ONE DAY: RYOKAN's Diary III

誰にだって訪れるさ どうしたって悪い日は 地雷と番犬と腰に機関銃 ドイツ製でもダメでしょう

3年ぶりの二人、はじめての二人、24年ぶりの二人

2009-11-12 01:03:14 | 音楽
仕事おわって21時過ぎになって疲れ果てた身体で辿り着いてもイ●ンモールは開いてるから食事もできるしCDも本も買える。いやぁ便利だよなぁ。働いている人は大変だろうけど。

 というわけで本日買ったCDは、
・スキマスイッチ「ナユタとフカシギ」
・財津和夫「ふたりが眺めた窓の向こう」


 本当は「服部克久」も欲しかったのだが店頭になく。やはり密林頼みか。中島みゆき様のシングルは月末に出るアルバムには収録されないのでどうしようか迷ったが今回は買わず。

http://www.office-augusta.com/sukimaswitch/discography_sukima.html#album
スキマは3年ぶりのオリジナルアルバム(4枚目)。ジャケットアートは過去3枚続いていた流れから一新、初回限定盤(DVD付き)も紙ジャケット仕様でなくなったのは活動休止・ソロ活動を経て心機一転の表れなのか、販売元レコード会社の資本が変わった(BMGがソニーの子会社となりAriolaに)せいなのか。(このため帯のタイトル表記もソニーレコード系の標準的なフォーマットになった。小田さんも次はこうなるのか…)
 もちろん過去の3枚も1作毎に進化や方向性の確立していく様子が伺えたけど、今回のアルバムを聴くとやはり活動休止前の初期三部作という括り方をしやすくなるかもなぁ、という印象になるかもしれない。
 4曲目の「ムーンライトで行こう」は「ムーンライトながら」で帰省する話なんだが、定期が廃止された直後のタイミングでの発表というのは意図的なのかな(笑) 「セミコンパートメントシートが無くなってしまってブルー つまんないなぁ せまいなぁもう」…って毎回そんな帰省してたんかアンタら(笑/彼等は名古屋出身、大橋くんは僕と同じ東海市の出身です)

http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A004616/VICL-63406.html
財津さんのアルバムは親交のあるアーティストとのコラボレーションを数多く含む話題作で(昔さださんが出した「季節の栖」にコンセプトは近いかも)、先週までのNHK「SONGS」で二週に渡って製作の様子が放送され、一週目はASKAさんとの共作を、二週目は小田さん提供曲を取り上げていた。
 ASKAさんが曲を提供し財津さんが詞をつけた「愛していたい」のレコーディングにはASKAさんも参加し、ASKA独特のコーラスをつけていく様子が流石であった。財津さんがつけた詞とは違うASKAさんによる言葉によるコーラスの歌詞は、財津さんの詞の世界をさらに広げる形となっており、この芸当がこの人ならではの持ち味といえる。
 そして小田さんが作詞作曲した「手紙にかえて」は詞も曲もまさに小田節全開であり、それを財津さんが全力で形にしたという印象。小田さんは自分の提供曲のプロデュースやディレクションをしたり、コーラスで参加することが多いのだけど、今回は珍しくコーラスにも入っていない。その点を残念に思う人も多いだろうけど(僕もだが/苦笑)、それだけに尚のこと財津さんが盟友からのメッセージを全力で投げ返した手応えを感じるものになっていると思う。