渋谷の怪我で考えること

　　毎晩、寝る前に週プロ・モバイルを見るのが日課である。昨晩も、試合結果を見ていたら、渋谷シュウが鼻骨骨折および眼窩底骨折をしたというニュースが入って来た。何でも華名のキックが顔面に入ったとか…実際に試合を見ていないので、何ともコメントできないが、大変なことである。これによって渋谷は幾つか決まっていた試合をキャンセルしなくてはならない状況となってきた。当分の間、下手すら長期欠場になる。従って風香に引退試合も、試合出場は不可能だ。
　仮にこれが私のマネージメントしている選手、今だったら引退直前の風香になるが、私は怒り狂ったことだろう。もう損害賠償ものの話に展開するだろう。プロとは怪我をしない、怪我をさせないことが前提だ。これはどんな場合でも同じこと。だからプロレスラーは練習し、寸分の狂いのない技術をマスターするのだ。渋谷はつくずく”ついていない女”だ。よりによって、人の好い渋谷ばかりがこんなことになってしまう。
　プロレスラーとは、プロの技術を持つことを示す。もっと、このことを真剣に突き詰めないと同じことがまた起きると思う。渋谷の代役を考えなければならないが、そんなことより本人は悔しいだろう。風香も自身の引退試合の相手に考えたこともあったから、その悔しさは計り知れない…