9月ももう半ば。ここ八ヶ岳山麓辺りは一気に涼しくなり、日に日に秋の様相を呈していて、今朝は、あまりの涼しさにストーブを焚いてしまったほどです。
秋の夜長に聞こえてくる色々な虫の声も、日に日に大きくなってきました。その中でもここ数日から今まで聞いたことが無い鳴き声を耳にするようになりました。
今朝ほど、玄関前に置いてあるポストを覗きに行ったところ目にも鮮やかな緑色のバッタを発見!
気になって、iPhoneを部屋に取りに戻って思わずパチリ。
良く見ると、産卵管があるのでメスだとは思うのですが、実は当初このバッタは「ウマオイ」だと思っていました。
ここ数日、網戸に留まって鳴いているのを幾度か見たことがあったからです。
ス~イッ、チョン。ス~イッ、チョン。
あれ!?この鳴き声の虫何だっけ?
童謡「虫の声」2番に出てきた虫だよね。
Google先生に聞いてみたら…。
あとからうまおいおいついて♪
チョンチョンチョンチョン・スイッチョン♪
これ「うまおい」って言うんだ!
ウマオイ(ハヤシノウマオイ)の鳴き声
同じような容姿と大きさだったので、てっきり「ウマオイ」とばっかり思っていたのですが、なんだか撮影した写真を良く観察すると何か違うな?と、疑問を持ちました。
こちらが「ウマオイ」の写真ですがパッと見は殆ど見分けがつきません。
(写真は、こちらからお借りしてます。)
この正式名称は「ハヤシノウマオイ」と、言うそうで、わざわざ「林」をつけるなら他の種類もあるのかな?と、思ったら「ハタケノウマオイ」って、言う種類もあるそうで鳴き方が微妙に異なるそうですが「ウマオイ」は、写真の様に頭部が茶褐色なので発見したのは、別の種類と判断しました。
次に「ツユムシ」かと思ったのですが、玄関でみかけた奴は後ろ足の太もも部分にトゲがあるのでこれでもない様です。
以上の様に、けっこう同じような容姿を持つバッタが多いので、特定するのに難儀しましが、いろいろ調べてわかったこのバッタの正体は…。
「サトクダマキモドキ」という名称だとわかりました。
本州・四国・九州 などで、見られ山麓に多く生息しているんだそうです、
名称の一部"クダマキ(管巻)"とは、機織の糸車に使われる部品の事だそうです。糸をつむぐ際の音が「クツワムシ」や「ウマオイ」の鳴き声に似ている事から別名としてその名が付いたそうです。
(2020-09-20 追記)
電動バイクで、買い物帰りおもむろにヘッドライトを見ると…。
またもや緑色のバッタが止まっていました。
サトクダマキモドキ? でも頭の部分が茶色で前足が赤みがかっています。
自宅に戻り調べてみたところ「ヤマクダマキモドキ」と、言うまた違った品種である事が判明
サトクダマキモドキとヤマクダマキモドキは、里と山。その名の通り標高差の違いで棲み分けているそうですが、自宅のあるこの辺りは1000m超え。
両方が生息しているその境界地点であるようです。
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