日向あずみの引退前に

　　日向あずみが今日、27日に15年間のプロレス生活から引退する。と、その前に日向のことを少し書いてみたくなった。日向が若手時代からそのセンスの良さで、同期を大きく引き離してきた。97年頃、JWP活性化の「フリー宣言！」というアピールをした時なんて、アルシオンを設立間際だったため即、日向を引き抜こうなんて企てたてたりなんてした（未遂に終わる）。でも、その後JWPが活動休止した時は真っ先に日向をアルシオンのリングに上げたものだ。浜田文子vs日向あずみは2001年2月のアルシオン3周年記念大会のメインだった。
　日向はPIKOちゃんとよく、アルシオンの忘年会に参加してくれ、その伝説？の飲み方を見せてもらった。今はどうだかわからないが、当時は飲むとまったくの別人になり饒舌になったのには驚いた。そして、やたら暴力的？にもなっていた記憶がある。そんな愛すべきところもあったのだ。
　日向の試合で印象に残っているのが、田村欣子との60分時間切れである。PIKOちゃんから「何か面白いカードはないでしょうか？」と相談された時に真っ先にこのカードを進言したのだ。日向はJWPの絶対エースで、鉄人だった。引退試合は苦楽を共にしたメンバーでタッグマッチを行う。これも日向らしい。だから、これからそれを見に行くのだ。

▲96年のJWP両国大会会見で。

▲レディリンで奈苗と対談。