日本vsブラジル 『決戦前夜』

■ 日本が決勝Ｔへ進む為には？

ついに崖っぷちの日本代表。再度、日本代表が決勝Ｔへ進む条件を考えてみる。

必須条件１：日本がブラジルに２点差以上で勝利。
条件２-①：クロアチアがオーストラリアに引き分け。
条件２-②：クロアチアがオーストラリアに１点差の勝利。

このようになっているのだが、オーストラリアが勝利してしまえば、日本が何点差でブラジルに勝ったとしても決勝トーナメントに進めない。

■ クロアチア対オーストラリアを予想

オーストラリア（ヒディンク監督）は、クロアチアを簡単に分析して、適切な選手交代など采配を振るってくると思う。その一方で、クロアチアは、わりと緩めのオーストラリアＤＦ陣を力でねじ伏せるような気がする。つまり、「柔と剛」の対決になると思う。
精神的なアドバンテージは、オーストラリアの方にある。しかし、この試合だけを考えれば、単純である。クロアチアは、オーストラリアに勝てば良いだけなのだから。
そういう意味では、日本にとって有利な結果・・・「引き分けは、十分にあると思う」

■ 日本代表は、２点取れるのか？！

今大会、ファウル疑惑もあったセットプレーからの中村の１ゴールのみである。「得点に繋がるような決定的なチャンス」は、いくつもあった。しかし、流れの中からのゴールはない、決めきれない。
この問題を監督のせいにするのか？ＦＷのせいにするのか？選手全体のせいにするのか？
人によって考え方も違うと思う。個人的には、Ｗ杯後か日本がＷ杯敗退後に言及しようと思っている。

では、２点取れるだろうか？！
私は、２点は、取れると思う。これまでの試合結果を参考にすると、アジア最終予選やＷ杯出場決定後の親善試合などで、日本代表は２点は取ってきた。しかし、３点を取れた試合は、１度もない！（アジアカップ最終予選、第1戦　インド戦は除く）
つまり、３点を取ることは、現実問題として不可能だと思われる。よって、ブラジルに勝利をするとしたら、２－０しかない！と言える。では、“３－０”のように３点差の試合をすることは、本当に不可能なのだろうか？

■ 日本代表は、３点以上取れるのか？！

今大会の他の国々で３点差を付けて勝利したチームは、６チーム（チェコ、スペイン、エクアドル、アルゼンチン、ウクライナ、ドイツ ）ある。

「アメリカ 0 - 3 チェコ 」
「スペイン 4 - 0 ウクライナ 」
「エクアドル 3 - 0 コスタリカ 」
「アルゼンチン 6 - 0 セルビア・モンテネグロ 」
「サウジアラビア 0 - 4 ウクライナ 」
「エクアドル 0 - 3 ドイツ 」

決して一般的な各国の力関係だけでは予想出来ない試合結果が出ている。そういう意味では、“数字上の可能性”は、十分にあり得る。

■ ＦＷ問題と攻撃について

これまでの「高原・柳沢」の２トップに見切りを付けて、「大黒・巻」がいいと思う。

ＦＷという点を奪う役割（仕事）をする選手に必要なものは、「闘争心」だと思われる。そして、自分がゴールを決める！というエゴイスティックな気持ちが高原と柳沢からは感じられない。対峙する相手ＤＦにとっては全然怖くないＦＷと言える。

日本代表関連の記事は、Bolgランキングで

■ 日本の守備にシフトした際に気をつける選手

“枠内シュート数”の統計を見ると
カカ：３本
ロナウジーニョ：２本
アドリアーノ：２本
ロビーノ：２本
こう観ると、この選手達を注意すべきだと思う。また、カカは特に調子がいいので、中盤から早いプレス（潰し）が必要だと言える。

■ もう一度、日本代表に思い出して欲しいこと

巻の試合前の会見コメント

点が取れないことにはしょうがない。これまでの２試合、形としてはしっかりチャンスを作っている。あとはゴールを取る気迫の問題。・・・過度な期待はいらないし、チームの中で自分ができること、足りないものを出せる自信はある。それはゴールを取ろうという気持ちだったり、執念だったり。そういうものなら負けない。日本の代表としてここ（ドイツ）に来ているわけだから、みんなが納得するプレーをする義務がある。 全文は、こちら◆

実は、ずっと感じていて、記事内でも書いたが、「気持ち」の部分を今回の日本代表の選手達は、４年間で失ったように思える。海外クラブでプレーするようになり、また、ジーコは、基本的に選手の入れ替えをほとんどしない。そういう部分で選手達に“危機感”が欠如したと言っても過言ではないと思う。
もちろん、気持ちだけでは、ゴールを奪えない。しかし、ＦＷとしてゴールチャンスを増やすことは出来る。また、今回選手の会見コメントで「日の丸を背負っている」という意識を感じて発言したのは、この記事しか読んだことがない。
これまで２回出場した代表に比べて、「日の丸を背負っている」、「日本代表である」という意識が欠如しているように思われる。
極端な話をすれば、「サッカーは、戦争だ！」と言われるが、この２３人は日本を代表して戦いに行っている。そして、今回２３人に選ばれなかった選手達がたくさんいることも・・・そして、ただ、応援することしか出来ない、サポーター（国民）がいることを思い出して欲しい！

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