琉泉窯in牛滝山

紅葉の名所「牛滝山」の琉泉窯。読谷北窯・宮城正亨氏に師事、琉球と泉州をつなぐ精神で作陶、古民家「朋潤庵」に作品展示

第25回琉泉窯展示会おかげさまで無事に終了しました「ありがとうございました」

2022-05-10 22:46:48 | 日記
初回から3回は、大阪環状線大正駅近くの沖縄物産・料理店「いちゃりば」の2階を借りて行いました。
利便性抜群で大勢の方がお越しくださいました。
アートが結ぶ人と人展のネーミング!
私は、「長島愛生園」(岡山県瀬戸内市)にあった、全国でただ1つの高校「岡山県立邑久高校新良田教室」に非常勤講師で学生時代に通った経験がありました。
なので卒業生に呼びかけて作品を出してもらいました。「青い鳥楽団」団長の長島愛生園の故近藤宏一さんや妹さんもお越しくださいました。
交流会には、沖縄の金城幸子さんも遠路飛んできてくれました。皆笑顔で写った写真を懐かしくながめております。
その学校は各療養所のハンセン病を患った若者の進学できる学校で、らい予防法反対運動で勝ち取ったものです。

4回目からは、窯のある岸和田市大沢・牛滝山の古家「朋潤庵」で展示会を開いてきました。
今、灯油窯ですが、最初は新家(府南)で穴窯、その後牛滝川沿いに穴窯をやっていました。
いよよかの郷が開かれ、わずかな土地も岸和田市の買収、その後は適当な場所が見つけられず今の場所で灯油窯となって今にいたります。
今は、温泉は四季まつりとなっています。ちょうど浴場の窓から見下ろす川沿いの左手に窯はありました。

作品出品に協力してくださる元同僚、私や連れ合いの教え子のみなさん!
展示会は、大威徳寺が紅葉の府内の名所なので、紅葉の秋、新緑の美しい連休の年2回開いてきました。
泉が丘のギャラリーで陶と書の2人展を元同僚故左青石さんと開いたこともあります。彼は3年前に旅立ってしまいました。
私の大阪での最初の勤務校大阪府立ろう学校の同僚でした。聴覚障がい者の卒業生や元同僚たちも不便な牛滝山へ訪ねてくれました。
京丹後から盲ろうの卒業生(NHKスペシャルで放映)も夫婦で遠路訪ねてくれました。たまたま居合わせた知人の元和泉教会の牧師が触手話で交流してくださいました。
夫は、武者小路実篤の「日向新しき村」にいた人でしたがやはり他界されました。
私たち夫婦は宮崎県児湯郡木城町の新しき村も訪ねました。
亡くなった左青石さんの同級生で故郷高千穂で長年有機・無農薬のお茶を栽培製造している「一心園」も訪ねそのお茶を毎日愛飲しております。

琉泉窯の豊かな空間での人と人とのつながりの第25回展示会が終わりました。大雨や寒い日もありました。
会期中7日、実質9日間オープンいたしました。もみじの新緑に降る雨音も自然の奏でる音楽、私の鳴き声に答えてくれるウグイスたち!
いつも、沖縄で2001年にお世話になった読谷村やちむんの里、北窯の宮城工房の親方(沖縄では師匠とは言いません)夫妻はこのブログを見て差し入れを送ってくださいます。
人と人とのつながりは私にとっての大切な宝であり、贈り物でもあります。
一人ひとりの思いや人生が語られ、それが私を豊かにしてくれる。そんな空間でした。
人は人を通して人生を豊かにしていけるそんなことを感じさせられてきました。
例えば教え子たちの思い出話や、一人ひとりの生きてきた思いの語りそのことに感動させられ,励まされた空間、ありがとうと心から感謝を申しあげたいと思います。
 一人ひとりの生き方が違っていてもその生きてきたすばらしさに感動させられた一日一日でした。
「ぶっちゃけ話」のできる場所、「心の底にしまっていたことを出せる場所」
ある卒業生は、不思議と懐かしい場所と言ってくれます。
お陰様で、25回まで1日も欠かさず展示会場に待機することができました。
高齢化してこのような気持ちを味わえるのは幸せです。
無宗教の私ですが、厚かましく言わせてもらうと神様が生かせてくれている!!
たくさんあった鬼を6体持ち帰られた方から大きい鬼を依頼されました。
とたんに元気が出ました。今日は、粘土の購入に信楽に出かけました。
秋の第26回も無事に開けるように頑張ります。
新緑はまだまだ美しいです。
癒されます。いつでもお越しください。
(090-8285-5540)
勉強会、会議もOKです。どうぞ!!
会場費無料!

また秋の紅葉を楽しみにお越しください。