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ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

act11 ドン・レオ・ジョナサン

2009年01月13日 15時07分15秒 | 20世紀スーパースター列伝
 まるで獅子王のような雰囲気を持ち、そのナチュラルなパワーと実力は若い時から抜きん出ていた。相手を吊り上げるハイジャック・バックブリーカーは破壊力抜群で、ジャイアント・スウイングやネック・ハンギングを得意としたが、サマーソルト・ドロップなども器用に使いこなした。  実力の割には大きなタイトルに恵まれなかったが、馬場のライバルとして何度か来日。太いもみ上げが特徴で、貫禄たっぷりの正統派として通 . . . 本文を読む

act10 バーン・ガニア

2009年01月10日 10時05分04秒 | 20世紀スーパースター列伝
 AWAの帝王として自ら長期間に渡り世界ヘビー級王座を保持、プロモーターとしてもらつ腕を振るい一国一城を築いた。アマレスの五輪代表からプロ入りしたエリートで、地元のミネアポリスを拠点にAWAを設立。ブルーザー、クラッシャー、バション、ビル・ミラーら実力者を従え、NWAに対抗する団体に導いた。  得意技はスリーパー・ホールドとスクリュー・ドロップキック。日本には昭和45年1月に初来日。49年11月に . . . 本文を読む

act9 ハーリー・レイス

2009年01月06日 21時39分12秒 | 20世紀スーパースター列伝
 ミスター・プロレスと呼ばれ、NWA世界ヘビー級王座を何度も獲得した受身の達人。若い頃はラリー・へニングとタッグを組み、AWA世界タッグ王者にもなった。へニングが”プリティー・ボーイ”を、レイスが孫悟空のような顔立ちながら”ハンサム”を代名詞にしたのだ。  ドリー・ファンクJr、ジャック・ブリスコらと70年代のアメリカン・プロレスを創り出した。これまでの、たった一つの必殺技から、多彩なテクニックの . . . 本文を読む

act8 ビル・ロビンソン

2009年01月03日 12時16分04秒 | 20世紀スーパースター列伝
 国際プロレスの窮地を救った外国人エースで、”人間風車”が代名詞。そのダブルアーム・スープレックスやサイド・スープレックス、ワンハンド・バックブリーカーを日本で初めて公開した。欧州の三冠王(ヨーロッパ・ヘビー、大英帝国ヘビー、EWAヘビー)として無敵を誇り、国際、新日本、全日本で活躍。  アントニオ猪木との60分時間切れは語り草で、バーン・ガニアとの夢対決、ジャンボ鶴田との死闘は有名。マスカラス以 . . . 本文を読む

act7 ジョニー・パワーズ

2008年12月18日 13時01分30秒 | 20世紀スーパースター列伝
 アントニオ猪木のライバルとして東京プロレスを経て、旗揚げ間もない新日本プロレスに来襲。虎の子のNWF世界ヘビー級チャンピオン・ベルトを引っさげてタイトルマッチを敢行したが、王座から転落。ここに日本でのNWFの歴史が始まったのだ。その後も何度もリマッチに挑んだが、いずれも蔵前国技館などの大会場ばかり。新日本はパワーズに助けられたと言っても過言ではないだろう。   必殺のパワーズ・ロックは、日本名で . . . 本文を読む

act6 スーパースター・ビリー・グラハム

2008年12月08日 13時22分03秒 | 20世紀スーパースター列伝
   著名なグラハム兄弟の末弟と称してデビューしたが、脚光を浴びたのはAWA圏に入ってからだ。70年代を象徴するサイケ調のタイツやバンダナ、マッチョ・ボディがトレードマーク。そのオーラは眩いばかりだった。ゴング誌によって最新のカラー写真が掲載され、想像力をかき立てるには十分すぎた。  初来日は1974年9月、国際プロレスの「スーパーワイド・シリーズ」だった。東京12チャンネル(現テレビ東京)でTV . . . 本文を読む

20世紀スーパースター列伝 act5 ミスター・レスリング

2008年12月02日 09時02分28秒 | 20世紀スーパースター列伝
 最近、ZERO1マットでミスター・レスリングⅢなる選手が暴れているが、そのモチーフは白覆面のミスター・レスリングに他ならない。このミスター・レスリングことティミー・ウッズは元アマレスの猛者で、南部では絶対的な正統派スター。白=正義という認識がアメリカにはあったのだろう。そのクラシックなテクニックは、レッグロックの状態から逆立ちしたり、瞬時のオースイ・スープレックスを見せたりと、当時ではかなり独 . . . 本文を読む

20世紀スーパースター列伝 act4 ディック・ザ・ブルーザー

2008年11月28日 01時59分07秒 | 20世紀スーパースター列伝
  生傷男と言われたブルーザーは別名、世界一のぶっ壊し屋とも呼ばれた。丸太棒のような太い腕、分厚い胸、ビールをラッパ飲みするデモンストレーション。すべてがド迫力で、桁外れの存在感があった。試合は何をするわけでもなく、ただ殴りあったり、締め上げたりと実に原始的。必殺技はアトミック・ボムズアウェーというコーナー上段から落下する荒業だ。  AWA圏で何度も世界王座を獲得し、力道山没後に復活したインターナ . . . 本文を読む

20世紀スーパースター列伝 act3 フリッツ・フォン・エリック

2008年11月26日 01時02分24秒 | 20世紀スーパースター列伝
  ”鉄の爪”フリッツ・フォン・エリックは昭和の匂いが強烈に匂うレスラーだった。必殺のアイアン・クローはまさに、水戸黄門の印籠のような究極のフィニッシュ。右手で相手の顔面を鷲摑みする単純な技だが、その体勢に入っただけで場内に戦慄が走る大迫力。そして何より男のダンディズムがあった。  笑わない、冷徹、非情、そんなフレーズがピッタリだが、それが妙に強さとかっこ良さをかもし出していた。日本 . . . 本文を読む

20世紀スーパースター列伝 act2 ジン・キニスキー

2008年11月21日 22時37分04秒 | 20世紀スーパースター列伝
NWAがその権威をまだまだ光り輝かせていた時代、私が初めて知った世界ヘビー級チャンピオンが”荒法師”ジン・キニスキーだった。昭和40年代前半、キニスキーはブルーノ・サンマルチノと並び、ジャイアント馬場のライバルとして双璧の存在。ラフでタフで、その上に必殺技が幾つもあった。シュミット・バックブリーカー、バック・ドロップ、ジャイアント・スウイング…当時のレスラーはみんな必殺技は一つだけだから、キニス . . . 本文を読む

20世紀スーパースター列伝

2008年11月16日 00時48分34秒 | 20世紀スーパースター列伝
  プロレス観戦歴40年を越えた今、昭和のプロレスが無性に懐かしくなり、雑誌や映像や写真に浸りたくもなる。私にとっての昭和プロレスは、プロレスを見始めた42年から高校を卒業した50年頃を指す。この10年未満の記憶がとても鮮明であり、強烈なインパクトがあった。だから、それが今でもプロレスに魅せられる原動力にもなっているのだ。そこで私が印象に残るガイコク人レスラーをピックアップしてみることにしました。 . . . 本文を読む