熊本市会 鈴木 弘のまちづくりのすすめ

21世紀はそれぞれの地域のことは、それぞれの地域で決めていく時代ではないでしょうか。みんなで一緒に考えてみましょう。

西岡参院議長寄稿文の波紋

2011年05月19日 | まちづくりの一考察
西岡参院議長は、今月26、27日両日に開催されるG8前に、菅総理に退陣するよう異例の要求文を明らかにした。

西岡議長は、菅総理退陣の声がなかなか表面化しない理由として、非常事態に最高責任者を変えることは余程のことだというのが一般的だとした上で、菅氏は首相としての責務を放棄し続けてきたことこそが余程のことだと切り捨てている。

さらに「激流で馬を乗り換えるな」との言葉を紹介した上で、馬に激流に立ち向かう姿があってこそであるとし、菅首相には、その必死さも、決意も、すべもなく、急流で馬を乗り換える危険性よりも、そのまま続ける方が危険であると辛辣だ。

終わりの方では、「私は、いま、己の長い政治経験と、菅政権を誕生させた責任を感じ、断腸の思いです」とも。

西岡氏は75歳、当選13回(内参院2回)の民主党議員。自民党、新進党、自由党とわたり歩き民主党に合流した人物。
長崎県では元知事の息子、長崎のメディア王として落選することなく当選を果たしてきた人物として知られている。

今、国会では会期延長をしてでも第2次補正予算を編成すべきかどうかが焦点となっている。延長せずに国会を閉じて逃げ切りを図ろうとする菅総理との綱引きが続けられている。

西岡議長の発言が、こうした流れにどのように影響を与えるのか。先の読めない政治状況がしばらく続く。


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