四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

この雨で秋が深まるかな

2010-09-23 | Weblog
来襲、 まだ夜の明けない朝方に、それは闇をゆるがす雷鳴となって襲って来た。 激しい闇を引き裂き、辺りを眩い光で混乱させる稲妻、 残骸となって残る夏の塊を、激しい怒りの一撃で撃破するこの侵略者は、塊に容赦なくダメージを与え、粉々になるまで打ち砕き、怒りは号泣となって降り注ぐ。 終わり、夏の終焉か、齎されるのは秋の清涼感か、私はこの一撃に期待し、 言葉でない秋の訪れを・・・ 望みたい。 雷鳴 . . . 本文を読む
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私、ゆとりを忘れていたかな・・・

2010-09-22 | Weblog
虫の声、 一枚のページをめくるように扉を開けると、せわしく聞えてくる虫の声。 長い間この町に住んでいると、今では虫の声も判別出来なくなってしまい、 おや、この声は誰かな・・・この声の主は誰、 メジャナーな鈴虫は判るけれど、キリギリス、コオロギ等の声が判別出来なくなっている。 老いかな・・・それとも余りにも長く住みすぎたのかこの町に、 無数に散らばる星空を忘れたように、また一枚の空白が私の心に広 . . . 本文を読む
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一花の便りがいまだに届かない

2010-09-21 | Weblog
届かない絵手紙 そろ・・街でも秋を感じることが出来るかな、そう思うこの頃、 ホットが丁度いい感じになって来た朝に見つけた盗人萩の一花に、萩が咲いてもいい頃なのにいまだに咲かない。 週末に歩いたいつもの里山の森のなかに差し込む、陽光が微妙にゆれるのは森に充満する夏の残骸のせいか・・・ 沢の喘ぎ、水の流れが描くひんやりとした狭い一間、 あれほど右往左往していた沢蟹は穴の中に潜り込んで見当たらない。 . . . 本文を読む
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紀行

2010-09-18 | Weblog
花紀行「萩」 秋の七草のひとつ、萩。 萩は主に2種類、宮城の萩と山萩、主に見るのは山萩かな・・・ 今年の開花は遅れ気味である。 桔梗に比べると地味で素朴で、モンペをはいたおばさんという感じかな、 別に蔑視しているつもりはないけれど、一花の誘惑に駆られることもない。 そういう意味では可哀そうかな・・・ 人が思うほど花はそうは思っていないかも? 万葉人がこの萩を愛し歌にして読んだ一花、遠い古の時 . . . 本文を読む
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私の浅い眠り

2010-09-17 | Weblog
夜明け。 深い眠りの扉がひとつの夢によって壊され、 砕かれたガラス片がこぼれるように、引きずりだされるように目が覚めた朝の表は暗く、 あの微妙なバランスの色彩が絡み合う一枚のアート闇のラフ布に蔽われ、 引きずり落とされるのを待っている。 暗い・・・ 相変わらず疎らな星をみつめながら「少ないな・・・」 そう思う夜明け前の空。 浅い眠り 私 ・・・ 最近眠りが浅い それは年 そうかな・・・ . . . 本文を読む
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