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【磐座・巨石・神社】大甕倭文神社(おおみかしずじんじゃ)の宿魂石@茨城県日立市大みか町

2015-05-22 | 磐座・巨石・霊石
大甕倭文(おおみかしず)神社 常磐自動車道 日立南太田ICから車で10分あまり 茨城県日立市大みか町に鎮座しています。

拝殿 祭祀:武葉槌命(たけはづちのみこと)
建葉槌命は「日本書紀」の葦原中国平定だけに登場する倭文神です。経津主神・武甕槌命では服従しなかった天津甕星(あまつみかぼし)神を制圧した神様です。
天津甕星は、別名:星神香香背男(ほしのかがせお)天香香背男(あめのかがせお)とも呼称する星神様です。
天津甕星神は、天孫系の神でありながら悪神として登場しますがここ地元では、朝廷に屈しない神として英雄視扱いされている崇敬高い神様の様です。

由緒案内版

宿魂石(拝殿裏手の岩山全体を総した名称)には、天津甕星神の荒魂が奉られています。

知足のつくばい 水鉢の周囲に掘られている文字と中央の四角(口)を組み合わせると「吾唯足知」となり「吾れ唯足ることを知る」と読む事が出来ます。
京都竜安寺のものが有名ですが、なぜここに!? どちらにせよ、肝に銘じたいと思います^^;

裏手は、岩山となっています。鎖場もあってちょっとしたロッククライマ気分で登って行きます。

程なく奥宮に到着です。

大甕倭文神社奥宮 奥宮をわざわざここへ置く意図は、まさに武葉槌命が天津甕星を制圧している構図となりますね。

散策途中でちょっと気になった小さなお社です。鏡がある事から倭文神をお祭りしているのでしょうか?

この辺りの地名は“大みか町”と、言います。なぜにわざわざ“みか”をひらがな表記にしたのでしょう?
確かに難読地名です。“甕”は、“かめ”と読みなかなか“みか”とは、読めません。
地名由来には「常用漢字で無いため」とありましたが自分は、“おおがめ”と、読み間違えられるからだと思っているのですが…。

現在の南相馬市原町地区にも「大甕」という場所があるそうです。
そちらの由来では、祈願の際に祭壇にささげられた酒をもった器にちなんだ地と伝わっているそうです。
大甕(おおみか)とは、神と人の住む境界として「大甕(おおがめ)」が埋められていた場所。あるいは「大甕(おおがめ)」を置いて祭祀が執り行われた地であったと考えられているそうです。
(撮影:2008年3月)
【マップ】

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1 コメント

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Unknown (kusuko)
2015-05-23 21:08:45
はじめまして。
磐座に関心がおありのようなので既にご存知かもしれませんが、一つ書き込みさせてください。

兵庫県西宮市の越木岩神社所縁の磐座がマンション建設で破壊の危機に瀕しています

・越木岩神社境内奥に甑岩という磐座があり古代祭祀から続く信仰の場として大切にされてきました
・今破壊の危機にあるのは境内隣接地にある3つの磐座です。
・神社や地元の人たちが守ってきた共有地を戦後の厳しい時代、大学を設置するということであればと譲渡しました。
・大学の経営難によって第三者が購入し現在、3つの磐座以外更地になっています。
・当初の計画では磐座の保存を前提にしたマンション建設だったそうですが業者が約束を破棄し磐座を破壊して建設する計画へと変更してしまったのだそうです
http://white.ap.teacup.com/hakuto/2280.html

イワクラ学会で行っている磐座の保存を求める署名活動 最終締切5月31日
http://iwakura.main.jp/news/20150419_news/newst_20150419.html

また越木岩神社ブログでは電子署名サイトchange.orgにて署名を開始
http://ameblo.jp/koshikiiwa-negi/entry-12022809803.html

よろしかったらご賛同お願い致します。
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