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【南インド料理】ミールスとビリヤニの店・いちじく@武蔵野市吉祥寺東町

2017-02-05 | グルメ

※2019年5月現在 このお店は休業中のようです。
 
インド料理というと…。
大抵の人は、ナンをカレーに付けて頂くスタイルの料理を思い浮かべる方が殆どだと思います。
街のインド料理店に行くと、どのお店も大抵そのスタイルです。
自分もつい最近までそう思っていました。

ですが実は、私達がインド料理だと思っていたものはインドの北側の地方で食べられている食文化(小麦粉が主流)でインドの南側では、“ミールス”と言うお米がメインの異なるスタイルである事を以前たまたま訪れた居酒屋の店主からお聞きしていて、そのうち食べに行こうと思っていたのでした。
そもそもインドの北と南では、気候が異なるため栽培されている主食となる小麦粉と米食の違いがあり好まれる主な香辛料も北ではガラムマサラやクミンが多様され、南ではマスタードシードやレッドペッパーなど辛味の強い香辛料が好まれココナッツも欠かせない食材なのだそうです。
その見た目も北ではコッテリ濃厚なカレーですが、南はサラサラであっさり。
同じインドカレーでも北と南とでは全く異なるスタイルで奥が深いお料理だったのです。

そんな話をサクラさんとしていた時、彼女が吉祥寺に用事があると言うのでじゃ吉祥寺でランチを。と、言う流れとなって東京郊外で唯一“ミールス”を食べさせてくれるお店“いちじく”さんへ行くことになったのでした。
吉祥寺駅から徒歩15分 東京女子大のバス通り沿い武蔵野市立第三中学校の近くにお店はあります。
駅からはちょっと遠い場所にあるのですが週末の開店時間12時に合わせて、出かけたのでした。

お店の外観 2015年7月にオープンされたのだそうです。


店内 インドカレー屋さんとは思えない装飾です。

【頼んだもの】
選択肢はありません。“ランチミールス”これだけです。席についたら後は、待つだけです。(看板にあるビリヤニ(インド風炊き込みご飯)は、まだ提供されていないみたいでした。)


席につくとプリントされた本日のメニューとなる“仕様書”を渡されるのですが、聞き慣れない名前のお料理ばっかり^^;
ざっと紹介しますと
ひよこ豆のサラダ・ワタリガニのモーリー・チェティーナードチキン・ラッサム・パイナップルのカーラン・南瓜のエリサリ・フルーツにんじんのボリヤル・ココナッツチャトニ・にんじんのアチャール・バージ・焼きパパド…。
仕様書には、それぞれ詳しい説明が書かれています。お料理が来るまで読んで勉強していましょう



ランチミールス ¥1,100(税込)日ごとに提供しているルーの種類を数種類変えられているみたいです。


バスマティライス 独特の形状をしたライスはインドの最高級米なのだそうです。

食前にラッシーが、食後にホットチャイも付いてきます。

食べ方ですが基本は、ルーを一通り食したあとバスマティライスに、お好みのルーをかけパパドを砕き良く混ぜて頂きます。

食べた感想★★★(うまっ!)
まさに衝撃的な体験でした。辛味、甘味、酸味、苦味…。口の中がまるで味の宝石箱ゃ~♪ て、言う感じです。
辛味などは、抑え気味で日本人向けに食べやすいようにアレンジをされているようです。
ちょっと男性だと量が少ない感じはありますが、このお値段でコレだけの種類のルーをいろいろ体験出来てコスパ的にも最高でした。(さすがに、ライスはお代わりは無料とはいきませんが追加¥200で別の種類のルーが一品付いたものが注文出来ます。)
バスマティライスのその特徴的な細長い形状と食感が日本米とは異次元なもので、パラッパラ感が半端なかったです。
食べ初めはさすがに違和感があるのですがルーと混ぜ合わせて食べ勧めていくとさほど気にならなくなってきます。わざわざこの食感を出すため、パスタのように茹でているそうです。
これだけの種類のルーをお一人で、作られているようで店主のミールスへの深いこだわりを感じ取ることが出来ました。店主に食材は、どう調達されているのですか?と、お聞きしたところインド食材の専門店がありそこから調達されているのだそうです。
お一人で切り盛りされている関係で、少々オペレーションが悪そうですが、いずれまた是非再訪したいお店になりました。

ミールスとビリヤニの店・いちじく
【営業時間】木曜日~日曜日:12:00~14:30
 ランチ営業、日曜営業
【定休日】月曜日・火曜日・水曜日 ※祝日の場合は営業
※臨時休業あり(Facebookに告知)
※そんなに広い店内ではありませんので、開店時間に合わせ訪問したほうが確実です。

【マップ】


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