以前当ブログでも紹介し先週14日に封切られた同映画
初日に早速吉祥寺のパルコB2Fにある"アップリンク吉祥寺”へ出向き鑑賞して参りました。
アップリンク吉祥寺は、いわゆるミニシアターではありますがスクリーンが5つありミニシネコンといった感じでしょうか。
一般的な映画館ではかからないような話題のインディーズ映画を数多く鑑賞することが出来ます。
ドキュメンタリー映画 『エッシャー 視覚の魔術師』予告編
さて、本作品
エッシャーのドキュメンタリー映画と言う位置づけですが合間にエッシャーの作品をVFXを用いての3Dアニメーション映像が視覚的に楽しめて興味深かったです。
60~70年代の音楽が効果的に使われていて、初めは違和感を感じていたのですが、あの!C.S.N&Yのグラハム・ナッシュがインタビューに登場し彼の作品群が60年代後半のヒッピーカルチャーに大きな影響を与え音楽をも変えたんだそうです。
ジ・アニマルズのエリック・バードンやローリング・ストーンズのミック・ジャガー。そしてデヴイットボウイも彼の作品群にを魅了されていたんだそうです。何でもミック・ジャガーは、エッシャーにアルバムジャケットのオファーをしたそうですが、オファーする態度が気に入らなかったんでしょうね。「私は貴方に”モーリッツ”と呼ばれる間柄ではありません。」と、 きっぱり断わったエピソードは秀逸です。
ご子息がまだご健在で、父親としてのエピソードを語られていましたが奥様への愛情が深かった事や家族を本当に大切にしていたことなどリアリティがあって興味深かったです。
世界各地に散らばっている手紙やフィルムなど膨大な資料から本作品を製作されたそうで大変な苦労があったそうです。
残念だったのは、ナレーション。一辺倒の語り口で少々睡魔が襲ってきましたが全体的には、良くまとまっていてエッシャー好きは必見。そうでない人にも見る価値はあると思います。
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