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【スウェーデン映画祭2015】『ホテルセラピー』 (2013) / スウェーデン

2015-09-25 | 洋画(は行)


原題: Hotell
監督: Lisa Langseth(リサ・ラングセット)
出演: Alicia Vikander(アリシア・ビカンダー),David Dencik(デヴィッド・デンシック),Anna Bjelkerud,Mira Eklund,Henrik Norlén(ヘンリク・ノーレン)

【スウェーデン映画祭2015】『ホテルセラピー』  ページはこちら。


もしも、朝、別の誰かとして目覚めることができたら…。エリカの順風満帆な人生は、出産をきっかけに突然崩壊してしまう。精神のコントロールを失ったエリカはグループ・セラピーに参加。そこで出会った仲間たちとともにホテルを転々としながら毎日自分とは違う人格を演じるセラピーを開始するが…。(「スウェーデン映画祭2015」公式サイトより)


今年はたったの2本しか行けなかったスウェーデン映画祭の1本目はこちらでした。
24日の、オストルンド監督特集も行きたかったけどね・・・。 

本作はリサ・ラングセット監督の2作目?なのでしょうか。2009年以来ということですのでちょっと間が空いたようです。
自分が思い描いたような出産ではなかったために精神的にダメージを受けた、インテリア・デザイナーのエリカと、彼女が参加したセラピーに集う人々とのドラマ。

出産を機に、考え方が変わってしまう人は確かにいて、それまでの自分とは全く違う捉え方をしてしまうことも往々にしてある。
今は出産の方法もいろいろと選べるので、自然分娩か帝王切開かを選ぶ人も多いですが、日本ではまだまだ自然分娩が主流(だと思うけど最近はどうでしょうか。。)なので、エリカのように「絶対に帝王切開じゃないと!」と固執するパターンは北欧ならではの光景かもしれません。でも出産の最中にあんなに憤ったりしたら、それこそ赤ちゃんが出てくるのに差し障りがあるような気がする。怒りのあまり出産に集中できなかった、いきめないので結果賛同を通るのが遅くなる、そして赤ちゃんの状態に影響する、など、エリカの出産の結果にはいろんな状況が考えられるけど、あの状態で逆に帝王切開ができないというのもちょっと??と思うのですが何か理由があったのだろうか。むしろ帝王切開で早く出してあげた方がよかったようにも思うんだけど。

エリカはこだわり過ぎな部分もあって、そして思い通りにならないと現実から目をそむけてしまう身勝手さも持ち合わせていて、それが出産を機に一気に噴出してきた。自分の子なのに見向きもしなかったら、果たしてそれで育つのだろうか?恋人が面倒を見ているだけ?など、細かい描写がないのでわからないが、でも世の中にはそのような母親も存在しているだろう。周囲が子の面倒を見てくれているだけでもたぶんエリカはラッキーなはずで、普通はこうはいかないのが当たり前。

そしてセラピーに通った先で知り合った4名と、日替わりで泊まるホテルのように毎日自分を変えられたら・・・と意気投合して旅に出るのだけど、ここで疑問。滞在費はエリカが全部払うということなんだけど、結構な泊数×5人分を全部彼女が負担って言うのもどんなもんだろう。最も他の4人に支払能力があるようには見えなかったからこれでいいのか(でも後半にそうでもないこともわかるんだけど)。
日替わりセラピーメニューということなんだけど、基本的にはセラピーの続きをしたり、プールに入ったり、マヤ族に傾倒する仲間の自虐思考に付き合ったりと、さすがに一貫性がない。何か動きを付けることでエリカの心が変わっていくかといえば、そうでもない。

しかしだらだらと続けていく旅の中で、彼女の心を変える出来事が起こる。それは彼女が望んでも得られなかった「普通の出産によって生まれたであろう男の子」によってもたらされる。無邪気さに惹かれてかりそめに面倒を見たところで、所詮は他人に過ぎず、虚しさによって彼女は初めて現実と向き合おうと決心していく。他のメンバーが抱える問題も相当に根深かったけど、どんなにセラピーを試みたところで結果的に現実に対応できなければ何の意味もなくなっていく。

結果としては「自分探し」系なんだろうとは思うんですが、少々粗削りな部分もあった。個々のメンバーが抱える問題をクローズアップしたところ、例えば依存症とか愛情欠乏症の部分はなかなか面白かったんですけどね。現実にはこんな話ってあるのかもしれないですね。


★★★☆ 3.5/5点






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