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BECOME THE ONE!! ~COACH Mr.RYO~

2000年からシドニーでコーチをスタート。夢はもちろんオリンピック!

選考の仕方

2008-03-07 09:50:46 | Weblog
さあ、22日からいよいよ北京五輪選考会が始まります。今年はイースターホリデー中なのでたくさんの人が見に行くんでしょうね。。。(私もチケット買おうっと)

さて、ヘッドコーチのAllan Thompson(アラン・トンプソン)はリレーチームの選考基準を以前の方法(決勝で6位までの選手)を少し変えたそうです。

チームとしてより質の高いチーム作りということで、今回の選考会では、予選に(男子・女子ともに100mと200mFSのイベントに限り)タイムトライアルを行うそうです。

朝から”本気”で泳がすのには、きっと本番の”午前決勝”を見据えてるのもあるかと思いますが、一番の理由は、複数種目で代表入りを狙っている選手;

例えば、Stephanie Rice(ステファニー・ライス)のように、自身のメイン種目は200mIMですが、彼女は十分4x200リレーの要員としても期待されている選手です。(実際去年の日本開催の世界競泳で、4x200リレーの優勝の立役者になっております)
しかし彼女のメインになる200IM決勝の直前には200FSの決勝があります。その間は30分弱かな?
そうなると200mFSの彼女のタイムは、彼女の”ベストパフォーマンスには至らない”とみなされます。
もちろん200mFSの6位までの入賞者が優先ですが、もし午前の予選でその6位までの選手の記録を上回っていた選手が決勝で6位に入れなかったとしたら、その選手をリレーの要員として連れていく。というわけです。
ですから、もしライスが200m決勝で6位に入れなかったとしても彼女の予選でのタイムが選考の基準に引っかかる可能性があるということです。


彼女だけではなく、他の選手にもかなり有効な選考方法だと思います。

もちろん連続する決勝レースでも確実に高いレベルの記録を出せる”タフ”な選手がいいわけですが。オリンピックともなると、本番での”最高質”を重視した選考がされるのでしょう。

ですので、今年の選考会、自由形に関しては、午前の予選から、かなりレベルの高いレース・記録が期待されそうです!!
Sullivan(サリバン)の100mFSの48秒切り?
女子では何人が、100mで54秒を切るのか?もしくは52秒台突入?(Lenton(レントン)が傷心証明のオフィシャルの52秒台での世界記録樹立もありえるかも?)
後女子の200mFSではどれくらいレベルの高い記録がでるのか?
1分56秒台、55秒台が何人?楽しみです。

特に女子はかなりレベルの高い争いが期待されます。
絶好調、Bronte Barratt(ブロンティ・バレット)に対して、ディフェンディングを狙う、Linda Mackenzie(リンダ・マッケンジー)そして練習パートナーでもある、Kylie Palmer(カイリー・パルマー)
リレー要員狙いで、予選だけ出場が予想される、Libby Lenton。そしてStephanie Rice後、Lara Davenport(ラーラ・ダベンポート)などが予想されます

ん~あくまで予想で、きっと実際のレースでは必ずダークホースが現れるはずです。そんなことを考えると楽しみでなりません!!




ところで、この2人は、今かなりオーストラリアチームでの”HOT”なカップルですが・・・彼氏のGreatな世界記録は生で見てお祝いができませんでしたが、選考会ではRiceもかなり自信満々ですから(打倒ケイティー・ホフ!)彼女の優勝のみならずその記録も楽しみです。そうなると、世界最高峰カップルで、プールサイドで一緒にセレブレイトできる姿が見れそうですね!
RiceはDay1に400mIMそしてDay4に200mIMの決勝があり、Sullivan(Day5の100mFSとDay7の50mFS)のレースはじっくり観戦できそうですね

「ちょっとミーハーは私」でした・・・