■ The Coca-Cola Football League Championship 第41節 |
リーズ(2-1)プレマス ・前半36分 Halmosi(プレマス) ・前半45分 Healy (リーズ) ・後半42分 Michalik(リーズ) |
■ リーズ・ユナイテッド 今昔物語 |
サッカーの醍醐味は、色々あると思います。純粋にゴールシーンやスーパープレーを見ること、TVでは感じられない雰囲気を感じる為にスタジアムに足を運ぶ人もいれば、好きなクラブを応援する為に行く人もいると思います。また、見かたも様々で双方のチーム戦術的な部分に目を向ける人、好きな選手を追いかける人、また、純粋に好きなクラブや自国の代表の勝利に歓喜したい人・・・
◆ 現在のリーズについて
私は、イングランドのリーズ・ユナイテッドというクラブが好きなのですが、リーズは現在プレミアリーグの下(チャンピオンシップ)に属しています。Jリーグで言えば、J2みたいなものです。私がリーズのファンになった理由は『リーズ・ユナイテッドのファンになった理由』で書きましたが、今回、2~3年ぶりにリーズの試合を見ました。
結果は2-1の勝利でした。
今回の試合を終えてリーズの順位は、24チーム中21位。勝ち点42。
ちなみに、プレミアシップと同様に下位3チームが自動降格となりますので、まさに“崖っぷち”ってやつです。
◆ 過去のリーズについて
見ていて思ったのは、まぁ、当たり前なのですが知っている選手が誰一人いない・・・ご存知のない方もいると思うのですが、数年前のリーズはCLでベスト4まで行ったクラブです。その後クラブの経営状況が悪くなり、選手の大量放出をせざるを得なくなりました。
例えば、マンチェスターUのリオ・ファーディナント、アラン・スミス。ドイツW杯で対戦したオーストラリア代表のキューエル(リバプール)、ビドゥカ(ミドルスブラ)、イングランド代表GKポール・ロビンソン(トッテナム)、オリビエ・ダクール(インテル)等そうそうたる選手を抱えていました。そして、03-04シーズンを最後にプレミアから姿を消しました。(その他詳細は、こちらWikiへ)
■ 好きなクラブを応援すること |
◆ リーズの勝利に気づくサッカーの喜び
今回、試合を見て感じたことは、やっぱり好きなクラブを応援するって良いな!ってことです。当たり前の事ですが、なかなかそういう喜びを最近は感じる事が出来ませんでした。例えば、日本代表でもW杯の本番でない限り、どっか一歩引いて見るようになっている自分がいます。例えば、先日のペルー戦であっても「これは一試合に過ぎない。一喜一憂するほどのレベルではない」って思ってみていました。これってサッカーを数多く見れば見るほど、こうなっていくのでしょうか?勿論、勝てば嬉しいですし、負ければイラつきますよ(笑)
でも、今回リーズの試合を見て感じたのは、日本代表の時の感情とはやっぱりどっか違うのです。こちらのブログランキングなんか見ると、Jリーグや海外の贔屓クラブのブログもたくさんあります。中にはある種、盲目的に好きなクラブの事を書いている人もいたりしますよね!?でも、それはそれで恵まれているというか、どっか羨ましい感じもするのです。さらに応援するチームがJリーグであれば心から「おらが町」のチームと感じれると思うんですよ。
結局、日本代表、Jリーグのクラブであれ海外のクラブであれ、好きなチームの勝ち負けに一喜一憂するってのが、サッカーに限らずスポーツを観戦、そして応援する基本だと思うんですよ。
◆ 代表好きの日本人その理由は?!
ちょっと話は逸れますが、日本人のオリンピック好き(=日本代表好き)ってのは、例えば、海外のように「おらが町」の好きなチームが存在して応援するという環境がなかったからなんじゃないかな?って思うのです。プロ野球は長い歴史がありますが、それほど「おらが町」って感覚は強くないですよね?!(阪神、広島くらい?)それこそ、日本ハムのように北海度に移転して、地域密着を目指し優勝という結果は出しましたが、昨日今日の話です。他の球団は、なんとなく「チームと町」という単位で見たら大き過ぎる感じします・・・だから、サッカーに限らずオリンピックでも“日本代表”ってのをみんな応援するんだと思うのです。
ということで、当ブログ始まって以来、初のリーズの試合の分析を軽くやってみます。
■ リーズ残留争い中!! |
◆ チャンピオンシップのレベル
まず、チャンピオンシップをどれだけの人が観たことがあるか分からないのですが・・・今回私が見た感想を述べます。
多分、各クラブのレベルは、上位と下位では大きく差があるように思われます。特に、個々の選手の能力の差がチーム内で大きいように思いました。Jリーグでもそういうチームはあると思うのですが・・・例は挙げませんけど(苦笑)
また、試合の内容については、例えば、プレミアシップの感覚で見るとプレスが掛かりボールを奪い攻撃にシフトする局面があるとします。サッカーにおいて大切な局面の一つですね。そこでのプレーの質が酷い・・・(苦笑)まぁ、リーズ(21位)、プレマス(15位)というレベルだからかもしれませんが、「そこでボール奪える」と思ったタイミングで取れない(ミスする)、ボールを奪って「そこでパス」というところでミスが繋がらない・・・これが随所に見られます(笑)後半の最後の方は、それこそ古きイングランドサッカー「キック&ラッシュ」でしたしね。
◆ まずは、走ることから!
では、最後にこの試合でのリーズについて。
フォーメーションですがオーソドックスな[4-4-2]のスタイルですね。
守備は、お世辞にも良いとはいえません。特に、GKが笑っちゃうくらい酷い・・・もしかしたら、1stGKではないかもしれません。
攻撃は、ボランチから縦へボールを預けて・・・もしくは、サイドへ展開という形が多かったですね。その中でも中盤のキシシェフ(チャールトンからローン中)がキー・プレーヤーのようでした。またFWはデイビット・ヒーリーがキー・プレーヤー。
いや、ちょっと前にこちらのコラムで知ったのですが、欧州ではちょっとした注目選手かもしれません?!
今だからこそ銘記しておかねばならない“新スーパーエース”の活躍譚がある。彼の名はデイヴィッド・ヒーリー、北アイルランド代表。きっと、昨年9月のユーロ予選・ 対スペインで劇的なハットトリックを達成して金星のヒーローになったことを覚えている読者も少なくないはずだ(よね?)。 ニュー・ウェンブリーとクローク・パークの歴史的発進と同じ24日、ヒーリーは再びリヒテンシュタイン相手にハットトリックを記録した。リヒテンシュタイン……なるほど。いやいや、話はそれだけで終わらない。その大爆発にすわ「ヒーリー恐るべし」とラガーバック監督が警戒発令したばかりの、グループ首位で無敗の快進撃を続けていた大敵スウェーデンにも、2ゴールを浴びせて“番狂わせ”の主役を演じてみせたのだ。 |
リーズのフロント陣は「ヒーリーは、手放したくない・・・でも、高額ならば今は目をつぶろう・・・」そんな心境じゃないでしょうか?(苦笑)
とりあえず、リーズは、チームとしての戦い方云々を語る前に、前述した通り選手個々のレベルが問題だと思いました。さきほど書いた、“チャンピオンシップのレベル ”は、リーズの印象です(笑)
まずは、オシム監督ではないけど、「走ること」から始めないとだめでしょうね。ボールを持った選手のフォローや次の展開(流れに応じた)へのポジショニングが良くなかったです。はっきり言って、昨年の浦和や川崎、G大阪の方が質が高いサッカーをしていると思います。
◆ 残り5試合の重要性
試合は先制されましたが、同点とし、なんとか2点目はセットプレーからのゴールで勝利したのですが、エランドロード(リーズのホーム)の観客と選手が一体となって、2-1から逃げ切ったという印象は良かったですね。
2点目を決めた時には、ファンがタッチライン際に数名なだれ込んできて選手と抱擁してました(笑)なにせ以前は、アウェイがとにかく結果出せなかった・・・それが、これまでの過去3試合でもアウェイの2戦でドローの負けなし、ホームでは勝利しています。
残り5試合。
4/9 Colchester(A)10位
4/14 Burnley(H)17位
4/21 Southampton(A)6位
4/28 Ipswich Town(H)13位
5/6 Derby County(A)1位
結構、強敵揃いです(苦笑)バーンリーとイプスウィッチには、ホームなので必勝でしょうね。あとは、ダービーカウンティはプレミア自動昇格圏内なので、手を抜いてくれる可能性もなきにしもあらず?!問題は、サウサンプトンですね。ここは最悪引き分けたい。なぜならば、チャンピオンシップは、3~6位でH&Aのトーナメントを戦いそこで勝ったチームがプレミアに降格する仕組みになっているのです。そういう意味で、サスサンプトンも昇格争いの真っ最中なんでね・・・ということで、残留争いは、これからが正念場です!頑張れリーズ!
最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
今回は、リーズの残留を願って、クリックお願いします。
■ 第38節~第40節の結果 |
◆第39節 サウスエンド(1-1)リーズ
◆第40節 リーズ(2-1)プレストン
ちなみに、イングランドなどでは、“第何節”という表現ではなく“week~”みたいです。
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ドイツW杯 | ・ドイツW杯 総括 |
日本代表 | ・ジーコJAPAN『W杯ドイツ大会、総括』 ・敗因と日本サッカーの一つの問題点 - 日本vsブラジル【プレーバック ドイツW杯】 (オーストラリア、クロアチア戦のリンクも有り) |
Jリーグ | ・ AFC チャンピオンズリーグ '07 日程表 |
欧州サッカー | 準備中 |
リオ、スミス、ブリッジス、キーン、ボウヤー、バッティー、ミルズ、ハート、マテオ、ウッドゲート、マーティン…なかなか刺激的なイギリス人がたくさんいましたね。
みんな丸坊主にしたこともありましたっけ。
私はある程度見ているうちに特にこのチームが好きというのはなくなりました。
やってるサッカーがいいチームに目が向いてしまって。
今はよいと感じるものが増えてしまってどうでも良くなっています。
絶対不変のチームなんてありませんからね。
代表でもクラブでも
ずっと応援しつづける忠節というものは凄いとおもいますね。
私の場合忠節の対象は、信仰や家族にとどめてあとは中立でありたいと思ってます。
あとはヒーリーですが、自分のところでは散々ネタにしていますが正直代表レベルの活躍をクラブではやってくれていないですからねぇ…彼自身は前回の時のヴェルパコフスキスみたいなブレイクをしそうな予感は漂っていますけれど高く売れるなら売った方がいいんじゃないかという気はします。
幸いドン底状態の時に差をつけられることなく、残留の目も出てきましたので、唯一にして最大の目標=残留だけは達成してほしいものです。
こんばんは。
Michalikを知っているのは、日本中捜してもかなりの少数でしょうね(笑)さすがです!
私も最近は、CSKA352さんと同じような視点でサッカーを見るようになっていますね。
今回、リーズを見て思ったのは、やっぱりファンであると自分で認識したことです。まぁ、幾分、ノスタルジックな感情かもしれませんけど(苦笑)
そうそう、みんな坊主にした時がありました。アラン・スミスなど元々バッド・ボーイなので似合うのですが、キューエルは、微妙でしたね・・・
私が知る限り、数少ないリーズファンの川の果てさん、こんばんは(^^ゞ
エリック・バッケはたしか出戻りだったような記憶がありますね。
そうそう、北欧系に詳しい川の果てさんは、ヒーリーはご存知ですよね・・・実際、残留出来たら売却するような気はします。あと、クラブのオフィシャルサイトを見ると、随分とローンで借りてきている選手が多いんですよね。
プレミアシップでも生え抜きって少ないんでしょうかね?!