ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

act20 ザ・モンゴルズ

2009年04月27日 21時41分41秒 | 20世紀スーパースター列伝
  昔からモンゴル人キャラは、プロレス界でも別格的な存在だった。エル・モンゴル、モンゴリアン・ストンパー、キラー・カーンなどは、朝青龍や白鵬と比べると顔つきが全く違うが、弁髪スタイルがオリジナルなモンゴル人とされていた。今回、紹介するのがモンゴル人タッグチームの草分け、ザ・モンゴルズだ。
 初代がジート&ベーポで、昭和40年代後半に「プロレス・アワー」という番組で、毎週その勇姿を見せていた。何しろ日本に来る前からテレビで見ることが出来た、貴重なレスラーだったのだ。モンゴルズはWWWF世界タッグ王者になり、ベーポはサンマルチノのチャレンジャーにも抜てきされた実力者。少年心にサンマルチノが負けてしまうんじゃないか、と思ったほどの桁外れのパワー・ファイターだった。このチームは昭和47年8月、日本プロレスに1度だけ来日した。
 ベーポは後にニコリ・ボルコフというロシア系に変身し、ニューヨークのメインクラスに台頭した。残されたジートはボロなるパートナーを連れ、2代目として昭和49年に新日本プロレスに参戦。このボロはマスクド・スーパースター、アックス・デモリッションの前身だった。モンゴルズはトップ・レスラーへの登竜門だったが、ジートの前身はブラックジャック・ダニエルという名前であった。

▲ジート&ベーポの初代。
▲ボロが加わった2代目。

▲珍しいモンゴルズのカラー写真。

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