丹桂
今朝突然告知もなく
とてもよい香りに出会い
辺りを見渡すと金木犀にいつの間にか花が咲き
芳香を放っている
昨日樹木に花はなく
もう少し後かな・・・
そう思っていた矢先の花の香り
いい匂い
暫し足を止め花との逢瀬を楽しむ
私の初恋
明日
逢えるかな・・・
雨風つよいみたいだし
・・・
雨風に弱く
咲いた翌日雨に遭えばその別れは早く
一香を残し散りはてる
この金木犀の謙虚な花姿この短い命
これ . . . 本文を読む
夏日、
土曜の曇天が一転して昨日は青空。
10月も6日だと言うのに暑い一日で、それはないだろうという一日に終始した日曜日、
今日も昨日と余り変わらず暑く、ちょっと動くだけで汗が流れる。
もう街では蝉の声は皆無になって、もう山でも聞くことはないだろうと思いながら山に入ると標高300くらいの森のなかでツクツクボウシがワン・・鳴いている。
この蝉いつまで鳴くのだろう、そんなことを考えながらしばし座って . . . 本文を読む
薄ら、
さすが10月ですね、この街中でも一足早くと言うか、敏感と言おうか、肌がデリケートと言うか樹木によっては敏感肌となってもう薄ら、新雪が積もったように染まっている桜と銀杏、モミジバフウ、これらの樹木は私の街で一番早く染まり始める樹木。
早いね・・・君たちは、
いつもこの時期になるとなぜか気になってわざわざ寄り道して、
見上げながら話しかけ、薄く染まった一葉・・を探す私、時々朝が早いと染まった一 . . . 本文を読む
ダウン
爽やか・・・
久しぶりに気温が下がり
外に出ると清々しい空気に抱きしめられる
この感じ
いつまで持つかな
そんな想いを巡らしながら歩く朝
全体が穏やかでひんやりとしている
そんな冷やかな中で見つけた公園の2本
銀杏とメタセコイヤ
この2本もう淡い染まりをみせている
早いな・・・もうカウントダウンか
その様子
愛する剣の稜線に薄ら積もる新雪
そんな彩が匂う2本
染まり早そう。
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崩れ
柵の外された朝の雰囲気はおもたく
北風が強く吹くでなく
とか言って寒いと言うこともなく
空一面広がる灰色も層を作ることなく
絡み合って縺れることもない
なんか中途半端
でも
なぜか朝から不機嫌で
時折涙の一滴がパラ・・落ちて来る
雨か・・・
そう思って立ち止まると直ぐに止み
また時を見計らってパラ・・落ちて来る
時雨か・・・
そう思って空を見上げるが
未熟なのか崩れる気配が感じられない . . . 本文を読む