12月30日
7時に朝食を済ませ風速20mの外の様子に腰が重くなり、談話室でしばらくウダウダした(笑)
快晴なのはお昼までというスタッフ言葉に強風にビビリながら赤岳山頂を目指す。

風が強いのは意外にも小屋周辺だけ。 私が知っているのは常念の越みたいに風の通り道になる稜線がある事だけど、まさに小屋が建っているここがそうだった。

上の写真の撮影時間は丁度朝7時。結局下山まで富士山を再びみる事はなかった。

雪が風で吹き飛ばされて道筋は良く見えてます。

一時間もかからず赤岳山頂に到着。これで冬季の赤岳山頂に立った訳です♪

眼下に展望荘~横岳~硫黄岳

実は赤岳より急峻な阿弥陀岳。 夏にKATO氏、タカシと登ってみたいもんだ。

小雪の舞う赤岳頂上小屋

お陰さまで無事下山できました。

その日は夕食済ませた後食堂の大きなテレビで本格的な荒天を改めて知る事になった。
そして横岳から地蔵尾根を下る際に滑落事故が起きました。
足を骨折し救助隊や小屋のスタッフが暴風雪の中かけつけていく。飛び交う無線。この時点で明日の下山はやめにしようと思いました。
12月31日
朝食の再に「どーしても下山されたい方は天候不良の為なるべくかたまって下山して欲しい旨の挨拶がありました。
停滞の意思表明したあと談話室で、飛行機に乗っているような外の轟音と吹雪を眺めながら大晦日らしいノンビリとした時間を過ごす。

昼過ぎ、外はもうこんな具合。それでも登ってこられた方はいた。
この状況は結局元旦を通り越し2日の未明まで変わらなかった。
1月2日
どうやら今日は下山できる運びとなりました。
風こそ弱まりましたが視界が5mほどなのは相変わらず。
地蔵尾根が危険な為、遭難対策協会山岳警備隊の若手精鋭が途中まで先導し、集団下山する事に。
20人ぐらいいるので下からから登ってくる登山者には大変迷惑をかける事になった。
新雪な上凍ってないので危険がないように思われましたが、登山者のレベルにかなりの幅があり、かなり困難に感じた方もおられたのでしょう。
これを機に山岳会への加入検討・講習会の参加等につながると良いですね。

行者小屋に無事到着。ほっと一安心の面々。あんなに強かった風も無風。

地蔵尾根への道筋は、もはや下からは見えない。

さー帰路は南沢。それにしても良く降ったなーという景観。
美濃戸の赤岳小屋に財布を忘れる(又か!この馬鹿<自分)というハプニングやチェーンを付けて財布回収に行くも、急坂でチェーンがバラバラになるというトラブルがあったものの、美濃戸山荘で風呂に入ったり、貴重なヒト達との出会いがあったり。
お陰さまで充実した年末年始の山行きとなりました。
来年又展望荘で年明けしてみたいという方はじっくり山での経験を積んで、良ければ私と一緒に行きましょう。