ONE DAY: RYOKAN's Diary III

誰にだって訪れるさ どうしたって悪い日は 地雷と番犬と腰に機関銃 ドイツ製でもダメでしょう

ハトヤマソーリ

2009-09-16 21:32:23 | ニュース
新政権発足。
 これが「始まりの始まり」なのか「終わりの始まり」なのかは後年の結果から判断されることだから今どうこう言うつもりもないし、始まる前から悲観的なもの言いをして貶すくらいならこういう選挙結果が出る前に自らもっと具体的な行動をしときなさいよ、と(一部のイタイ見解に対しては)思うだけなので、これ以上の見解をここで述べるつもりはない。

さて、鳩山新総理はあの宮澤元総理以来久々の東京大学出身の総理大臣ということになる。それも工学部。バリバリ理系のひとが総理大臣になるのはかなり珍しい。
 それどころか、このひとスタンフォードでPh.Dを取得しているので、名誉号でない博士号やPh.Dの学位を持つ人が総理大臣になるのも初めてのことなんじゃないのかな。政治家一族の出ながら祖父・父や弟とも全く異なる、(良くも悪くも)政治家としては普通と違う雰囲気を持っているのもそのあたりが理由かもしれない。
 また菅副総理は東工大出身、平野官房長官も中央大理学部出身と内閣中枢が理系出身者ばかりというのも極めて異例のことで、そのあたりがこれまでの内閣と運営手法の違いが現れるのかどうか興味深い。
 理系出身、それも政治家へ転身前は第一線の研究者だった新総理なのだから、世間を納得させるためには徹底した証拠・根拠と順序立てて整理された具体的な論理体系が必要ということは十分に分かっているはず…だが。
(もっとも国立大の教授クラスの先生の学会発表でもムチャクチャなのがたまにあるからなー…)
 個人的には、すぐに産業やカネに直結しそうな研究ばかりでなく長期的な視野に立って基礎研究への援助にもっと力を入れて欲しいと思うところだが。

個人的にちょっと笑ってしまったのは前原国土交通相。僕が長年住んでいた京都市左京区を含む京都2区選出の代議士で、京大OBでもあり、まだ府議だった頃から学園祭などで度々京大に講演に来ていたのを覚えている。
 近年は重度の鉄道ヲタであることが発覚…どころか、メジャーどころの鉄道趣味誌ほぼ全誌にインタビュー記事や編集部との撮影旅行記などで登場したらしい(苦笑)
 そんな人が国交相というのはまさに念願の…なのかもしれないが、高速道路無料化など道路行政に偏りすぎて環境など様々な面でバランスを崩している交通政策を見直すことができるかどうか。