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生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

庭みどり 金閣寺

2015-11-08 06:13:47 | 庭みどり
【心地よいみどり90】

おはようございます。
昨日の朝は気持ちが良い天気でしたね。

ハナミズキの赤い実が引き立つ景色がありました。




今回は京都の金閣寺のみどりをご紹介します。
駐車場からの入り口です。



ここも20年ぶりなので覚えていませんが、
モミジがたくさんあった事のみ記憶にありました。

記憶とはイメージが違いましたがイロハモミジが
一面に広がる世界がありました。




新緑や紅葉の時期はきれいでしょうね。





拝観料を支払う場所に到着。
大きな木と青空が期待感を高めてくれますね。






お札のチケットをスタッフに見せて中に進みます。
先が直ぐに見通せない景観つくりがさすがです。




池の前に出ると、あの姿がありました。
他には ない、ここだけの特別な景色ですね。





でも、池とモミジが創り出す空間にも目を奪われます。
ふと見返す景色も素敵ですね。




更に近づきます。
やはり松との相性もいいですね。




1番上に付いている、鳳凰の姿が神々しく見えます。
今にも動き出しそうな姿です。





周りのみどりも素晴らしい役者さんがたくさんありました。
3本の松が並ぶ島の景観も素晴らしいです。



回遊式庭園の園路を進みます。
ここの木漏れ日のある景色も、しばらく眺めたくなる空間でした。



オリジナルの竹垣、金閣寺垣です。



出口付近の茶屋の灯篭、水鉢の景色です。
石の使い方がいいですね。日本の文化が誇らしく感じます。


赤色のある景色は日本庭園を引き立てますね。




10代の修学旅行、20代のみどりの仕事駆け出し時代、
そして40代の今では、感じる価値感、見るポイントがまったく異なり
本当に楽しい体験でした。


大人の修学旅行として訪れる価値がある素晴らしい場所ですよ。
是非、体験してみては如何ですか。






【心地よいみどりの方程式】

◾️ たくさんにモミジがある空間は季節を感じるココロを
より豊かにする


◾️金色を中心に、周りのみどり、デザインがお堂を
より魅了的に、価値あるものにしている


◾️人の感じ方は、自分自身でさえ、年齢で大きく異なる。
他人の考え方、価値観は異なるのは当たり前。
まず自分の考え方、価値観をしっかり立てるコトが第一歩










庭みどり 京都 龍安寺2

2015-11-07 05:48:20 | 庭みどり
【心地よいみどり89】

おはようございます。

昨日は久しぶりにJR埼京線で通勤です。
いつもと違う車内の雰囲気にワクワクしますね。

朝の川越駅です。



今回も引き続き龍安寺のみどりをご紹介します。

この主屋が庭園の入り口です。
白壁とみどりの相性がココロを落ちつかせます。

ここでチケットの半券が切り取られ、パンフレットをもらいます。




広い板の間を通ると、あの景色が見えてきました。



お堂の縁側、濡れ縁に多くの人が15の石の佇まいに
ココロを惹かれていました。








しばし、ぼっ~と眺めてしまいます。
この石から発せられるエネルギー、その力が
自分の余計な、下らない考えをそぎ落としてくれる様で、
頭の中をシンプルにしてくれます。




本質的な価値、大切な事が頭の中で整理されて、
今の自分の立ち位置、次にすべき事が見えてきました。
ここで30分ほど、無になる事はとても大切な時間となりましたね。


それにしても、欧米の観光客の姿目立ちます。
この佇まいの魅力、価値がわかるのだろうか?と心配しますが、
深く深くココロに響いているようでした。



お堂には著名な水墨画が描かれている襖のある広間や
水戸光圀公が寄贈した水鉢もあります。




吾ただ足るを知る ですね。
水鉢の足元のごろた石のさり気ない配置もいいですね。



ここでの時間は自分と向かい会える、会わせられる場所でした。

このような場所がはるか昔から必要とされていたのでしょうね。
情報氾濫、多様な価値感が入り混じる現代社会の方が、
ココロを落ちつかせる効果として必要なインフラかもしれません。


いろいろと体験できる場所ですので、皆さんも
久しぶりにここの石庭に再開してみては如何ですか。
いろいろと気付きますよ。




おまけの気づき

カキの実がなる様子に多くの外国の方が
写真を撮っていました。
彼らにとっては珍しい光景なのですね。





【心地よいみどりの方程式】

◾️遠い昔に造られた空間、佇まいが現代の日本人、外国の人の
ココロに一撃を与えるデザインは唯一無二の価値がある

◾️精神的に研ぎ澄まされた時間が流れているみどりもある

◾️「吾、唯、足るを知る」を深く感じる場所が求められている










庭みどり 龍安寺

2015-11-06 06:03:32 | 庭みどり
【心地よいみどり88】

おはようございます。
先日、クリスマスツリーの飾り付けをしている
お宅の庭先を見ました…きれいなのですが、
もっと今の秋を楽しめばいいのにナと
ちょっと複雑な気分でしたね。

今回は京都の龍安寺のみどりをご紹介します。



京都駅から金閣寺行きのバスに乗り込みます…が激コミですね。
海外の方も多いのに可哀想です。もちろん地元のおばちゃんたちも…

20年前に来たときも、おもてなし感がないなと感じていましたが、
切磋琢磨をしなくても、どんどんと観光客が来るので、
お客様目線で喜ばせようとするサービスを作り出せないのでしょうね。

街ナカの電線の張り方の乱雑さも目に付きます。


ひどいなぁと感じながら、途中で下車し徒歩で龍安寺に到着しました。




世界遺産のお寺ですので、海外のお客様が多いですね。



庭園までの園路は、みどりで覆われていました。
木陰から垣間見られる景色が美しいですね。





萩の花がこの空間と調和しています。



途中、脇道に土壁の塀がありました。
目を凝らして見ると、このようなデザインが施されています。
見つけた人が幸せな気持ちになる仕掛けですね。






京都のお寺ではその場所オリジナルの竹の組み方があります。
龍安寺垣がありました。本物に出逢えて嬉しいですね。




いよいよ石庭がある建物の入り口です。




ここの階段を登ると、あの景色が待っています…が
みどりが覆い被さるこの階段の佇まいも素晴らしいので、
思わず立ち止まり、しばし眺めていました。





木漏れ日が素敵ですね。
この写真は10月26日の撮影ですから
また、今頃は紅葉が始まりきれいでしょうね。

バスで嫌な思いをしても、この感動の方が強いので、
京都はいいなぁと感じてしまいます。

建物内の石庭は次回に続きます。




【心地よいみどりの方程式】

◾️みどりの傘が出来ている園路は特別な場所につながる
トンネルの様でワクワクする

◾️ちょっとした遊び心が、作庭者と訪問者のココロをつなぐ

◾️木漏れ日がつくる美しい景色がある。













雑草取り

2015-08-24 06:00:32 | 庭みどり
おはようございます。

昨日は最近の雨で元気になった
雑草の取り除き、暴れていた枝を剪定をしました。

スベリヒユ、カヤツリグサ、ハキダメギク、
コニシキソウなど、目に付く要らないであろう
草はドンドンと取り除きました。

山形ではこのスベリヒユはヒョウと呼び、
スーパーで乾物が売られていて、煮物にして食べていました。


それなりに、美味しかったコトを憶えています。

よく造園の職人さんが現場でヒョウを見つけると
「ひょっとしたら、良いことがあるかも…」と
冗談を言っていたコトを思い出しますね。

雑草取りに余りにも夢中になり、写真は撮れませんでした。

雑草の名前を覚えると興味が湧き、
その生え方にもルールがあるので確認して
作業をすると面白いですよ。この時間が楽しくなります。

最近、何とか知り合いになった、
以前からいいなと尊敬をしている方が
雑草と日々戦っているガーデナー目線で
雑草のコト、その上手な取り方を書いた本があります。

ひきちガーデンサービス
トシさん、義治さんが書き下ろした
「雑草と楽しむ庭つくり」は超おすすめですよ。


4年前に購入した本ですが、今も重宝しています。

本当は怖い、除草剤、農薬に頼らない庭の大切さ
庭のみどり、土の中にある、生き物達のバランス、調和の大切さ、
庭と人の暮らしの関わり方を教えてくれます。

雨の日は、この様な本を読むと、
庭へのモチベーションが上がります。

でも、気持ちの良い夕日を見たいですね


汗びっしょりの作業をして、大変でしたが、
気になっていたコトができて、
スッキリとなった庭を何度も、ニヤニヤと見返し
満足出来た、良い一日でした。




【心地よいみどりの方程式】

◾️街ナカや庭の花、樹木の名前を覚えると楽しくなるように、
雑草の名前を知ると楽しくなる。

◾️芝刈りや剪定、雑草取りは、始める前は億劫だが、
終わると、ご褒美として満足感、開放感、充実感を貰える。