日の満月の夜。特に、陰暦8月15日の夜をいう。仲秋。芋名月。
【十五夜の語源・由来】
月の満ち欠けを基準とした太陰暦では、陰暦15日の夜は満月になるため特別の夜とされ、1月15日の小正月、2月15日の祈念祭など一年を通じて満月の日に祭りを行う例が見られる。
特に、陰暦8月15日の夜は「仲秋の名月」と呼び、月見に最適とされ、酒宴を催し、詩歌を詠む習わしがあった。
民間では、月見団子・里芋・豆・栗・柿などを供えたり、ススキや秋の草花を飾って月を祭られた。
十五夜を「芋名月」と呼ぶのは、この時期に収穫される里芋を供えるためで、月見団子はその芋の代わりといわれる。
★十六夜(いざよい)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 十六夜とは、陰暦16日。また、その夜。陰暦8月16日の夜。また、その夜の月。じゅうろくや。
【十六夜の語源・由来】
いざよいは、「ためらう」「躊躇する」意味の動詞「いざよう」の連用形が名詞化した語。
陰暦16日の月の出は、15日の満月の月に比べてやや遅いところから、月がためらっていると見立てたものである。
「いざよう」は上代には「いさよう」と清音で、「十六夜」も上代には「いさよい」と清音であった。
★長月(ながつき)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 長月とは、陰暦で九月のこと。
【長月の語源・由来】
語源は諸説あり、新暦の十月上旬から十一月の上旬にあたり、夜がだんだん長くなる「夜長月(よながつき)」の略とする説。
その他、雨が多く降る時季であるため、「長雨月(ながめつき)」からとする説。
「稲刈月(いなかりづき)」「稲熟月(いなあがりつき)」「穂長月(ほながづき)」の約や、稲を刈り収める時期のため、「長」は稲が毎年実ることを祝う意味からといった説。
「名残月(なこりのつき)」が転じたとする説などがある。
この中でも「夜長月」の略とする説とする説は、中古より広く信じられている説で最も有力とされている。

★【特集】月を見よう(2012年)http://p.tl/0zjF   アストロアーツ
★中秋の名月 -つるちゃんのプラネタリウム   http://p.tl/JgKz
★お月見のはなし   http://p.tl/reAL
4.「中秋」か、「仲秋」か? 「中秋の名月」か「仲秋の名月」か?。この二つの書き方は よく混同されているようですが、「中秋」と「仲秋」それぞれにちゃんと意味があります。 ではどっちがいいのか?
★名月峠(めいげつとうげ) http://p.tl/oJUX
大阪府豊能郡能勢町にある峠。標高約270m。

★お月見(仲秋の名月) ご贈答マナー辞典
★MEMO
太陰暦(旧暦)では7月を初秋・8月を仲秋(又は中秋)・9月を晩秋といい、8月15日の満月を十五夜といって、1年中で一番美しく見える月であることから「中秋の名月」と呼んで、お供え物をして月を鑑賞(お月見)する習しがある。
お供え物には月見団子や秋の果物・野菜とともに秋の七草をお供えする。月見団子は里芋の形にするが、その理由は8月は芋名月といわれることから元々は団子ではなく里芋を供えていたことの名残である。
<秋の七草>
・萩(はぎ)
・尾花(すすき)
・葛(くず)
・撫子(なでしこ)
・女郎花(おみなえし)
・藤袴(ふじばかま)
・朝貌(ききょう)

★名月・秋を楽しむ   http://p.tl/zsL5
★名月や池をめぐりて夜もすがら   http://p.tl/Igba

●「ずいずいずっころばし」   童謡と口承伝播

2012年09月30日 12時57分48秒 | 色んな情報
●「ずいずいずっころばし」   童謡と口承伝播
★「ずいずいずっころばし」   http://p.tl/9eS8
古くから日本に伝わる童謡。遊び歌として知られ、その遊戯をもいう。「お茶壺道中」についての唄だと言われているほか、不純異性交遊を表す戯歌とも言われている。
NHKの『みんなのうた』でも放送された。
★宇治採茶使(うじさいちゃし) http://p.tl/vF0H
京都府宇治市の名産品である宇治茶を徳川将軍家に献上するための茶壷を運ぶ行列のこと。俗に御茶壷道中という。

★ずいずいずっころばしの歌詞は? http://p.tl/QFEV
★ゲに恐ろしき、お茶壷道中    http://p.tl/0JPU
★日本のお茶の歴史-2「御茶壷道中」http://p.tl/BllR
★ずいずいずっころばし“とお茶壷道中、そして日野 http://p.tl/FVja
★大名も道を譲るお茶の行列 お茶壷道中(都留市) http://p.tl/5f_5   http://p.tl/c-Nv
★ずいずいずっころばし、ごまみそずい、の歌の意味を教えて下さい     http://p.tl/qR-w
★ずいずいずっころばしの本当の意味は  森竹 高裕      http://p.tl/9EP5

★ずいずいずっころばし(ずいずいずっころばし) [ 日本大百科全書(小学館) ] .
子供の遊びの一つ。いまでは、鬼ごっこなどで他のものをつかまえる役である鬼を決める際には、おおかた「じゃんけん」で決めるが、昔は鬼きめのことばというのがあって、ずいずいずっころばしもその一つである。みんなが両手の握りこぶしを出していると、円陣の中に入った鬼が「ずいずいずっころばしごまみそずい、茶壺(ちゃつぼ)におわれてとっぴんしゃん、ぬけたらどんどこせ、俵のネズミが米食ってちゅう、ちゅうちゅうちゅう、おっとさんがよんでもおっかさんがよんでも行きっこなあしよ、井戸のまわりでお茶碗(ちゃわん)かいたのだあれ」と歌いながら一つずつ数えていき、唱え言の最後に当たった者が鬼に決まるという方法もあった。
唱え言の詞(ことば)は、地方によってすこしずつの差はあるが、「ずいずいずっころばし」は江戸時代から用いられていたらしい。 [ 執筆者:高野 修 ]

★おちゃらかほい&ずいずいずっころばしの遊び方   http://p.tl/suhK
★ずいずいずっころばしの歌詞は?     http://p.tl/QFEV
★最後の御茶壺道中 - 歴史~とはずがたり~   http://p.tl/2GFY
★ずいずいずっころばしごまみそずい    http://p.tl/AM5F
★第52回 『ずいずいずっころばし』     http://p.tl/bUeu
★ずいずいずっころばし     http://p.tl/ieIC
<わらべうた>というのは子供の遊び歌である場合が多いですが、「かごめかごめ」「あんたがたどこさ」「はないちもんめ」など子供のものというには歌詞が難しく、そのため、元の意味、裏に潜む物語、隠し言葉、権力に対する揶揄など、色々類推(邪推?)した結果が発表されているようです。

★童謡と口承伝播      http://p.tl/mht5

●せんす●センス●扇子

2012年09月30日 11時59分45秒 | 色んな情報
●せんす●センス●扇子
★センス【sense】
1 物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的な―がある」「―のよくない服装」「バッティング―」
2 判断力。思慮。良識。「社会人としての―を問われる」
★せん‐す【扇子】
おうぎ。《季 夏》
★センスとは (センスとは) [単語記事] - ニコニコ大百科   http://p.tl/aOgG
センスとは、ラテン語の「sentīre」という単語が語源になっていてこれは、「感じる」を意味 する。 英単語 ... 服選びのセンスがある」と言えば「良い服を選ぶ能力がある」「他人には ない服選びの才能」「上手に服を選ぶことができる」のような雰囲気で使われる。

★おりがみ・せんす   http://p.tl/TcVa
★うちわ・せんす - ELECOM http://p.tl/RpJO
★扇子 - Wikipedia   http://p.tl/KlIa
 扇子(せんす)とは、うちわと同じく自分の手で風を送るのに用いる道具。ただし古くは扇( おうぎ)と呼ぶのが普通であった。「おうぎ」という言葉は「あふぐ」(扇ぐ)の派生形の「 あふぎ」であるが、日本語の変化により関連がわかりにくくなった。
このようにうちわは文明発祥時から存在するが、木の薄板を重ねたり、また紙を折りたたんで製作する扇は日本で発明されたものである。

★檜扇(ひおうぎ/桧扇の表記も)http://p.tl/MAvG
宮中で用いられた木製の扇のこと。女性の用いるものは特に袙扇(あこめおうぎ)とも呼ぶ。
紙製の扇子(蝙蝠/かはほり)はここから派生し、檜扇を略したものとして普段使いに使われた。
★檜扇の作法         http://p.tl/VUoX
★種類            http://p.tl/kKzL
★用途            http://p.tl/ADJE
★末広がり (狂言)      http://p.tl/fTt2
 末広がり(すえひろがり)は狂言の演目のひとつ。脇狂言を代表する祝言曲目で、傘を末広がりとして売りつける詐欺師と、それに騙される太郎冠者のやり取りを演じる。末広がり(末広)とは本来銀杏の葉のような扇(中啓)を指す。
★うちわ(団扇)      http://p.tl/n8gz
手で扇いで風を起こす道具の一種。
一般的には扇部と手でそれを支持するための柄を備えるが、柄がなく扇部の端のくりぬいた部分に指を入れて用いる穴開きうちわもある。絵柄や文様にも様々な種類があり、広告を入れたものなどは販促品として用いられる。
★ハリセン(張り扇)    http://p.tl/v_5s
ドタバタ喜劇やドツキ漫才などで用いられる小道具のひとつ。チャンバラトリオの南方英二が考案した。

★扇状地(せんじょうち、英: alluvial fan)http://p.tl/MmnJ
河川が山地から平野や盆地に移る所などに見られる、土砂などが山側を頂点として扇状に堆積した地形のこと。扇子の形と似ていることからこの名がある。扇状地の頂点を扇頂、末端を扇端、中央部を扇央という。
複数の河川が複合してできた扇状地を合流扇状地(confluent fan)、形成期が異なる扇状地が重なり合いできたものを合成扇状地(composite fan)という。また、海底にも扇状地は存在し、そのような扇状地を海底扇状地という。なお、以上のような流水があることが主な成因となっている扇状地の他に、火山活動が主な成因となっている扇状地も存在する。

★リピタ(ギリシア語: ριπιδιον, ロシア語: Рипида)http://p.tl/l1LF
正教会の奉神礼において用いられる扇状の祭具。ロシア語からそのまま転写すれば「リピーダ」が近いが、日本正教会では慣用的に「リピタ」と転写されている[1]。明治時代の文献においては「聖扇」との表記が見られるが[2]、こんにちの日本正教会ではこの語はほとんど用いられない。

●ますらお【猛男/猛夫/丈夫/益荒男】

2012年09月30日 11時22分02秒 | 色んな情報
●ますらお【猛男/猛夫/丈夫/益荒男】
★じょう‐ふ【丈夫】
《「じょうぶ」とも。中国の周の制度で1丈(約2メートル)を男子の身長としたところから》りっぱな男。ますらお。「堂々たる―」「偉―」
★じょう‐ぶ【丈夫】
[形動][文][ナリ] 1 健康に恵まれているさま。達者。「―で、病気ひとつしたことがない」「からだが―な子」 2 物が、しっかりしていて壊れにくいさま。「―なひも」「値段の割に―な靴」 3 確...
★たけ‐お【猛男/猛夫/丈夫】
強く勇ましい男。たくましく強い男。ますらたけお。ますらお。「近藤勇、土方歳三等の―を取しずめ」〈蘆花・黒潮〉
★ますら‐お【益荒男/丈夫】
1 りっぱな男。勇気のある強い男。ますらたけお。ますらおのこ。⇔手弱女(たおやめ)。「屈せずして待つが―の事なりと言う」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 武人。兵士。「大伴(おほとも)の氏と名に負へる―...
★ますらお‐の【益荒男の/丈夫の】
[枕]ますらおが常に手結(たゆい)をつける意から、「たゆひ」にかかる。「―手結(たゆひ)が浦に海人娘子(あまをとめ)」〈万・三六六〉
★ますらお‐ぶり【益荒男振り/丈夫風】
男性的でおおらかな歌風。賀茂真淵(かものまぶち)らの歌人たちが和歌の理想と考え、万葉集の歌の中にこれが見いだされると説いたもの。古今集以後の「たおやめぶり」に対していう。

★ますらお、マスラオ (曖昧さ回避)   http://p.tl/XG3J
・益荒雄 - 元大相撲力士。
・ますらお ―秘本義経記―  http://p.tl/i8XV - 北崎拓の漫画。
・ますらお  http://p.tl/2SVa (斎藤けいのの漫画) - 斎藤けいのの漫画。
・マスラオ - 漫画『LAMPO-THE HYPERSONIC BOY-』の登場ロボット。名前の由来は益荒雄から。
・GNX-U02X マスラオ - テレビアニメ『機動戦士ガンダム00』の登場モビルスーツ。漢字表記は「磨修羅生」。
・マスラオ - テレビアニメ『機巧奇傳ヒヲウ戦記』『天保異聞 妖奇士』の登場人物。

★『日本人と日本文化』 http://p.tl/XiPH  *:「ますらおぶり」と「たおやめぶり」

★『にひまなび』    http://p.tl/nlLl
賀茂真淵が国学・歌論について記した書。全1巻。新学とも表記される。
1765年(明和2年)に成立したが、刊行は没後の1800年(寛政12年)のことである。和歌を「国ぶり」のあらわれとし、和歌の研究と古代の研究を表裏一体として捉える立場から、『万葉集』の「ますらおぶり」と『古今和歌集』の「たおやめぶり」を比較し、更に『古事記』や『日本書紀』、『続日本紀』宣命や『延喜式』祝詞、令律を読む必要性を説き、更に柿本人麻呂・山部赤人・源実朝の和歌についても論じるなど、真淵の国学や歌論・古道に対する基本的な考え方が示されている。刊行後、香川景樹が『新学異見』を出して批判するなど、同書を巡って賛否が繰り広げられた。

★大和魂(やまとだましい)http://p.tl/4CDe
大まかには、外国と比して日本流であると考えられる能力・知恵・精神などを指す用語・概念。時代によって意味は異なる。
平安時代中期ごろから「才」「漢才」と対比的に使われはじめ、諸内容を包含するきわめてひろい概念であった。江戸時代中期以降の国学の流れのなかで、「漢意(からごころ)」と対比されることが多くなり、「日本古来から伝統的に伝わる固有の精神」という観念が付与されていった。明治時代以降、ナショナリズムや民族主義の興隆とともに過剰な意味が付与されるようになり、第二次世界大戦期には軍国主義的な色彩を強く帯び、現状を打破し突撃精神を鼓舞する意味で使われることが主となった。日本の敗戦後は、日本の文化・思想界の主流から追いやられている。

★日本人論(にほんじんろん)http://p.tl/VsOx
日本人について論じる論、著作、報告のこと。
日本人論の起源としては古くは安土桃山時代や江戸時代の宣教師の母国への報告書や、海難・漂流体験からロシアやカナダなどを見る経験を得た日本人漁師や船頭の経験譚が挙げられる。幕末から明治にかけては日本からの海外視察団による報告や、来日外国人による文化人類学的な観察記録やエッセイなどに日本人論を見ることができる。

★漢意(からごころ、唐心の意)http://p.tl/HFKj
本居宣長が提唱した思想概念・批評用語の一つ。
日本古来のはかりごとを加えず善悪ともにありのままのさまを尊ぶ素直な態度に対して、中国文明に特徴的であると宣長の考えた、物事を虚飾によって飾りたて、様々な理屈によって事々しく事象を正当化したり、あるいは不都合なことを糊塗したりする、はからいの多い態度を指す。

●阿修羅(あしゅら)と修羅場(しゅらば)と修羅(しゅら)

2012年09月30日 10時42分04秒 | 色んな情報
●阿修羅(あしゅら)と修羅場(しゅらば)と修羅(しゅら)
★阿修羅(あしゅら) [ 日本大百科全書(小学館) ] .
インドの鬼神の一種。サンスクリット語、パーリ語のアスラasuraの音写語で、修羅と略称される。語源からすれば、sとhの交代により、古代ペルシア語のアフラahuraと関係がある。しかし、古代ペルシアではアフラは善神とみなされ、悪神ダエーバdavaに対立すると考えられているが、インドではアスラを神(スラsura)にあらざる者、つまり非天と解釈した結果、その関係が逆になり、善神デーバdevaに敵対する悪神をよぶことばとなっている。そして善神と悪神との戦闘は、インドの大叙事詩『マハーバーラタ』にみえ、ビシュヌ神の円盤に切られて大量の血を吐きながら、刀、槍(やり)、棍棒(こんぼう)で打ちのめされたアスラたちが戦場に横臥(おうが)し、血に染まった彼らの肢体が、褐色の岩の頂のように累々と横たわっているようすが描かれている。ほぼ同様の叙述は、仏典にも所々に言及され、これらを通じてわが国の文学にも伝えられた。それで血なまぐさい戦闘の行われる場所を「修羅場(しゅらば)」という。またこのような阿修羅に生まれ変わることは、(1)地獄に生まれること、(2)畜生界に入ること、つまり動物になること、(3)餓鬼すなわち亡者となることとともに、四つの悪処(あくしょ)、悪趣(あくしゅ)に数えられる。すなわち、人が死後受けるところの不幸な運命の一つと考えられている。
なお、奈良・興福寺蔵の阿修羅像(国宝)は三面六臂(ろっぴ)で、巧妙な手の配置、愁いを含む表情で表される天平(てんぴょう)彫刻の名作である。 [ 執筆者:高橋 壯 ]

★天竜八部衆(てんりゅうはちぶしゅう) [ 日本大百科全書(小学館) ] .
仏法を守護する天の神々と、8種類の異形のもの。略して、八部衆、八部ともいう。すなわち、〔1〕天(天界の神々)、〔2〕竜(蛇形の鬼神)、〔3〕夜叉(やしゃ)(悪人を食う鬼神)、〔4〕乾闥婆(けんだつば)(帝釈天(たいしゃくてん)に仕えて音楽を奏する楽神)、〔5〕阿修羅(あしゅら)(闘争を好む悪神)、〔6〕迦楼羅(かるら)(金翅鳥(こんしちよう)。金色の翼をもつ大鳥)、〔7〕緊那羅(きんなら)(天の楽神)、〔8〕摩羅伽(まごらが)(蛇神)の8種をいう。 [ 執筆者:藤井教公 ]

★講談(こうだん) [ 日本大百科全書(小学館) ] .  http://p.tl/fZyl
話術を中心にした日本の伝統芸能。落語などとともに舌耕(ぜっこう)芸といわれ、寄席(よせ)演芸の一つ。かつては講釈ともよばれたが、明治以後は講談のほうが多く用いられる。講談、講釈ともに書物の文意・語義をわかりやすく説き聞かせる意である。浄瑠璃(じょうるり)(とくに義太夫節(ぎだゆうぶし))の「かたる」、落語の「はなす」に対して、講談は「よむ」という。釈台(しゃくだい)という小机を前に置き、張扇(はりせん)や拍子木などを用いて、男子1人で演ずるのが本来の姿で、演者を講釈師、講談師と称する。江戸時代に発展し、明治時代に最盛期を迎えたが、近年は衰微している。
講談は、仏教の説教、神道講釈、古典講釈、ことに太平記読みなどを源流として成立した。『太平記』を読む物語僧、談義僧は15世紀後半には存在したと思われるが、芸能者として姿を現すのは江戸時代に入ってからである。 [ 執筆者:延広真治 ]
修羅場が得意で「のんのん」の異名をとった2代田辺南竜、『天保水滸伝』を練り上げた5代伊東陵潮(りょうちょう) ... 『小夜衣草紙(さよぎぬぞうし)』の邑井一、修羅場読みの2代小金井芦洲(ろしゅう)ら多士済 ...

★阿修羅 - Wikipedia   http://p.tl/M1cT
八部衆に属する仏教の守護神。修羅(しゅら)とも言う。
大乗仏教時代に、その闘争的な性格から五趣の人と畜生の間に追加され、六道の一つである阿修羅道(修羅道)の主となった。
★なぜ、阿修羅は天界を追放されたのか?  http://p.tl/EVL3  実は阿修羅は被害者だったんです。
★思いやりのない正義は阿修羅の正義!   http://p.tl/zEWi

★阿修羅のごとく - Wikipedia   http://p.tl/2Kul   向田邦子脚本のテレビドラマ。

★阿修羅 - 興福寺 国宝八部衆   http://www.ashura360.jp/

★阿修羅(あしゅら)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 阿修羅とは、インド神話の悪神。血気盛んで常に闘争を好み、地下や海底にすむという。修羅。あすら。
【阿修羅の語源・由来】
阿修羅はサンスクリット語「asura」の音写。
「asura」の「asu」は「命」、「ra」が「与える」を意味し、古代インドで阿修羅は生命生気を与える善神であった。
のちに、「a」が否定の接頭語となり、「sura」が「天」を意味することから、「asura」は「非天」などと訳され、帝釈天の台頭で、帝釈天に戦いを挑む悪神の役になっていった。
そのため、阿修羅を略した「修羅」は、「修羅場」や「修羅の巷」など、激しい戦闘や闘争に関する言葉として用いられるようになった。

★修羅場(しゅらば)の意味・語源・由来を解説。
【意味】 修羅場とは、戦いや争いが激しく行われる場所。しゅらじょう。
【修羅場の語源・由来】
修羅場の「修羅」は、「阿修羅」の略。
阿修羅は、仏法を守る善神である帝釈天と戦う悪神。
その阿修羅と帝釈天が場所を、仏教では「修羅場(しゅらじょう)」といい、そこから、戦いの激しい場所や血生臭いことが行われる場所を「修羅場」と言うようになった。
人形浄瑠璃や歌舞伎、講釈などでも、戦いの激しい場面を「修羅場」と言うようになり、講談では「しらば(ひらば)」などと呼ばれた。
現在では、男女間でのトラブルを表す語としても多く用いられ、「修羅場る」などと動詞化して、そのような場面になることも表すようになった。

★Asura (阿修羅)   http://p.tl/zDpb   国宝 阿修羅像   http://p.tl/e_HB

★修羅 - Wikipedia   http://p.tl/rHtC
仏教の六道の1つ、修羅道。 上記、阿修羅は戦闘神で、修羅道は争いの世界とされる。 そのため、争うことを一般的に修羅と表現する(「修羅場」など)。

★修羅(しゅら) [ 日本大百科全書(小学館) ] .   http://p.tl/XyMI
阿修羅(あしゅら)の略。帝釈天(たいしゃくてん)に戦いを挑む悪神の意から、大石(たいしゃく)を動かす修羅車、船下ろしの「ころ」など、中世以降さまざまな器具や装置の名称になる。考古学では、1978年(昭和53)大阪府藤井寺市の三ツ塚古墳の濠底(ごうてい)から発掘されたY字形の木製そりをさす。長さ8.8メートルと2.9メートルの大小二つの木製そりが出土し、アカガシの巨木を使った大型修羅は復原実験によって巨石運搬具と推定されている。修羅の出土地は、土師(はじ)氏の一根拠地であった河内(かわち)国志紀郡土師郷にあり、古墳時代後期か終末期のものであろう。 [ 執筆者:森 浩一 ]

★はてなキーワード > 修羅
[一]〔仏〕「阿修羅(あしゆら)」の略。
[二]
(1)〔仏〕「修羅道(しゆらどう)」の略。
(2)激しい戦闘。闘争。争い。
「―の巷(ちまた)」
(3)大石・大木などを運搬する車。修羅車(ぐるま)。
(4)滑道の一。丸太を縦に並べて半円形の溝を作り、その中を滑らせる木材運搬の方法。
三省堂提供「大辞林 第二版」より

●色名●あ行

2012年09月30日 09時40分39秒 | 色んな情報
●色名●あ行
・今様(いまよう) http://p.tl/ZrVE   http://p.tl/Nzgj
今流行の色という意味。平安時代に流行した薄い紅色。
・鶯色(うぐいすいろ)http://p.tl/XQh5
小鳥の鶯、その羽毛の色から。灰色がかった緑褐色を言う
・鶯茶(うぐいすちゃ)
・薄水色(うすみずいろ)
・江戸紫(えどむらさき)http://p.tl/_p4r
青みがかった紫色。
・葡萄色(えびいろ)http://p.tl/mxXE
植物の「ブドウ」はもともと「葡萄」と書いて「えび」と読んでいた。のちに甲殻類の「エビ」と混同され、海老色とも書かれる。
・臙脂色(えんじいろ)http://p.tl/ZKmz
臙脂とは口紅のこと。原料として古代中国の燕の国で栽培された紅花の色素が使われたため。「燕」が「臙」に転じた。えんじ色(臙脂色、えんじいろ)とは濃い紅色のこと。
・黄丹(おうたん、おうに) http://p.tl/tbcP
紅花と梔子(くちなし)で染めたオレンジ色。顔料の鉛丹に似た色であることから。皇太子の袍(ほう)に用いられる禁色。
 黄丹という語自体は鉛丹の別名でもある。昇る朝日の色を写したとされる鮮やかな色である。
・禁色(きんじき)には2種類ある。
1.「色を禁ずる」と書くように、特定の色の使用を禁じたものだが、転じて色以外でも着用を禁じられた衣装や織物なども含んだ。
・これらの禁止は、天皇の許しを得た場合は使用可能となる。逆に誰でも使用できる色のことを「ゆるし色」と言った。
2.律令制の「衣服令」で定められた、自身の当色(とうじき、位階に相当する色)以上の色を用いては成らないという規則を指す
・鉛丹(えんたん)http://p.tl/LGNH
四酸化三鉛 (Pb3O4) を主成分とする赤色の無機顔料。光明丹(こうみょうたん)、赤鉛(せきえん)、赤色酸化鉛(せきしょくさんかなまり)とも呼ばれる。
 
 

★パーピュア (紋章学)   http://p.tl/xneX
パーピュア(英: 古英: 古仏: Purpure)は、紋章学における紫色を表すティンクチャーであり、「原色 (colours) 」と呼ばれる種類のティンクチャーに属する。紫の中でも色味としてはおおよそ、パープルに相当する。なお、ティンクチャーとは紋章学における紋様の要素である原色・金属色・毛皮模様の総称である。
・パーピュアは、次のものを表現するとされている。
 ・アメジスト(宝石)
 ・水星(天体) - 水星はさらに、伝統的な錬金術/神秘学の伝承において水の元素又は水銀と関係している。

★ムラサキ (曖昧さ回避)   http://p.tl/7BUS
・ムラサキの別名を醤油としたり。
・枯れ葉剤(除草剤)の内の一つのコードネーム。⇒ 枯葉剤 (紫)  http://p.tl/m-xp

★パープル (Purple) は紫を意味する英単語。   http://p.tl/Y8cq
★バイオレット、ヴァイオレット (Violet)     http://p.tl/IlUy
・スミレ(菫)またはスミレ属の総称、日本では特にニオイスミレ をさす。
・菫色 - 色名の一種
・日産・バイオレット - 日産自動車が生産していた小型乗用車。
・バイオレット (タバコ) - JTが沖縄県限定で販売しているタバコ。
・marbleの曲 - violetを参照。
・リキュールの一種 - スミレから製造される。


★ゆるし‐いろ【許し色/▽聴し色】
平安時代、だれでも着用を許された衣服の色。紅色・紫色の淡い色など。ゆるしのいろ。→禁色(きんじき)
「―のわりなう上白(うはじら)みたる一かさね」〈源・末摘花〉
★許し色【ユルシイロ】デジタル大辞泉
平安時代、だれでも着用を許された衣服の色。紅色・紫色の淡い色など。ゆるしのいろ。→禁色(きんじき)「―のわりなう上白(うはじら)みたる一かさね」〈源・末摘花〉

★Le moineau - 色ものがたり -   http://p.tl/o8WR
一般的には紅梅色の濃い色を指したようです。 「いまやう色とは紅梅のこきを云なり。 たとへばこき紅にもあらず、又こうはいにもあらぬはしたの色にて此頃いできたる色なれ ばいまやう色とはいへり。大略ゆるし色とおなじきなり」 ──花鳥余情・四(1472)


★色彩カラー研究所 色名と使い方   http://p.tl/t18c
奈良朝以来、深紫と深紅は高位の色として 身分の低い者には手の届かない色でしたが 、ピンクならゆるし色として位階が低くても着ることが許されていました。実際、紅染めは 非常に高価でもあったので、紅花一斤で絹一匹を染めるという経済的な染色を一斤 ...

★上白む【ウワジラム】デジタル大辞泉
[動マ四]表面の色がさめて白っぽくなる。「ゆるし色の、わりなう―・みたる一襲(ひとかさね)」〈源・末摘花〉
( 動マ四 )
表面の色があせて白っぽくなる。うわじろむ。 「- ・ みたるひとかさね /源末摘花」

★いろ‐よ・い【色▽好い】 提供元:「デジタル大辞泉」
[形][文]いろよ・し[ク]
1 こちらの望みにそうようなさま。都合がよい。好ましい。主に連体形が用いられる。「―・い返事」
2 容姿が美しい。
「―・き人を見そめて」〈浮・好色袖鑑〉

★いろ‐もよう〔‐モヤウ〕【色模様】 提供元:「デジタル大辞泉」
1 彩りの美しい模様。美しい染め模様。
2 歌舞伎などで、恋愛感情を描写する場面。また、その演技。主として淡く単純なものをさし、濃厚なものをさす濡れ場と区別される。