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小籠包もいいけれど。台湾に来たらこれを食べなきゃ!

2009年12月18日 18時49分03秒 | 台湾グルメ

台湾に来たら、●泰豐へ行って小籠包(ショウロンポー、標準中国語の発音ではシャオロンパオ)を食べる、というのが、すっかり台湾に来る外国人(特に日本人)の「お約束」となっています。
それは迎える側の台湾の人たちも同じで、とにかく外国から誰かが来たら、その人から「小籠包」という言葉を聞かないと安心できない。
かくして、誰もが判を押したように「台湾の小籠包はおいしい」と言い、まだ小籠包を食べていないと聞けば、とにかく小籠包を食べに連れて行く、というのが、外国からのお客様をお迎えするお決まりパターンです。

確かにおいしいと思いますし、それはそれでいいのですが、小籠包が果たして「台湾らしい」食べ物か、というと、ちょっと違うような気がします。
せっかく台湾に来たからには、もっとコテコテのものを試してみてはどうでしょう。

ところで、上の写真は一体何のお店だと思われますか。
『豆腐男』

 

答えは、「臭豆腐(チョウドウフ)」屋さんです。
名前の通り、ちょっと臭いのする発酵させたお豆腐を、揚げたり、煮込んだり、鍋にしたりして食べさせるのです。

 

なぜか店のデザインは日本の居酒屋風。
「豆腐男」というのは、元の意味は軟弱な男、今風に言えば「草食男子」みたいな言葉ですが、それを逆手にとって、男前の豆腐屋にしたところが笑いを誘います。

 

店の横にはこんな看板も。
ちなみに、「豆腐男」は臭豆腐のチェーン店として展開していくようです。

これはちょっとユニークなお店の例ですが、臭豆腐は夜市や屋台など、どこでも食べられる庶民の味です。

 

こちらは、台北の「士林夜市」の中の臭豆腐の店。

 

臭豆腐の中では一番ポピュラーだと思われる、油で揚げた臭豆腐。
「油炸(脆皮)臭豆腐」といいます。
「脆皮」というのは、「外側がサクサクした」という意味で、揚げたてのサクサクのを酢醤油とにんにく、酢漬けキャベツと共に食べます。

 

こちらはピリ辛煮込み「麻辣臭豆腐」。
上に浮いた赤い油が辛いです。
辛いスープが豆腐の中に染み込んでいるのを、ハフハフしながら食べます。

 

そして、これが「清蒸臭豆腐」。
辛くないスープで蒸し上げた臭豆腐。
ただ、本来は蒸して作るものですが、これはスープに入れて煮込んだもの。
「麻辣臭豆腐」と「清蒸臭豆腐」は一種の鍋物のようなものなので、寒い時期に食べると体があったまります。

このほかにも、串に刺して火であぶった「烤臭豆腐」もあります。
「烤臭豆腐」は歩きながら食べるのに便利なので、屋台で売っていることが多い。

 

これが、生の臭豆腐。
豆腐を特殊な漬け汁に漬けて、発酵させています。

臭いの成分は火にかけるとかなり飛ぶということで、食べてみるとそれほど臭くはありません。
納豆が平気な人なら、納豆よりもずっと楽勝。
大豆蛋白たっぷりの健康食品で、台湾の庶民の味「臭豆腐」。
台湾に来たら忘れずにご賞味を。(尾)

※12月16日(水)の番組「台湾ミニ百科」では、臭豆腐をご紹介しています。

番組を聴くには、上のバナーをクリック→12月16日をクリック→「台湾ミニ百科」をクリックしてください。
オンデマンド放送は1ヶ月間お聴きいただけます。



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2 コメント

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豆腐と言えば・・・・・ (◆G9FlhTJB1k)
2009-12-19 00:26:28
>豆腐男
株式会社三和豆水庵
http://www.sanwatousuian.co.jp/
と、
男前豆腐店株式会社を思い出しました。
http://otokomae.jp/
>清蒸臭豆腐
・・・・・(涎;;
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Unknown ()
2009-12-21 02:18:39
コメントありがとうございます。
仰るとおり、豆腐=男=日本風という発想は、そのあたりから来ているのではと私も思っておりました。
煮てよし、焼いてよし、揚げてよし、蒸してよしの、豆腐好きにはたまらない「臭豆腐」。
ぜひ、もっとファンが増えてほしいものです。
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