装う、着るということは自分を表現する芸術である。
1.「楽装喜服」 装いは楽しむこと、自らの目で選んだひとつひとつが楽しませてくれる。だから大切にしたい。彼らもきっと喜んでいるに違いない。
2.一朝一夕に出来るものではない。 長く服を愛し、着続け、数多くの組み合わせを実践し自分のスタイルを持っている。
3.基本がしっかりとあるからこそ、変化の中にあっても新しい着熟しを楽しむことが出来るとトラディショナリストは確信する。
4.ルールを堅苦しいなどと思わず、楽しみに変え心地よいものとして心の中に積み重ねてきたのだ。何のためらいもなく素直に自分のものとして大切に暖められてきたのである。だからどんな場面においても正々堂々と立ち居振舞うトラディショナリストの姿がある。
5.トラディショナルを愛するものの懐は大きい。自分の感性により直感的にトラッドテイスト満ち溢れるものを見つけ出す。それは長く着続けてきたことや、数多くの組み合わせを実践してきた経験による。
6.自分のスタイル、着熟しが、自らを楽しませ、相手にも新鮮な印象を与えることが出来る。ブランドにとらわれず常にトラッドスピリッツを持ったものとの出会いを楽しみにしている。
常々思っていたことで、今回トリエンナーレのボランティアに参加、絵画を見ながら再確認しているところである。幼少の頃の服装も影響してるのだろう。これは母に感謝だ。色の組み合わせは自然がお手本だ。木々の緑、草花、海、山、空、四季の変化がすべてを教えてくれるのだ。健康であり、体型も変わらないようにしてきた事も楽しさを増している。
「トラッドに感謝」~いつも思うこと。
『人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり』
一人称も少し粋ではないか
2010 12 19 中日新聞・社説より
今回、舘の作品をはじめて知ったわけですが、調べていくうちに舘はどんな人なのか人物に興味が行きました。シャイで正義感が強く、生き方に何か共感するものがありました。
自分のスタイルに基本がしっかりとあるから変化が訪れても自分なりにアレンジしてその流れを楽しむ、余裕があるんですね。
自分の中のこだわり、心地のよいルールを楽しんでいますね。
じわっと心にしみる感じがします。
美術作品も、ぱっと出会って新鮮さを感じる作品もある訳ですが、長い間じっくりと時間をかけて関係を持つことでじわっと納得できたり、心身へしみ込んでくる作品もありますよね。
どんな出会いがどこで待ってるかわからないですが、自分が変わらないこと、自分のスタイルを持っていることっていうのは、どんな出会いにも柔軟に対応できる一因かもしれませんね/