熊本市会 鈴木 弘のまちづくりのすすめ

21世紀はそれぞれの地域のことは、それぞれの地域で決めていく時代ではないでしょうか。みんなで一緒に考えてみましょう。

政令都市スタートに寄せて

2012年04月02日 | まちづくりの一考察
3月31日から4月1日かけて、政令都市移行を祝う各種イベントに参加した。その中でも、びぷれす広場で開かれたカウントダウン・イベントが印象深い。

昨年の12月市議会の一般質問で、0時でのカウントダウンイベントの開催を求めた。私の知るところ、これまでの政令指定を受けた都市で、カウントダウンイベントを行った所はない。

行わない理由は分からないでもなかった。政令都市になれば行政の仕事も大きく変わる。そのための準備に追われ、それどころではないと言ったところだろう。

だからこそとの思いがあった。
今は報道機関の影響が強い時代だ。例え前夜祭やプレイベントをやっても、それらは政令都市になる前の出来事だ。

朝一番の新聞やニュースで、熊本市が政令都市になったことを知ってもらうには、1日10時からの移行記念式典では遅い。

1日は日曜日、多くの市民は桜満開ということもあって朝から出かけてしまう。政令都市のスタートは、一人でも多くの市民とともにスタートすべきだと思ってきた。

朝刊や朝のニュースで政令都市のことが流れれば、そうなんだ。という気持ちで出かけて貰える。欲張って言えば、全国の報道で朝から取り上げられたらラッキーだ。

こんな気持ちからの提案だった。
調度、12月は東京の母が亡くなった月で、質問も準備不足だったこともあり、行政には唐突な質問となってしまった。申し訳ないと思いながらの質問となってしまった。

当然、余り前向きな答弁は返ってこなかったのだが、多くの議員からも、やるべきだとの応援も頂き、結局、前向きに検討することとなった。議員諸氏の応援に感謝している。

「政令都市移行記念 カウントダウンくまもと」と銘打たれて始まったイベントは、多くの民間団体の協力で、ミュージックパホーマンスが開催された。
ソプラノ歌手、ピアノ連弾、オーケストラ、ジャズ演奏、アコーデオン演奏、バレエ、パントマイムなど、参加された市民とともに心豊かなひと時を送れた。

1日に幸山市長と別の式典で話す機会があった。
その時、市長から「提案頂いてありがとうございました。」との話があった。忙しい思いはさせたけど、提案してよかったと思った瞬間でもあった。
それよりも嬉しかったのは、ビプレス広場に集まった人たちが一緒になって楽しんでくれたことだ。

こんな積み重ねが、まちづくりを進めると改めて確信した。 

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