笑顔でいたいから~母のつぶやき~

いつも笑顔でいたいから~元気でわんぱくで、でも少々問題ありの子供たち。自分自身も子供たちもみんな笑顔でいたいから~

そのくらいの事で・・・

2005年04月16日 | ふと思ったこと・・・
いつだったか、近所の子どもたちが、いつもいつも
あんまりもんすけに意地悪するから、プッツンきてしまって
子どもたちに「いいかげんにしなさいよっ!!」と言ってしまったことがあります。
「あんたたち、もんすけが、どれだけ傷ついているか、わかってんのっ!?」エトセトラ・・・
もちろん、私も言い過ぎてしまったかもしれないから、しょうがないんだけど、
あとで、そのうちのママさんの1人からすごい逆襲をうけました。

言い過ぎたのは反省してるし、私や子供のことはいくら言われても
お互いさまかな、とガマンもできるけど
私の父や母のことまで言われて、そんなこと言われたって
私の父は精神障害起こしてるんだから、そんなの誤解なのに・・・って
なんにも知らないくせに、そこまで言わなくても・・・って

私は自分や子供のことはいくらいわれてもいいけど
何も知らない人に、父と母のことまで言われて、かなり参ってしまいました。
父や母に2回くらいしか会ってない、何も知らない人に、あれこれ言われたくないもん。
また、もんすけが自閉症だって知ったら
あれこれ、言うんだろうな~~とかなりユーウツ・・・

はなしがそれました。
それ以来、もんすけが、目に見えて変わりました。
もん母は、とても憤慨して
「もんすけ、帰るよっ!!」
と手をつないで家に帰ったんだけど
その時、もんすけは、とても嬉しそうだったの。

その日以来、自分から
とてももん母に甘えるようになりました。

きっと、お母さんが自分のことを守ってくれたって
自分の味方してくれたって、すごく嬉しかったんじゃないか?

もん父に言われました。

ママさんたちに遠慮して、もんすけが傷ついていても、いつも黙っていました。
「そのくらいで・・・」って言われてしまうもの。
もんすけが自分で、どうにかするしかないって思ってました。
黙っているのだから、もんすけは平気なんだから
もん母がうるさすぎ、って思われていました。
もんすけだって、楽しんでいるのに、母がうるさいから、楽しめない、と。
みんなは、本当にもんすけが好きだから、あれも愛情表現なのだ。と。

今思えば、
もんすけは、自分で自分の気持ちを言うことができなかったよね。
自分で、どうにかすることが、できなかったんだよね

「そのくらいで、大げさな・・・過保護なんだから・・・」
よくそんなふうに思われてしまうけれど
そのくらいだからこそ、きちんと対応しなくてはならない。
と何かの本にかいてありました。
悪意がないうちに、小さいうちにきちんと対応しないから、いじめに発展するのだと。

いくら悪気はなくても、相手が傷ついているのなら、
それは愛情表現なんかじゃないです。
それを、教えてあげないから
その子はもんぺーが大好きで遊びたいのに、もんぺーにはあまり好かれていません。
もんぺーは、できればそのこと遊びたくない。
だって、いやな事するし、嫌なこと言うから。

そのくらいのこと・・・そんなことが繰り返されるうち
子どもは、自分はこんなことをされても仕方がない。
そんな価値しか自分にはないのだ、とどんどん自己評価をさげてしまいます。
もんすけも、そうだったと思うのです。

だって、もん母がプッツンしてからは、本当に目に見えて変わったんです。

そうか!ぼくはそんなことされても仕方のない子じゃないんだ。
そう思ったのかもしれません。

私はそれまでのことを本当に後悔しました。
まわりのママさんたちに気をつかって、我が子をたくさん傷つけてしまいまいした。

本当にささいなことでも、もしも、そのことで我が子が傷ついているのなら
お母さんは、思いっきり相手の子を怒ってください。
本当に相手を怒るのではなくていいのです。
我が子の前で、本当にひどいねっ!!と一緒に言ってあげてください。
それで、きっと子どもは、自分の自己評価をさげずに、
また、頑張れるのだと思うのです。

近所の仲良しの子供たちが遊んでいました。
ふざけているうちに、エスカレートしただけでしょうが
「やめて!お願い、やめてよ~」と言って泣いている子がいました。
周りの子どもたちは、本当に悪気はないかもしれません。
でも、仲良しだから、だから、見逃していいの?
その子は本当にいやがっていました。
だって、痛いもの。
「やめて」っていくら言ってもやめてくれない。
だったら、見ている大人がやめさせなくていいの?

自分の子がしたことで、とても子供が傷ついている、と言われたお母さん
まったく、そのくらいのことで、大げさなんだから・・・と
とりあわなかったそうです。

でもしばらくして、我が子が同じような目にあいました。
その時、はじめてあの時の親子の気持ちがわかったそうです。

やっているほうは、そのくらい・・・でも
受けている方は、ものすごい傷を負っているのです。
その時,その時はそのくらいの小さな事でも
同じことの繰り返しでも、受け止める方は
その受け止め方は日に日に大きくなっていくのです。

ほんの小さな悪意のない、悪ふざけ、
でも、それが相手をどんなに傷つけているのか
お話してあげて欲しいと思います。
もし、自分が同じことをされたら、どう思うのか。

なにげない、自分の言葉がどれだけ相手を苦しめているのか。

今度あの子達をみかけたら、他の人に大げさだと思われても
「やめて、って言ってるよ!」と声をかけてみよう。
1人でも、嫌な思いをする遊びは楽しくないよ。




5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あねさん、がんばりましたね! (こうめ)
2005-04-17 10:22:52
そうよー!過保護って何回言われたかわかんないわよ姑だって散々言ってきたわよ。

 

よし、勇気もらいました
返信する
ありがと~ (もん母)
2005-04-17 20:18:07
類は友を呼ぶ、のかどうかわからないが

私の周りには、傷ついている親子が何人かいる。

絶対的に「そのくらいで・・・」の親子のほうが人数が多いから、いつも泣き寝入り。

大げさと思われてしまいがちだけど、テレビで仲良しの仲間によるいじめで我が子が命を絶ってしまったお父様のお話が胸につきささった。

仲がいいと思っていた、と誰もが言う、それはこういう状況なのか、と最近思うことがたびたびあり・・・・

みんな、相手の心に鈍感すぎる。そう思ってしまう。

意図的にするようになってから、大きくなってからケアしたって遅いんだと思う。悪意も何もない、小さな子だからこそ、お話すれば、すんなり受け入れるのではないのかな?そんなこと思う。

この記事、アップしてから後悔してました。ものすごく反感かってしまうだけかな~と。

こうめちゃん、ありがとう!!

返信する
ううん (こうめ)
2005-04-17 21:05:06
そんなことない。

反感を持つ人はたしかにいない事はないだろうけどね、言えば分かる子供は多いとも思ってたから、すごくわかるの。

 

こうめちゃん、素敵な響き・・・うふふ
返信する
ううん (こうめ)
2005-04-17 21:05:12
そんなことない。

反感を持つ人はたしかにいない事はないだろうけどね、言えば分かる子供は多いとも思ってたから、すごくわかるの。

 

こうめちゃん、素敵な響き・・・うふふ
返信する
そうだね (もん母)
2005-04-18 00:41:37
子どもは言えば分かるんだよね。教えてもらえない、子供もかわいそうだよね。

こうめちゃん

ありがとねっ!!
返信する