琉泉窯in牛滝山

紅葉の名所「牛滝山」の琉泉窯。読谷北窯・宮城正亨氏に師事、琉球と泉州をつなぐ精神で作陶、古民家「朋潤庵」に作品展示

朋潤窯から琉泉窯へ

2019-01-20 09:40:54 | 日記
今から39年前、泉南の新家にある白井病院下で
穴窯を始めました。
元同僚の行為によって土地を借りてやらせてもらいました。
今は、畑はなくすべて病院の敷地になっています。
近くに偶然、義弟が家を買って引っ越してきました。
池が見渡せる場所、窯に近く
自家発電をやめて長いコードをひいて電気を使わせてもらいました。
窯が終わって暖かいお味噌汁をご馳走になったのが忘れられません。
しかし、宅地化が進みます。
夜中の窯の火を火事と思って通報する住民も出てきました。
私も、転勤して
また、同僚のお世話でいよやか温泉に近い
山林27坪を購入
穴窯を作りました。
実測では、100坪くらいかな?
職場の若い人も助っ人で訪ねてくれました。
大阪芸大の先生だった故南先生の窯が近くの竹林の中でした。
風で火入れできなくて困っていると現れて助けてくれたことも、おいしい筍も戴きました。
牛滝川には、はえや、沢蟹もいました。
幼かった息子、娘は雪の時にはそり遊び
幼児だった娘は窯によくついて来て
紅茶を入れたりしてくれました。
自然が気に入っていたみたいです。

でも、岸和田市が研修施設を建設するとして
辺りは買収の対象
売りたくなかったけど
ハンコ押しました。
いよやか温泉が1999年に開かれることになったのです。
管理棟のすぐ下です。

薪の窯は終わりになりました。代替え地も示してくれましたが、条件が合わなくて無理でした。
そこへ、今の古家を買ったらどうかと地元の方が声をかけて下さり
購入し、灯油窯にやむなく変えて
やることになりました。

2001年に読谷の北窯宮城正亨親方にお世話になってから
朋潤窯から琉泉窯に
窯名を変更して現在に到ります。
朋潤窯は子どもの名前に由来
琉泉窯は、琉球と泉州をつなぐ
大きい名前
恥ずかしいくらい

地元の方々に支えられて今日まで来ました。
今年は、20回目
高齢化して不安もよぎりますが
自分の軸足を府南にシフトして
牛滝に通います。
大型連休の展示会
頑張ります。