今日の空、
平筆にタップリ青絵の具を含ませて、一筆で描きあげた空が地平まで広がっている。
スカットした木綿の空、染めた青空、染みる木の葉、夏草の緑、
主役の紫陽花がまだ見ぬ長雨に恋うている。
大輪の花よ、夢見るのは雨との逢瀬か、
その気持ち、知っているのか知らないのか、雨はいまだにその片鱗も見せない。
秘密
誰もがひとつ持っている秘密
私はないわ・・・
澄み切った青空のように染みひとつない
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今日の朝、
今日も朝からいつもの曇天、
このまま氷海が崩れるように雨となって行くのだろうか・・・
煮え切らないと言うか、決断が悪いと言うか、もじもじしているのがいじらしく感じる今日の曇り空。
降るかな・・・微妙な想いにゆれるこの感じ、若き頃の恋する気分。
心
苛立ちの中にいつも存在する
私の塊(心)
そんないいものではないか
毎日の生活の仲で
いつも見えない敵に左右される私の心
悩み
迷い . . . 本文を読む
今日の朝、
風が雨を呼んでいる。
空はいつもの煮え切らない曇天の灰色、ところどころに染みのような闇の雲が混ざり、
今にも悪戯しそうな気配が感じられて、
「おい・・もう少し待てよ」そう言いたくなる。
朝の風は、ヒュー・・・ドロ・・ザワ・・吹いて、
幽霊屋敷の雰囲気を醸しだしている。
姫女苑
6月の姫女苑
可哀そう・・・
なぜって
咲きはじめが夏前の草刈の時期だから
あっという前に伐られてしま . . . 本文を読む
花紀行「紫陽花」
そろ・・紫陽花の花の咲く頃になって、思い出されるのは雨の季節。
最近は何所にでも植えられ、改めてこの花を求めて・・・そう考えてしまうけれど、
やはり6月は紫陽花である。
薔薇、百合のように華やかで香りこそ劣るけれど、
意外と豊富な色彩は心と瞳を楽しませてくれる花である。
紫陽花の名所は至る所にあって、私の生まれた足羽山もこの花の名所である。
子供の頃はさして興味もなく、まし . . . 本文を読む
今日の朝
やわらかい水色の空に、引っかき傷のような筋雲が散らばり、
朝から夏を髣髴させる空となって広がっている。
鮮やかな緑、甘味を増した薫り、熱射を巻き上げることのない微風、そろそろ花の終わりを迎えるさつき、
朝を歩くと、そろそろ雨を迎える準備が整い始めた様子を知ることができる。
ある風景
いつもの窓から見える落葉の大木
昨日は若葉・・・
陽射しが透けて見えたのは昨今のような気がする
そ . . . 本文を読む