今日は祝日。世間は3連休で、ご近所は静か
ウルグアイ最大の英雄、独立の父、アルティガス将軍の245年目のお誕生日で祝日。しかしながらその遺骨を安置する霊廟がある独立広場を改造しようという現政権の意向で将軍様もゆっくりお休みにはなれないようでそもそも、この独立広場の霊廟・ウルグアイの黒い時代=軍事政権(1973年ー1985年)下に、アルティガス将軍霊廟が建設・安置された。軍事政権時代の非人道的・非文化的な体制を排除したいという現左翼政権の意向がある。うーん考えてしまう。確かに、軍事下において犠牲になった国民とその家族は、世界にも類のない悪名高き”失効法”(軍事政権下、特に軍人によって引き起こされた人権侵害による犯罪に対して罪を問わない法律)なるもので苦しめられ、その法律を排除するべき国民投票が今年実施される。が、ウルグアイの英雄として歴史を築き共に歩んできた偉功は、国民の憩いの場に安置してこそ、将軍の意思が後世に渡って引き継がれていくのではないかと?民衆と共に生きた彼の生涯にふさわしいのでは?・・・遺骨の移動先は博物館だそうで。遺骨は歴史的事実を展示する場所ではなく霊廟に安置されるべき。政権と共に移動する建国の象徴。人間の歴史の常よね