令和4年度になって、全国統計の死亡者数が異常推移しています。
1月 2月 3月

※厚生労働省 人口動態統計速報(令和4年3月分)(参照リンクページ)
データをグラフ化してみました。(同ページのエクセルシートから作成 表をクリックして拡大します)
グラフを見ると今年になって2~3月の死亡数の増加が吐出しています。令和2年度では、月ほぼ平均的な推移だったのに対し令和3年度からの4月以降から徐々に増加傾向となり、今年になってその増加率は更に上がっています。(これは、ワクチン接種開始以降と時期が重なります。)
特に、前年比で令和4年度の2月は1万9490人(16.4%)、3月は1万5992人(12.9%)増えています。一方新型コロナの死亡報告数は、2月が4841人、3月が4464人で、死亡者数との推移とは開きがあります。
コロナに感染しながら、生前も死後も診断されなかった人が一定数いた可能性も考えられますが、それだけでは説明が難しくやはりコロナ以外の要因で死亡が急増しているとみた方が自然でしょう。
死因別に前年と比べると、最も増えたのは「老衰」で約2万人(14.8%)増でした。このほか心疾患など「循環器系の疾患」が約1万2千人(3.5%)増加しています。
もともと「老衰」は高齢化のため年々増加傾向にありますが「循環器系の疾患」に関しては、ここ数年減少傾向だったものが令和3年度より増加に転じているそうです。

(出典:日本経済新聞2022年6月4日 記事)
一方、世界全体では平年より1490万人もの「超過死亡」が生じており、同期間のコロナ死亡報告(約540万人)の3倍に達しています。
コロナ禍でも死亡者数全体を抑えてきたはずの日本が、今年になって潮目が大きく変わった可能性があります。
コロナ以外の死亡要因も含め早急に詳しく検証していく必要性があると思うのですが、今後の動向を注視して行きたいと思います。
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