この暗さが余計人の温もりを求めさせる

朝から雨が上がるのは昼前後、
そう言っているが先行きは暗い

雨、
今日はまたトーンの低い灰色の雨空になっている。
窓からまだ暗い外に目を向け、耳を澄ますと雨音が激しく聞こえ、その音を確かめるように扉を開け外に出ると雨が激しく路面を叩いている。
雨か・・・止むかな、そう思って手を出し、雨の冷たさを確認、意外と暖かい、
そう言えば朝の私の温まった体に、あの冬特有の冷気の纏わりが感じられない。

この雨、午前中と言っていたが昼には上がるだろうか、そう思いながら空を見る。
暗いモノトーンの空色が全体を占めて、暗示の先行きは雨の居残りを示している。
降雨

色彩を奪う灰色
この低い重いトーンが
私のモチベーションを下げている
１１月最後の祝日

人は都合よく出来ていると言うか
解釈すると言うか
いつも自分に都合よく当てはめ
正当化して満足する
つまり困った人種である

人が生きるように
この星も生きているわけで
全てが人に有利に働くわけではない
それを知りながら
自分に都合よく当てはめる人に
この星は閉口している筈

そのため時々愚図る
今日がその一日
朝から雨である。