
登山靴はやはり歩きやすいものなのだな・・と思い知らされた次第。
今回は80Lのザックにこれでもかっ!ってくらい荷物を詰め込んだタカシが同行。
・・・それにしても強風の赤岳直下といい穂高アタックといい、結構無茶する派なのか>タカシ? ま、初心者で涸沢カールのスキーをトライする俺に言われたかないか(笑)
まーそれはおいといて、
荷物の軽量化の為にショート丈のテレマークブーツ(スカルパ・T4)で涸沢まで行ってしまえと出発したは良いけれど徳沢あたりで早くも足先がしびれてきた。このあたりまではなんとかまだ「殺意」を覚えないでいられたが、何しろ靴が片方1.5キロも有る上にクッション性が皆無なので、少しづつ意識がもうろうとしてくるは足先が痛いわでテンション急激ダウン
30分おきに靴を脱いで休憩を入れたいところであるが、今回はタカシが同行しているのでそうもいかず、早くも
苦行の様相をもよおしてきた。とりあえずこんな事もあろうかと小屋泊まり前提で荷物を軽量化してきてはいるが、背中の荷物の重さが足先に響く響く

タカシがいなかったら横尾山荘に泊まっていたかも、いやホントマジでそれくらい痛かった。
話を行程に戻すと、

横尾から橋を渡り涸沢に向かううちにだんだんと雪が出てくるようになる。

この位雪がでてくるとプラブーツの歩行がようやく楽になってくるときたもんだ。

途中こんな大穴がぽっかり開いていたりするんだよね・・・・。上から滑ってきたら結構ヤ~バ~イ~からホントに。

わかりますかね~。左右から雪崩が押し寄せて谷が埋まってしまってるのですよ。厳冬期に死の世界っていうのはホントですね。
俺につきあっていると日が暮れてしまうのでタカシには先に行ってもらい、足かせのようなブーツに更に12本爪のアイゼンの重りを追加したあと少しだけスキー板のウロコを利かして登ってみたり、結構急坂をスキーシールで登ってくるヒト達を見て感激してみたりしながら5時間近くかけて涸沢ヒュッテに到着したのでした。
その夜、私を待っていたのは1つの布団に2人寝状態でしたが、とにかく疲れていたので全く問題無かった(笑)