花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~ニチニチソウの話題~

2020-08-22 10:00:46 | Weblog
~ニチニチソウ(ビンカ)の話題~


毎日、非常に暑い日が続いていますが、今回は、、暑さにとても強いニチニチソウについてまとめました。

ニチニチソウ(日日草)は、ビンカともよばれ、マダガスカル原産のキョウチクトウ科の植物です。
暑さと乾燥にはとても強く、夏の花壇には最適な草花です。

五枚の花びらに、赤や桃、白など、夏にふさわしいトロピカルな鮮やかな花色を持っています。
濃い緑色の葉と花色のバランスがとてもうまくマッチしています。

※ 写真はニチニチソウの各色の画像です。

増殖には基本的に播種を行いますが、枝の分岐がよく花が次々と咲いてくるのや、花びらにフリルがつくものなど、特殊な種類は挿し木で栄養繁殖します。

★ ニチニチソウの栽培
ニチニチソウは暑さにとても強いのですが、寒さには弱く、5℃以下になると枯れてしまいます。
そのため、プランターや花壇の植え付け時期は、他の草花に比べて少し遅くします。
地域によって大きな違いはありますが、5月に入ってから7月上旬までに植え付けます。

高温と乾燥には強いので、水はけのよい培養土を使って十分水を与えます。
水はけの悪い状態になると、根腐れを起こしたり、立ち枯れ病におかされてしまいます。
立ち枯れ病になると、ニチニチソウの株基が傷んで倒れてしまいます。
この病気は土壌伝染するので、発生すると手当のしようがありません。