【ライフラインについて】
山梨県の裏事情のその3です。
今回は、山梨だけとは限らないのですが都心それも23区内に住んでいるお宅には、まず無縁のお話です。
我が北杜市のライフライン事情ですが、電気は東京電力管轄です。上水道は市で管轄していますが下水道に関しては、水洗化の普及率は未だ6割弱で山梨県全体でも低い普及率です。
我が家のある八ヶ岳南麓地域は、特に水洗化率が遅れており各戸には、浄化槽の設置が義務化されています。新築の浄化槽の設置には、市より補助金が出るのですが、限度額が決まっておりやはりそれなりの設置工事代金が必要となります。
それに伴い浄化槽の年間3回の保守点検と汚水汲み取り清掃が義務付けらており指定業者との保守契約も必要となります。
保守契約料には、年3回の点検料は含まれますが汚水汲み取り清掃代金は別途となり、それなりの料金がかかってきます。
浄化槽の大きさにもよるのですが、保守契約料と共に年それなりの出費となります。都心住まいのお宅には、全く不要の費用です。下水道が整備されるまでこれが永年続くのです。
こちらで、物件を購入する際は下水道の整備済み地域かどうか事前の確認が重要となります。
そしてガス事情…。
もちろん田舎ですから都市ガスなんか来ているわけがありません。
室外にボンベを置くLPガスになります。
LPガスは、都市ガスに比べかなり割高です。人件費や設備費に料金が上乗せとなっているのと、料金をガス会社が自由に決められるシステムなので原油価格が下がったとしても業者側は、簡単に値下げをしません。
また、ガス会社は、料金を開示していないところが多く簡単には、他社と比較・検討をする事が出来ないのも料金が割高の原因となっています。
利用者は、業者側のいいなりになっているのが実情です。
それでも、利用者側は少しでも割安となるガス会社を選択したいと思うのは当然となるわけですが、これが現在トラブルの元凶となっています。
特に悪質なのは、始めは割安の料金で契約させクーリングオフ経過後に、値上げするケース。既存の古くなった給湯設備を無料で交換すると言って契約させ途中値上げし解約を申し出ると設置した設備代金を請求してくるケース。
こちらでは、テレビで「LPガスの勧誘詐欺について注意する様に」との広報がしきりに流れています。
移住してから、悪質な詐欺に合わないためにも移住先のLPガスの適正相場をリサーチしておくのは、必須かと思われます。
(その4につづく)
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