缶コーヒーと雨

缶コーヒーと雨
朝には缶コーヒーを飲まない私が、いつも朝に入れる珈琲を作るのが面倒なものだから、そう言えば冷蔵庫に残っていた缶コーヒーを思いだし「あの缶コーヒーを飲もう」
そう思い立ち、冷蔵庫を開け、手にした缶コーヒーの微糖。
「冷たい、よく冷えている」蓋を開け、一口飲む、この目覚めに丁度良い甘さ、微糖。
いつも無糖で飲む私が「美味い、結構いける」そう思った一缶、
たまには缶も悪くない、そう思う朝の缶コーヒー。
何もしないで

眠りのなかの悪夢から目覚め
暗さと静寂の中で
わずかな明るさを手探りで探し
外の気配を伺う

暗い
・・・
余りに静かで活性が感じられない
この様子だと雨か
重い体を起こし隙間から外の様子を窺う
やはりな・・・
光は厚い雨雲で遮断され
雨がリズミカルに降っている

これだと今日一日何もしないで
雨と戯れて過ごすことになりそう。