今夜、髪切りマッチ！

　今夜、新宿FACEで米山香織vsさくらえみがJWP無差別級王座を賭け、さらにお互いの髪も賭けるという試合が行われる。髪切りマッチはある意味で最終決着手段。メキシコでは”カベジェラ・コントラ・かベジェラ”として、タイトルマッチよりも上のランクの試合形式とされている。
　今回は遺恨無き髪切りマッチということだが、どれだけ見る方のボルテージが上がっているのだろう。1992年8月に豊田真奈美と山田敏代のタッグパートナー同士が、突然のように髪を賭けたことがあった。この試合は後楽園ホールで敢行されたが、当時としては破格の特別リングサイド10000円であり、興行自体は札止めの記録を残している。団体対抗戦が開戦前で全女がいいムードになってきた時期。それに加え、売り出し中の豊田と山田が髪を賭けたのだから、一回性ながら話題にもなった。
　その後も何度かこの種の試合形式が行われたが、尾崎魔弓は2度も坊主になっていた。やっぱり一番の見所は、きっちり坊主になるかどうかだ。風間ルミは丸坊主にならず、短髪で終わらせたことがあった。女の命を賭けるのだから、相当なリスクだが、坊主になれば状況も一変するかもしれない。さて、これから支度をして新宿まで行こうかと思う。
　写真は山田敏代の潔い姿（1992年）