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今回は、発掘お宝写真第三弾!「のうが高原廃墟ホテルとピラミッド巨石群」の紹介です。
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やはり元ネタは「月刊ムーミステリーゾーンガイド」でした。
訪れたのは1996年8月で、当時日程を旅行会社へ予約依頼したおり「のうが高原ホテル」を宿泊先に指定したのですが、なぜか「登録が無い」とかで断られ広島県廿日市まで遠路現地へ赴きホテルへと続くゲートの管理人から10年前にホテルがつぶれ今は廃墟と化している事実を当日知ったのは遠い思い出です。
当時開発工事を請け負っていた建設会社へ直接電話交渉をしてゲートの管理人へと連絡してもらって現地調査が出来るようになったのは、今思えば実にラッキーだったかも知れません。
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のうが高原ホテルは、1971年の開業当時、自然の巨石をそのままの姿で岩風呂にしてしまった断崖に建つとても眺望の良い立地に建つホテルだったそうです。周囲は展望台、ロープーウェイ、牧舎、庭園、湖、ドライブコース、ピラミッドハイキングコースなど併設されていて一大レジャー施設として開発が進められていたそうですが80年代になって、いつしか客足も遠のき1986年閉業に至ったそうです。
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98年訪れた当時は、既に廃墟と化していましたがまだ館内へと侵入することが出来ました。現在はこちらのサイトを見る限りそのまま放置され朽ちて天井も落ち危険な状態のようです。
周囲には、大規模なメガソーラーが設置されているようです。
館内マップ かなり広いフロアです。お目当ての岩風呂は、館内マップ右上にありました。そこは、想像を遥かに超えた空間でした。500坪ほどはあるでしょうか。
7階建てのビルの高さの空間で、入口を入ると階ごとに湯船がありました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/7f/2fc9e1624e6e5871a5b157ca40900caa.jpg)
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入り口の反対側は総ガラス張りで瀬戸内の海が眺望できます。宮島と弥山が見下ろせます。
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上から俯瞰した巨石群 階段を下りてゆくと眼下に目的の巨石群があります。
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階下まで下りその全体像を見た時は、再度その大きさに驚かされます。資料によれば高さ18mはあるそうです。
良く見ると巨石が階段状に5段階積み上げられて構成されています。最上段にある巨石は倒れていましたが「鏡石」と呼ばれているそうです。
以下は、当時置いてあった案内板から書き起こしたものです。
この岩戸風呂の巨石群は、少なくとも一万年前に、人工的築かれたものです。
このような巨石建造物を、古代の日本語でヒモロギ「神籬」と呼びます。
一つの巨石が、間口9.6メートル、奥行8.0メートル、高さ3.5メートル、約800トンもあるものを、どうやってこの山まで運び、どのようにして積み上げたのか、いまだにナゾです。超古代日本人のスバラシイ知恵と能力に、ただおどろくばかりです。
「のうが高原」は神様とご縁の深い山ですので、このような巨石建造物(日本式のピラミッド)が、全山至るところにあります。「のうがピラミッドコース」もその一部です。どうぞ超古代の日本民族をしのびつつ、ごゆっくりとお風呂におつかり下さい。 神榮クラブ
このような巨石建造物を、古代の日本語でヒモロギ「神籬」と呼びます。
一つの巨石が、間口9.6メートル、奥行8.0メートル、高さ3.5メートル、約800トンもあるものを、どうやってこの山まで運び、どのようにして積み上げたのか、いまだにナゾです。超古代日本人のスバラシイ知恵と能力に、ただおどろくばかりです。
「のうが高原」は神様とご縁の深い山ですので、このような巨石建造物(日本式のピラミッド)が、全山至るところにあります。「のうがピラミッドコース」もその一部です。どうぞ超古代の日本民族をしのびつつ、ごゆっくりとお風呂におつかり下さい。 神榮クラブ
続いて「ピラミッド散策コース」のある農貝原山へと向かいました。
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ピラミッド散策コース入口に立っていた案内マップ
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ピラミッド・コース(発掘された人類宝庫 広島のうがピラミッド/坂本弘著)より転載
当日は、以前の台風で、散策コースが土砂流に埋まり道なき道を歩いた記憶が蘇ります。
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タイル石
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/1e/68f23d1a4c773668219bebfd3a57fcdb.jpg)
高貴人墳墓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/04/f14e10568ffd2a3c40a58e37f560c510.jpg)
円形鏡石
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雨宿石
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/10/7f77589085cb97a2031b1fd59b6bce77.jpg)
方位石 半分崩れて無くなっていました。
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ピラミッド積石
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塔岩(右の写真は、こちらより 転載)訪れた当時、阪神淡路大震災に寄って右の塔半分崩れてしまったそうです。
残念ながら当日は、コースの一部が土砂流で埋まっていて散策路が途中分からなくなっていて、全ての巨石を散策する事は叶いませんでしたがこちらの記事によれば、今でも別のルートから散策が出来るようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/3b/3c995b1bab8004ff4cdbd038f8d7d571.jpg)
Googleマップの衛星写真を見るとホテルのあった辺りは、一部取壊されていて瓦礫になっているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/e8/82faf31f15baf42dbbf5fc2d8f472e2f.jpg)
更に良く見ると岩風呂のあった辺りは、巨石が露呈している様です。
天井が崩壊し、建物の覆いが取れようやく太陽にさらされ本来の姿に戻りつつあるようです。
いずれ整備され散策出来るようになる事を切に願っています。
【3/19 追記】
解体現場を撮影された動画がyoutubeに上がっていました。
※現在の状況と巨石風呂の巨岩群も4分50秒辺りで、一部見られます。
広島県廿日市市 のうが高原第2弾 解体現場
※ドローンで岩風呂内を撮影されています。
廃墟 広島 のうが高原ホテル
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