今日はここまで

つたない雑記です。
超・気まぐれ更新(^^;

雨の世田谷

2007年09月30日 | Weblog
やっと涼しくなったな・・・というより、涼しくなりすぎ?
今日も朝から雨で、空気もひんやり。半そでじゃ寒いくらいだw(といいつつ半そで姿の自分^^)

昨日のTV「宇宙船地球号」で2030年の東京をシュミレーションしてたけど・・連日の40℃超え、光化学スモッグ、もはや生命維持として不可欠になるエアコン・・
リアルすぎて、恐ろしい!
今日は涼しくても、地球は確実にその体温を上げつづけてる事実が、とても重いです・・・世界中、誰ひとり逃れられない“大きな宿題”。


さて、写真は、世田谷美術館のある砧公園の樹木。
この写真・・実は昨日ではなく、一ヶ月前に撮ったものだったりしますが、まぁ気にせずに(^_^;) 一ヶ月前は森中でセミが大合唱しててうるさかったけど、さすがに昨日は静まり返ってましたね。

そんな世田谷美術館に見に行ったのは、区民ギャラリーで開催中の『山崎曜の「手で作る本の教室」展』。

職場の人に山崎さんの本を紹介されて、さっそく自分も購入したのですが、(こんな製本の仕方もOKなのか)と新鮮な驚きがありました。 普段、手仕事とはいえ、仕様書どおりの規格品ばかり製本しているので、あまり他の製本方法に気が向いたり、触れたりする機会がないので・・・こういうオリジナリティある製本・装丁は純粋に面白いです。

で、この本の中でひときわ興味を引いたのは「コプティック製本」という、糸で綴じる製本方法。
糊を一切使わないので、やり方を覚えれば何時でも何処でもできるし、何より背中に綴じた糸のきれいな形がむき出しに見える所が面白い・・・と、さっそく自分も本を見ながら試してみたのですが、む・・難しい; 本には糸の進ませ方が丁寧に描かれているのだけど、どうもやってる内に頭の中でこんがらがってくるんですね・・・まぁ、私の見方が悪いだけなんだけど(^_^;)
そこでこの作品展にコプティック製本の作品があればゼヒ参考に~、と思った次第ですw

で、実際会場に行ってみると、教室の生徒さんの作品とともに、山崎先生の作品もたくさん展示されてました。その中にはお目当てのコプティック製本(それも本に実際に載ってる作品)がっ!・・もう穴があくほど観察したです(笑)
どうやら先生自身もこの綴じ方を説明するのは難しかったらしく、展示品の横にある解説に、綴じの図解をつくる苦労が切々と書かれてた・・・^^; でもやはり実物を見ると、綴じ糸の流れがわかって参考になります。
他にも本に掲載されてた作品がたくさん展示されてて、そのどれもが(手袋をしてですが)手に取って眺められてうれしかった! 教室の生徒さんの作品もみんなクオリティが高くて興味深かったです。

会場には、山崎先生ご本人もいらしてて、来場者の質問にも気さくに答えておられました。(私もドサクサに紛れて、先生にコプティック製本のことを質問してしまった・・・いろいろ教えて頂いて恐縮です^^;)
ともすれば堅苦しく考えがちな製本技術だけど、先生の作品はどれも自由な発想にあふれてて(答えは一つじゃない)ということを教えてくれます。そしてそれは、気さくな先生の人柄だからこそ、具現化できるものなんだとも思いましたw


てなわけで、この作品展の開催は、じつは今日が最終日で午後4時までだそう・・・ってあと1時間しかない(汗)
興味ある方は、世田谷美術館・区民ギャラリーA へダッシュ!(オイ;;