今回は、山梨県の景勝地でもある昇仙峡を更に北上し金櫻神社の手前に鎮座する夫婦木神社上社裏参道にある鳥居を紹介します。
正面から見るとその特異さは良くわからないのですが斜めから見るとヘンな鳥居である事が良くわかります。
本来の両部鳥居ならば、柱を介し前後に稚児柱が付いているはずですがここの鳥居には片側にしかついていません。
もうこれは鳥居の形式とかいうものでは無く、転倒防止が主な目的であると思われます。
たぶん専門の業者か宮大工が製作したものではなく、普通?の大工さんが製作したものでは無いかと憶測しています。
良く見ると楔の入り方も貫の上下に付いています。
実は、この鳥居。以前(2012年当時)あったものもトンデモ鳥居でした。Googleストリートビューを見て現地へ赴いたら建て直されていたのを知りました。
(Googleストリートビュー(2012年)よりキャプチャ)
場所こそ道路沿いから裏参道階段前に移動しているみたいですが、笠木と貫の幅や長さなど。もう全体のパーツバランスがめちゃくちゃです。
曲がりなりにも神社の顔となる鳥居です。さすがに今回のものは、バランスを修正し建て直したんじゃないかと憶測しています。
【マップ】
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